THE DOWNFALL OF POMPEII ポンペイ滅亡 [ボードゲームレビュー評価:7.5/10]

繁栄都市が一夜にして滅亡!?

伝説の不謹慎ゲームの紹介です!

今回紹介するのはTHE DOWNFALL OF POMPEII

日本だと「ポンペイ」、「ポンペイ滅亡」の作品名で知られている作品です。

日本語版の発売はありませんが、和訳付き中古版などでたまに流通しています。

ちなみに私は駿河屋で和訳付き中古を約8000円で購入しました。

ポンペイってどんなボードゲーム?


2~4人用

西暦79年に現在のイタリアで起きたとされるヴェスヴィオ火山の噴火により、火砕流に飲まれた街「ポンペイ」を舞台にした作品

前半は街の発展、火山噴火後の後半は街からの脱出が目標となる2部構成となっている

ゲームの流れ


ポンペイの街を模したボードを広げ、各プレイヤーに駒とカードを配ります。

前半はプレイしたカードに応じたスペースに自分のコマを配置していきます。

他のコマが置いてあるスペースにコマを置くと、さらに他のスペースにコマを追加で配置できる縁者ルールがゲームの途中で導入されます。

とにかく多くコマを置いて、街を発展させていきましょう。


山札を一定数めくると噴火カードが現れます。(ここから先述の縁者ルールが解禁されます)

1枚目はまだセーフ。


1枚目の噴火かーど登場以降は、予兆カードがチラホラめくれ始めます。

予兆カードを引いたプレイヤーはボード上から、1つコマを選んで火山に投げ入れることができます。

最終的に自分のコマを多く逃がせば勝利となるので、相手のコマを積極的に投げ入れて減らしてしまいましよう!


2枚目の噴火カードがめくれた瞬間!ゲームは次のフェーズに移行します。

ヴェスヴィオ火山がついに大噴火したのです!

ここからは住民たちの命がけの脱出が始まります。


手番ごとに溶岩タイルが追加されていく中、駒を2つずつ動かして、街の出口から脱出することを目指します。


溶岩タイルに下敷きにされたり、囲まれたりしたコマは逃げ遅れとなり、火山に投げ入れられます・・・!

最終的に最も多くのコマを逃したプレイヤーの勝ちです。

プレイ&感想


2人プレイと3人プレイの感想です。

まずは何といってもテーマ!と、その知名度のインパクトが大きかったですね。

ボードゲーマー、何故かポンペイって知ってません?笑

日本語版未発売で、最近の作品でもないのに、意外と知名度あるんですよね!

ボドゲ会で取り出すと、「あ!ポンペイだ!」みたいな。笑


システム的にカードの引き、タイルのめくれに振り回されるため、運要素のウェイトが若干大きい作品だと思います。

ですが、駒を追加で置くルールやタイルの配置に関して、プレイヤーの選択によって幾分調整が効くため、それなりに戦略的なのも面白いんですよ!


火山にポイポイと駒が投げ込まれていくのは、一応テーマ的には笑えないんですが、まあ!盛り上がります!笑

予兆カードはそれはもう、ダイレクトな相手への攻撃なので何とか自分が引き当てていきたいですね。

ルール説明込みでも大体30~40分くらいで終わるので、ボリューム的にも丁度良いです。

2人でも良いですが、3~4人いた方がダイナミックな移動ができて、さらに白熱しそうですね。

気になる方はぜひチェックしてみてください!