悪役となって正義を蹂躙せよ!
ディズニーシリーズ注目のボードゲーム
今回紹介するのはディズニーヴィランズ 悪の勝利
ラベンスバーガーより発売されている作品です。
本記事投稿現在、基本セット「悪の勝利」に加え、拡張セット1~3が日本語版でリリースされています。
今回はその中でも基本セットの紹介になります。
実際の対戦の様子から、レビューしていきたいと思います。
ディズニー ヴィランズ ゲーム概要
2~4人用文字通りディズニー映画に登場するヴィランズ(敵役)となって、本来は成されるはずのなかった悪の勝利を目指します。
基本セットには以下のヴィランズが含まれています。
- マレフィセント
- ジャファー
- フック船長
- ハートの女王
- プリンス・ジョン
- アースラ
手番ではカードをプレイするためのパワーを得たり、パワーを支払ってカードをプレイしたり、相手側のヒーローカード(いわゆる正義側)のプレイをして妨害したりと、ボードゲームと言うよりカードゲーム寄りのプレイ感に仕上がっています。
以下、実際の対戦から、ゲームの詳細を紹介していきますよ!
マレフィセントvsジャファー
私がジャファーを使用、妻がマレフィセントです。
それぞれのデッキ、ボード、駒を受け取ります。
手引書がヴィランズ毎に用意されているので、ゲーム開始時に目を通しておくと良いでしょう。
勝利条件や、立ち回りのヒントなどが書かれています。
カードは言語依存が大きく、テキストもそこそこの量。
カードスタンドがある方が視認性が良くて、プレイしやすいかもしれません。
手番でカードプレイアクションを選択すると、左上の数値だけパワートークンを支払うことで、プレイすることができます。
カードには即時効果の使い捨て、自分の場に残り続けるものがあります。
ボード上には4か所スペースが用意されています。
ちなみに背景が白いカードはヒーローカード。
いわゆる映画内では正義にあたる役ですが、今回はヴィランズ(敵)が主役なので、プレイヤーにとって敵になります!
相手がヒーローカードのプレイを選択すると、こちらの陣営に妨害をしかけてきますよ!
カード中心なので、プレイ感はTCGの感覚に近いですね。
ゲームが始まって早い内にTCG経験のない妻ウケがあまり良くないのがわかります。笑
一応、ディズニーテーマなのでなんとなくフレーバーは伝わりますが、テキストを読み、カードの効果を把握して立ち回る必要があるため、好き嫌いは分かれそうです。
ちなみに私がモタモタと準備をしているうちに、マレフィセント側があっさりと勝利条件を達成しました。笑
え?もう?と素で言ってしまいましたね。笑
相手の動きはヒーローカードで妨害するしかないため、自分の場に集中しすぎたせいで手遅れになっていたようです。
また、こちらのキーになるカードがデッキに埋まっていて、中々引けなかったのが痛かったですね。
上手く立ち回れなかったのもありますが、引き運にかなり左右される印象でした。
ゲームの所要時間は30分程度
フック船長vsハートの女王
と言うわけで気を取り直して、別日にボードゲームカフェでプレイしてみました。
お相手はばっちりヘビーなボードゲーマーです。
私がフック船長となって、ハートの女王と戦います!
戦うとは言ったものの、やることはやはり自分の勝利条件達成のために奮闘すること!
あとはたまにヒーローカードで相手の足を引っ張ることでしょう。
ヒーローカードはとにかく強力で、プレイされると大体こちらが大損害を食らいます。
この妨害し合うプレイ感も好みが合うか、検討した方が良いポイントになりそうです。笑
今回も気づいたら、相手がいつの間にか勝利条件を達成し、敗北!
自分のカードプレイと妨害のバランスが中々難しいですね。
フック船長も頑張ったんですが、宿敵ピーターパンと相まみえることもなく負けてしまいました。
プリンス・ジョンvsアースラ
ってなわけで最後は残ったヴィランズ2体の対戦です。
プリンス・ジョンはとにかくパワートークンをため込めば勝利できるため、カード効果もパワー獲得に寄っていますね。
ただ、カードのコストもしっかりかかるので序盤は割と自転車操業なプレイ感でした。
ヒーローカードもこちらのパワーを奪い取るものが多いので、妨害され続けると苦戦しがちです。
妨害し合う泥沼展開の中、なんとかパワーを貯めて勝利!
45分程度かかりました。
どうやらアースラの勝利条件はかなり難しいものらしく、手こずってたようです。
ようやくヴィランズで初勝利した瞬間でした。笑
ディズニー・ヴィランズ 感想
ディズニーのテーマは良く、箱絵やカードイラストの雰囲気はやはり目を見張るほど良いものがあります。本来はあり得なかったヴィランズの勝利を目指すと言うのも、ディズニーファンはもちろん、ボードゲーマーとしても惹かれるものがあるように感じます。
ただ、それだけにやはり惜しい仕上がりと言わざるを得ないのもの事実・・・。
面白いテーマをカードゲームに落とし込んだは良いものの、キーカードの引き運に左右される点と、妨害で足を引っ張りあうインタラクションが、ちょっと個人的に合わないと感じました。
ゲーム展開が少し間延びしがちで、劇的な展開も少ないため、まだ終わらないの?となってしまいそうです。
2人プレイだからまだ良かったですが、3~4人になるとちょっと時間が長くなりすぎそう。
個人的にはディズニーは割と好きなので、もう少しスマートにまとまっていると、良かったです!
ゲーム自体の評価5/10、ディズニーで+1と言った感じです。
もちろん、好みの方もいると思いますので、このレビューはどうかご参考までに!笑