優雅で心地良いソロボドゲ体験をあなたに!
今回紹介するのはオラニエンブルガー運河。
アグリコラやオーディンの祝祭の作者として有名なウヴェ・ローゼンベルグの作品です。
個人的に久しぶりに同作者のソロプレイです!
ってなわけで、「オラニエンブルガー運河」の特に面白いと思った点と魅力を余すことなくお伝えしていきますよ!
オラニエンブルガー運河ってどんなゲーム?
いわゆる重量級の箱サイズですが、プレイ可能人数は1~2人用!アルルの丘を想像させられる攻めたプレイ人数ですよね。笑
本作でプレイヤーは19世紀のブランデンブルク オラニエンブルガー運河の工業発展に携わります。
ワーカープレイスメント、リソース管理、個人ボードのパズル要素がまとまった中~重量級作品です。
オラニエンブルガー運河のここが面白い!
あれ?思ったより重くない?ちょうど良いボリューム!
この盤面を見てください!思ったより・・・スッキリしてません?(私だけ?w)
開封してみるとコンポーネントがそこまで多くないんですよ。
カードとタイルが中心でコマ系のものを同作者のわりに控えめです。
(これは後述の資源ホイールが関係しています。)
マニュアルもわかりやすいと定評のテンデイズゲームズさんによるものなので、すんなりと入ってきますね。
初回で開封からルールブック片手にソロプレイを1回終えるまで2時間かかりませんでした。
準備と片付けも楽!2回目以降は大体30分程度で回せてましたね。
もちろん個人差はあると思いますが、この程良いボリュームは最近の自分のプレイスタイルに合っており、ハマりました。
多すぎないアクション選択肢
本作はワーカープレイスメント的にアクションを行います。
プレイヤーはアクションディスクをスペースに置いて、その効果を得ます。
既にディスクが置かれている箇所には置けない上、ご覧の通りアクションスペース自体がかなりスッキリしています。
これを見るとアルルとかオーディン、アグリコラって本当とんでもないゲームですよね。w
ソロでは封鎖ディスクがラウンド毎に動き回りますが、順番は決まっているのである程度計画的にアクションを行うことができるでしょう。
画期的な資源ホイール
本作を語るうえで避けては通れないのがこちらの資源ホイールでしょう。
手持ちの資源を管理するために使います。
コマ自体をホイール上で動かしながら数を変動させたり、特定の条件で回転させて資源を生み出したりすることができます。
正直、資源コマを手元にジャブジャブ持つのって嫌いじゃなくて、こういったトラック形式のカウントは寂しいと思っていたのですが、慣れてくるとやはり便利と言わざるを得ません。笑
パッと見で数がわかりやすいし、基本資源と上級資源のすみ分けが上手くなされていて、区別がしやすいです。
省スペース&セットアップの簡略化にも貢献していますね。
このホイールを見ると同作者のグラスロードを思い出します。
あちらは基本資源が一定数溜まると自動的にホイールが回転して、ガラスが生み出される仕組みがありましたが、個人的にコントロールが難しいと感じた要素でした。
一方、オラニエンブルガー運河では自動回転は廃止され、プレイヤーはお金を支払うか、一定のタイミングで回転させることを選択できるようになりました。
お金を払って資源を獲得するアクションは、いわば手番で好きなだけ行えるフリーアクションなので、リソースを管理しやすくする良い工夫だと思います。
個人ボードはパズル的要素あり
とあるゲームの終了時の様子です。
個人ボードには建物カードとそれを囲う経路タイル、さらに経路タイルに跨る橋コマが置かれていますね。
それぞれ適当に置いているわけではなく、得点を伸ばすためにプレイヤーはかなり考えることになります。
建物には効果が描かれていますが、「特定の経路が一定数接している」や、「特定のリソースや経路を所有している」と言った発動条件が設定されていることが多いです。
さらに建物の効果が発揮されるのは
- その建物の4辺に経路が置かれた
- その建物に2つ目の橋がかかった
そりゃ、効果を最大限にもらえる方が嬉しいですよね。
そのためにはプレイヤーはいかに美味しく個人ボードに建物、経路、橋を建設していくか、悩ましい選択を迫られ続けるわけです。
建物にはもちろん建設コストが設定されていますし、それぞれの経路も資源を払う必要があります。
さらに
- 運河や線路はそれぞれ同種経路に続けておかなくてはいけない
- 橋は2軒の建物の間の経路タイルの上にのみ置ける
上手いこと配置して建物を発動できると脳汁溢れますよ。笑
基本だけでも十分なのに拡張まで!カードが豊富
ゲームごとに1つのデッキを選択して使用します。
基本セットにはA、Bデッキが含まれていますが、1ゲームでほとんど使いません。笑
冗談抜きで1回でデッキの1/3くらいです。
単純に同じデッキでも3回は新鮮に遊べちゃいます。
なんと嬉しいことに現在発売されいるセットには拡張1~2として、C~Fデッキが付いてきます!
本作の魅力は何と言ってもこのカードにあると言っても過言ではありません。
これだけ豊富なカードがあれば長く遊べること間違いなしですね。
わかりやすいスコアアタック系のソロルール
本作のソロプレイは対人プレイと大きなルール変更のないスコアアタック方式。
純粋にハイスコアを目指します。
ソロ用のルール導入がかなり容易いと言うかほぼ不必要なので、マニュアルを1周読めばすぐにプレイできると思います。
同じデッキで繰り返しプレイするキャンペーンモードも搭載されており、目標設定もあるのでやりごたえも十分ですよ。
ちなみに私の現在のキャンペーンハイスコアはBデッキで358点。
370点以上で最高評価なので精進します!
370点以上で最高評価なので精進します!
ここが気になる!オラニエンブルガー運河
とても面白い作品で気に入ったのですが、そうなると逆に欠点が見えてくるもの。個人的に気になる点をまとめてみました。
若干わかりにくいアイコン
言語依存の少ない作品なので、カードの効果はほぼ全てアイコンで表記されています。
が、これがどうにもわかりにくい。
幸い、デッキごとにカード解説が掲載されているので参照すれば問題ありませんが、確認にとる時間が若干テンポを悪くしているように思えます。
ヌースフィヨルドのようにある程度テキストに頼っても良いんじゃなかったかなと思います。
SNSや他のレビューでも指摘している方が一定数いたので、あえて挙げてみました。
まあ、正直ヌースフィヨルドはテキスト多すぎ!と感じる方もいると思うので、ある意味個人の好みになるかもしれませんね。
オラニエンブルガー運河、気になっている方は要チェックです!
と言うわけで今回はオラニエンブルガー運河について投稿してみました。個人的にウヴェ作品で久しぶりの大当たりです。
なんでもっと早く入手しておかなったのだろうと後悔しましたね。
2人までプレイ可能ですがソロ専用も全然アリだと思います。
妨害されることなく、悠々のびのびとゲームを楽しめることができます。
現在は一般発売が開始されているので、様々な通販サイトで入手しやすくなっています。
ボードゲームの特性上、品切れになるとまた次いつ手に入るかわかりません!
気になる方は早めにチェックしておくことをオススメします!
はっきり言いますが、かなり気に入りましたね。
購入してから即開封、連日睡眠時間を削ってソロプレイしてました。