大人気シリーズに待望の新作登場!
サンプルレビュー
本記事は、uchibacoyaさんより製品化前のサンプルをお借りして作成しているものになります。
実際にリリースされる商品とは仕様が異なったり、ストレッチゴールを含む可能性がありますので、どうかご了承ください。
今回紹介するのはスカイガーデン、そしてディノガーデン
国内では屈指の人気を誇るボードゲームメーカーであるuchibacoyaさんよりリリース予定の作品となります。
uchibacoyaさんでガーデンと言えば、水族館経営をテーマとしたアクアガーデンですよね!
アクアガーデンは中量級のボリュームながらしっかりとした歯ごたえのある作品であり、ハイクオリティなコンポーネントも相まって、発売当初も大きな話題となりました。
当ブログでも何度も取り上げさせていただくくらいに、お気に入りの作品でもあります。
そんなアクアガーデンの系譜を継ぐ作品として、2025年にスカイガーデン&ディノガーデンのリリースが発表された際は、心躍るボードゲーマーが多かったのではないでしょうか。
今回は特別に先行プレイの機会をいただいたので、しっかりとレポートさせていただきますよ!
ガーデンシリーズってどんなボードゲーム?

水族館経営をテーマにしたアクアガーデンに始まり、鳥類園のスカイガーデン、恐竜園のディノガーデンへと続いていきます。
各作品はテーマが分かれている通り、完全に独立しています。
混ぜて遊ぶことはできないのでご注意ください。
ベースとなるルールは全シリーズ共通であり、少なくとも1作プレイすれば、他の作品も比較的簡単に導入することができる構造となっています。
今回は新作のスカイガーデンとディノガーデンの紹介がメインですので、新規要素について多く触れいく予定です。
ルールについて紹介しているアクアガーデンの記事がありますので、シリーズ未経験の方はまず先にご覧ください!
なお、事前登録ページが既に公開されています!
最新情報をゲットしたい方はぜひチェックですよ!
スカイガーデン

コンポーネント&ルール紹介

↑セットアップの様子がこちら
鳥類園を模した爽やかな色合いのボードに、高品質な木ゴマを含めたコンポーネントが光りまくりです。

見てくださいよ、この可愛らしい鳥さんたち。
こんなのがこれから自分の鳥類園に来てくれちゃうわけですよ?やばくないっすか?

今回のお借りしたサンプルには9種類の鳥駒が含まれていました。
どれも造形豊かで、思わず愛でたくなること間違いなしです。

メインボードはアクアガーデンプレイ済の方であればお馴染みのデザインではないでしょうか。
アクアガーデンではボード上に直接駒を置いていましたが、スカイガーデンからはチップとなりました。
駒を布袋から引いていくと、どうしても手触りで認識できたり、小さい駒が残りがちだったりと課題があったので、チップ式はそうした課題をきれいに解消してくれています。

各プレイヤーはオーナー駒を時計周りに動かしていき、止まったマスの効果を得ます。
動かせるマス数に上限はありませんが、手番は最もトラックの後方にいるプレイヤーに回ってくるため、相手や自分の欲しいマスを見極めながらオーナーを動かしていく悩ましさがあります。

獲得した鳥は自身の鳥類園に配置することができます。
鳥類園には6つの飼育スペースがあり、各スペースで収容できる容量が決まっています。
ボード下に記載されており、基本収容量は4ですね。
各鳥に設定された容量を基に、上手く飼育スペースをやり繰りしていくのが本作の面白さの1つです。

木を配置したり、湖を掘ったりすることで飼育スペースを広げるだけでなく、単純に見た目にも良くなります。笑
限られたラウンドの中で、鳥類園を豊かなものにしていきましょう!

メインボードのマス取りもそうですが、他にプレイヤー間のインタラクションになる要素として、早取りのマイルストーンが用意されています。
ゲーム毎にランダムに目標が設定され、達成したプレイヤーから自身のマーカーを配置していきます。

マーカーは配置するだけ得点が伸びていく他、マイルストーンボード上で縦横のビンゴになっています。
1列にマーカーを配置しきれば、対応したボーナスが獲得できます。
早く達成したプレイヤー程、恩恵が大きくなるので、競争が熱くなる要素ですね!

プレイ人数に応じた規定ラウンドを行ったら、ゲーム終了です。
得点計算で勝敗を決める他、各プレイヤーの出来上がった鳥類園を見て、感動を分かち合いましょう。笑
新規要素「繁殖」

さて、スカイガーデンの大きな特徴をここで紹介します。
ゲーム開始時、プレイヤーには巣箱が配られます。
スカイガーデンでは鳥類園でつがいになった鳥達が産卵するシステムが追加されました。

同じ飼育スペースにいる同種の鳥1組と、巣箱スペースがあれば産卵の準備完了です。

メインボード上の色が濃くなっている産卵スペースにオーナーが止まると、つがいの鳥たちは繁殖を行います。

対応した鳥の種類が初めての産卵であれば、巣箱上、該当の鳥の絵が描かれた上に卵を配置します。

既に卵を産んだ鳥が産卵すれば、それ以降は個人ボード上部の卵トラックを進めていきます。

ゲームが進んで鳥類園につがいが増えていけば、巣箱には卵が↑このように増えていきます。
卵は最終的に追加得点要素となっており、なんと卵の数×個人ボード上の卵トラックの数値の分だけ得点します。

卵の得点は無視できない程度に大きい要素となっており、ゲーム全体で獲得する得点の中でも多くの割合を占めています。
積極的に挑戦したくなる新要素として、特にガーデンシリーズに慣れているプレイヤーには刺激的なこと間違いなしですね!
よりアッパーなガーデンシリーズに!

