今回紹介するのはカタン エネルギー
あの有名な作品が環境保護とエネルギー生産をテーマに生まれ変わりました!
カタンと言えば、有名すぎて下手したらスーパーのおもちゃ売り場にも置いてあるくらいにメジャーな作品!
ボードゲーマーとして経験しないわけにはいかない!と言っても過言ではないのではないでしょうか(そんなことない)
建築、手札管理、交渉などのシステムを基に、中量級程度のボリュームに収まったプレイ感。
国内外で多くの愛好家がいますよね。
そんな超有名作品のマイナーチェンジ版であるカタン エネルギーの日本語版が発売されるとなって、個人的にもかなり注目をしていたわけでして。
熾烈な争奪戦が繰り広げられる中、たまたま運良く入手できてしまい、着弾から数か月経ってようやくプレイの機会に恵まれました。
ここ最近の我が家の状況からお察しくださいと言ったところです。笑

さて、本作の紹介ですが・・・
ルールの大筋、ほとんどは基本のカタンと同様です。
手番開始時にダイスを振り、出目と地形を参照して資源を獲得
→他プレイヤーと自由な交渉をしつつ、建築、開発カードを購入する
→建物や開発カード、各種マジョリティ要素から10点先取したプレイヤーの勝ち!
上記のカタンルールにいくつかのエネルギー独自要素が追加されます。
バッグドロー

ダイスを振る前にバッグからチップをランダムに引きます。

チップはゲームボード周りの対応した箇所に配置されます。

一か所のエリアが埋まるとイベントが発生!
各プレイヤーの環境汚染度(後述)を参照して、良い事、悪い事が発生します。
悪いと言ってもゲームの敗北に直結するような極悪な事態にはならない印象で、あくまでランダム要素としてゲームを盛り上げる仕様になっています。
また、しれっと超重要なことがあって、なんとゲーム終了条件の1つにもなっています。
手番開始時に十分な量のチップをバッグから引けないと、その時点でゲームが終了します!
この場合、得点計算ではなく、後述の発電所の建設の度合いによって勝敗を競うことになります。
環境トラック&発電所

村や都市、発電所を建設すると環境汚染度が上昇します。
全プレイヤーの環境汚染度の合計が一定の値になると、手番開始時にバッグからチップを引く枚数が増えます。
環境汚染度が高いプレイヤーは先述のイベント発生時に不利益を被る可能性が高くなります。
発展のしすぎには注意という事ですね。

緑の再生可能エネルギーを使用した発電所は環境保護に貢献することができます。
また、チップ切れによるゲーム終了が発生した際に、緑の発電所の数ー茶色の発電所の数が勝敗を分かつスコアとなるので、実はかなり大事な建物だったりします。

発電所を建設したらボード上の自身の建物にくっつけます。
発電所が向いている面の出目が出た際にエネルギー駒を獲得できるようになります。
エネルギー

エネルギーはとても便利な資源です。
手札のバースト上限を増やしたり、2つで任意の資源と交換したり、茶色の発電所を撤去したりすることに使えます。

また、ゲームが進むとイベントなどにより環境破壊マーカーが置かれることがあります。
環境破壊マーカーがある箇所は一時的に資源の生産が中断されてしまいます。
エネルギー駒を1つ支払えば、任意の環境破壊マーカーを取り除くことができます。

発電所→エネルギーの新要素はプレイヤーにとって有利に働く場面が多いため、積極的に取り組みたくなって良いですね。
感想

今回は3人プレイで遊んでみました。
私程度のカタン経験値で語るのは少しおこがましい気もしますが・・・笑
追加要素は多少刺激をもたらすものの、劇的にゲーム展開が変わる程度でもない印象。
味変が加わったカタンと言った感じですね。

と言いつつも、ランダムなバッグドロー要素は何だかんだで盛り上がります。笑
イベントに一喜一憂するのは基本カタンにはなかったハラハラっぷりだったので、どちらが好きかと言われると意外と私はエネルギーを推しますかね!
現在は入手が難しいのが残念ですが、気になっている方はぜひチェックしてみてください・