ドラフトゲームの名作を今更レビュー!
素晴らしきこの世界!
今回紹介するのはイッツアワンダフルワールド
国内では2019年にEngamesより日本語版がリリースされた作品です。
当ブログでは以前にソロプレイレビューを投稿していました。
長い寝かせ期間を経てしまった上でようやく最近になって対人プレイデビューを果たし、面白さが爆発しているので、改めてレビュー記事を投稿したいと思います!
イッツアワンダフルワールドってどんなボードゲーム?
1~5人用手札を回しながらカードを獲得していく、いわゆるドラフト系ゲーム。
本ジャンルには珍しくソロルール、2人用ルールが用意されており、少人数でも楽しめる仕上がりになっています。
当ブログソロプレイレビューはこちら!
ゲームの流れ
セットアップ
中央にリソースとラウンドを管理するボードを配置し、各プレイヤーには初期カードが配られます。
勝利点を生み出しやすく、個性のあるA面は比較的難易度が低く、全員共通のB面は慣れた方向けです。
ここ最近結構遊んでいますが、私はアッパーなA面が好みです。
全プレイヤーA/B揃えた面でプレイします。
3人以上のゲームでは手札を7枚配って、ゲームを開始します。
2人だと10枚になります。
ドラフト!
配られた手札は1枚ずつ選んで獲得し、残りを隣のプレイヤーに渡します。
ラウンド毎に右/左周りが切り替わります。
ドラフトで獲得したカードは自身の前に表向きで配置していき、7枚になるまで繰り返します。
2人プレイでは残ったカードは捨て札にします。
建築&資源生産!
初期カードから資源が生産されるほか、ドラフトで選んだカードを捨て札にすること(リサイクル)でカード右下に描いてある資源を貰えます。
建築したいカードの左上にある要求コストを満たせば、カードを建築することができます。
建築が完了したカードは初期カードの上に配置していき、生産力を高めるほか、勝利点をもたらします。
資源生産力はゲームの後半程上がっていき、いわゆる拡大再生産的要素になります。
生産構造を上手く組み上げていくと、高勝利点の建築を行うことに繋がりますよ!
ゲームは全4ラウンドで終了します。
プレイ&感想
リアル卓、BGAで2~3人プレイを何度かプレイしていますが、最近特にハマっている作品です。
初期産出や序盤の白カードを意識しつつ、手札に回ってくるカードを見ながら、建築とリサイクルに割り振っていくのがドラフトのシステムと相性ばっちり!
獲得したカードが公開なのも良い意味で嫌らしい仕様で、相手の欲しいカードをカットする戦術が非常に有効です。
資源のやりくりとインタラクションのバランスがとても良い作品だと思います。
拡大再生産はもちろん気分の良い要素で、目に見えて生産力が上がっていくのはシンプルに楽しいです。
初期の産出力ではとても無理そうに見えるカードも、上手く生産エンジンを組めば後半に建てられるようになります。
大量勝利点を稼げると、これがまた気持ち良い!
先を見据えてカードを獲得していく必要があるため、良く考えずに何となくドラフトしていると上手く建築に繋がらず、勝利は遠のいていきます。
どうしても経験者が有利なのは否めないでしょう。
ドラフトゲームであることから同時処理が多く、幸いにも1ゲームにかかる時間は30分程度であるため、繰り返しプレイしやすいです。
気に入れば、中毒性の高いプレイ感なので練習しまくって上達したいですね!
BGAでもプレイ環境が整っているのが個人的に嬉しいです。
ターンベースだと毎回盤面をしっかり確認しないといけないのが、ちょっと難点ですが。笑
最近は複数卓同時にプレイして、勉強しているところです。
ここまで面白い作品を長いこと置いておいてしまっていたことが反省です。笑