他の新規要素として、お金を払えば追加の飼育スペースを獲得できたりもします。
しれっと言ってますが、飼育スペースが1つ増えるだけ得られる恩恵は大きいです!

様々な新規要素も相まって、アクアガーデンより得点が伸びやすいいわゆるアッパーな仕上がりになっていると感じました。
どれも挑戦的な要素に思えて、しっかりとゲーム内での存在感を放っており、システムとしても上手く機能しています。
アクアガーデンのルールがベースにあれば、こう言った新規要素について導入すれば割とすんなり遊べるのも嬉しいですよね。
要素が増えたことにより若干プレイ時間には影響が出そうですが、それでも一般的な中量級ボードゲームの容量に収まっていると思います。
これはまた良い作品を作ってくれたな、uchibacoyaさん・・・!と言うのが素直な感想ですね。笑
続くディノガーデンにも勝手に期待が膨らんでしまいます!
ディノガーデン

コンポーネント&ルール紹介

さて、続いてディノガーデン!セットアップの様子はこちら↑
スカイガーデンの爽やかな雰囲気とは打って変わって、全体的に荒々しい恐竜を思わせるデザインに。

恐竜園に立ち並ぶのはもちろん恐竜!いや、ちょ、これもやばくないっすか?
ハイクオリティすぎて思わず他のボードゲームにも転用したくなっちゃわない?笑

この駒が入手できるだけでも、本作を購入する価値があると言っても過言ではないでしょう!

メインボードはお馴染み仕様、基本ルールも他のガーデンシリーズに準拠します。
早取りのマイルストーンがメインボードに組み込まれました。
マイルストーンは上下タイルの4組で構成されており、上下両方の条件を達成することでボーナスを獲得します。

ボーナスはプレイヤーによって選択できます。
ゲーム開始時に同じ内容の5枚1組のボーナスカードが配られており、マイルストーン1組の達成によって1枚使用できます。
別のマイルストーンを達成した際は、残ったカードからまた選択できるので、各ゲーム場面に応じたボーナスを選べる仕組みなっています。

個人ボードの仕様も今までとほぼ同様ですね。
火山や湖と言った恐竜独自の要素が盛り上げてくれます。

特定のタイミングで購入できる特殊恐竜は飼育容量を取りません!
追加得点や特殊効果など、効果は大きいので積極的に恐竜園に招待したくなりますね。
新規要素「食物連鎖」

さて、ディノガーデンの新規要素について紹介していきましょう。
ディノガーデンで登場する恐竜は草食3種類、肉食3種類に分けられています。
草食恐竜を獲得すると、対応した肉がついてきます。

ラウンドの終わりには捕食フェイズが待っています。
各飼育スペースにいる肉食恐竜は同じ飼育スペースにある肉を1つ食べる事ができます。

肉食恐竜によって食べる肉が決まっています。個人ボード上部の捕食トラックを参照しますよ。
肉食恐竜が肉を食べる毎に、捕食トラック上でマーカーが前進していきます。
勘の良いボードーゲーマーさんであればもうお気づきになっているでしょう・・・
捕食トラックを進んでいくと各種ボーナスが手に入る他、マーカーが進んだ度合いに応じてゲーム終了時の追加得点となります!

スカイガーデンの「繁殖」同様に、大きな得点要素となっています。
捕食トラックには複数のパターンが用意されており、ゲーム毎に違った要素を楽しむことができるようにもなっています。

肉を供給する草食恐竜と、肉食恐竜を単純に同じスペースに配置すれば、簡単に捕食トラックを進められるように思えますが、最終得点計算において草食恐竜と肉食恐竜は分けて置いた方が得点が伸びるように設計されています。

効率的な恐竜飼育のために用意されているのが、飼育員によるピック&デリバリー要素です。

メインボード上の特定のマスに止まることで飼育員の移動が発動します。

飼育員は肉を拾い、そして撒きながら反時計回りに個人ボード上を移動していきます。
これにより肉を求める肉食恐竜へ、肉を供給する草食恐竜から肉を効率的に運搬できるようになっているんですね!
捕食フェイズ終わりに各草食恐竜は肉を生み出す仕様にもなっていますよ。

ガーデンシリーズにまさかのピック&デリバリーの要素が加わり、これがまた良い塩梅に機能しています。
単純に高得点を求めて恐竜を配置するだけでなく、肉の供給ラインを考えることが加わることで更にやりごたえのある要素となっています。
ボードゲームに慣れている方であれば、ガーデンシリーズの初作品としてトライしても良さそうですが、まずはアクアガーデンから導入する方が良いでしょう。
よりゲーマーに刺さるデザインに!

アクアガーデンのベースを生かしつつ、食物連鎖ルールによって更に複雑に、そしてしっかりと面白い仕上がりになっているように感じました。
ガーデンシリーズの中では最も上級者向けと言えるでしょう。
恐竜テーマが好きなボードゲーマーの私としては、実は1番刺さっているガーデンシリーズだったりします。笑
2人プレイで大体1時間くらい、こちらも大変満足感の高い仕上がりでした!
スカイガーデン&ディノガーデンは2025年クラウドファンディング開始予定!

と言うわけで今回はガーデンシリーズ最新作について紹介させていただきました。
このような素敵な機会をいただけて、ボードゲーマーとして感無量です。
どちらの作品も大変素敵でオススメできる仕上がりなっていました!
ぜひ気になっている方は事前登録ページに登録して、最新情報をチェックできるようにしていくことをおすすめします!