アグリコラ  リバイズドエディション [ソロ(1人)プレイボードゲームレビュー:評価10/10]



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アグリコラ リバイズドエディションとは

ウヴェ・ローゼンベルグ作

今更説明も必要ない超名作ワーカープレイスメントゲーム。
農場経営をテーマにしており、農民にとってまだまだ厳しい17世紀を生き抜きます。

BGGなどを参照するとベスト人数は3〜4人となっており、複数人プレイが推奨されていますがソロプレイも可能。
はっきり言って下手なソロプレイ可能作品より遥かに面白いです。

今回も先に結論から申し上げますと、
手に入る内に買いましょう!
アグリコラシリーズは拡張や派生作品を含め、プレミアになりがちです。
適正価格で販売していたら即買いレベルです。笑
本当に一生遊べます!

今回はソロプレイダイジェストをまとめてみました。
早速見ていきましょう!


関連レビュー





紹介〜ソロプレイ

プレイヤーは全14ラウンドをプレイします。

それぞれのラウンドは準備、労働、帰宅フェイズで構成。
ベーシックなワーカープレイスメントと言えるでしょう。
アグリコラならではの部分をご紹介していきます。

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セットアップ
これで1人分。
(左側に出ているのは誤って3〜4人用のアクションスペースでした。後で気づきます。使用する前に片付けるので許してください笑)

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まずは本ゲームのリプレイ性を支えているカードです。
拡張含めてこんなにあるのに、ゲームではランダムに1人14枚ずつしか使いません。後は箱に戻すので最初に配られなかったカードは本当にもうゲームに登場しません。
組み合わせはほぼ無限なので…
やばくないですか?語彙力

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先のラウンドは伏せられています。
この順番もゲームごとに変わるので、毎回違った展開が楽しめます。


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個人ボード。
最初は家族2人と家だけです。
この農場をいかに発展させるかが本ゲームの目的です。


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アクションスペースに自身のワーカーを配置してアクションを得ます。
資材を得るアクションはラウンド毎に累積していきます。
最初は乏しくても、しばらくすると資源が溢れてきて魅力的なスペースになっていきます。
ソロプレイだと木材の累積スペースは2ずつになります。


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はい、このアイコンが本ゲーム最大の問題点。(褒め言葉
そして好き嫌いが分かれる点になります。笑
収穫です。
ある一定のラウンドの終わりにやってきて、畑からの収穫、動物繁殖、食料供給があります。

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食料供給は通常プレイでワーカー1人あたり2つ食料が必要です。
が、ソロプレイではなんと3つ必要。
しかもゲーム開始時に持っている食料は0。

食料が1つでも足りないと、足りない分×3の減点を喰らいます。
食料の累積スペースもありますが、安定して獲得できるアクションでも1度に手に入るのは2つ程度。
後半になるとワーカーが増えているはずも、食料供給の間隔も短くなります。
これがとにかくきつい!
常に食料供給のことを考えていないと大きな減点になってしまいます。
これを苦しいと思うかどうかで、このゲームの好き嫌いが分かれます。
わたしは脳汁溢れる感じが大好きです。笑
いかに食料基盤を築きつつワーカーを増員してアクション数をこなし、農場を発展させていくか、それがこのアグリコラというゲームの肝だと思います。

とまあ、つらつら書きましたがとりあえずやっていきましょう!
以下ソロプレイの様子を垂れ流します。



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ソロプレイはスコアアタック形式です。
とりあえず手札をプレイします!
職業カード1枚目は無料で出せるので、季節労働者を召喚!
日雇い労働者アクションの際に小麦が野菜がおまけでついてきます。便利ですね。


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続けて受注生産職人も出しておきましょう!
2枚目以降の職業カードをプレイするには食料1つが必要です。
連鎖するように工作台もプレイ!
ワーカーを使わないでできるアクションはいつでも強いですよね。

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畑に作物を植えることができます。
小麦はそのままだと食料1つ分になりますし、パンにすれば多くの食料をもたらします。
収穫の際に畑から個人ストックに移します。
畑にあるままでは使うことができないので注意です。

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家族を増やすためには部屋が必要なので、増築しておきます。
小さい進歩幅木で木材5つゲット!

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家族を増やします!
増えた家族は新生児という扱いになります。
次のラウンドからでないと使用できませんが、このタイミングで収穫を迎えると食料1つで済みます。
このルールはうまく活用していきたいですね。

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ワーカー数はそのまま力になるので、どんどん増やしておきましょう。
ソロプレイなら増員を妨害されることはないので、準備さえしておけば大丈夫!
足りない分の食料は小麦で代用します。

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部屋を改築するついでに大きな進歩も出していきましょう!
調理場石窯。
これさえ有れば飢えに苦しむこともほぼなくなります。


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木材の累積スペースが溜まっていたので獲得しに行きます!そのまま柵を建設。
原則、柵がないと家畜を飼育することができません。

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累積していた羊と猪を獲得!
ようやく農場らしくなってきましたね。
調理場があるので食料に困ったらこいつらをジンギスカン鍋とボタン鍋にしましょうね。笑

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同じ家畜が2匹以上いると収穫の際に繁殖します。アクションなしに家畜が増えるため、有効活用していきたいところ。
柵の中で飼育できる数には上限があるのでなるべく無駄にしたくない。
1匹だけなら家でペットとして飼うこともできますよ。

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後半になると強力なアクションが登場します。前半は1アクションで畑を耕すか種をまくかのいずれかしかできませんが、耕作アクションなら両方できます。

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ここで間違いに気づきます。笑
ソロプレイで使うのはこの副業アクションですね、
失礼しました。(^^;)
を建設します!
厩があれば柵の中で飼育できる家畜が倍になります。

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急いで子供がほしい
響きといいイラストといい、なんだかあれなアクション。
が、しかし部屋がなくても増員できてとっても便利。

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牛を獲得しておきましょう!
持ってない家畜は減点になるので揃えておきたいところです。

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石の家に改築。
ついでに大きな進歩のカゴ製作所もプレイ!
最終的な得点を意識していきます。

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ここまで来れば食料に余裕もありますね。
ジンギスカン鍋にしていきましょう。

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最後まで季節労働者さんにはお世話になりました。
日雇い労働者のおまけに麦か野菜は強いですね。

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牛も数が揃ってきました。
得点効率の最も高い家畜なので増やしておきたいですね。

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最後の食料供給です。
食料は残っても点にならないので使い切りが望ましいです。
今回は麦1つで代用して終了できました。

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最終的にはこんな感じ。
なかなか発展できたのではないでしょうか。

60点でした。
悪くはない結果ではないでしょうか^ ^

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ソロプレイの目標は50点とありますので、達成できました。
続けてプレイするキャンペーンモードもあるので、ぜひトライしたいですね。







感想

決して要素は少なくなく、考えどころも多いゲーマー向けですが私は本当にアグリコラソロプレイが大好きです。

所有しているソロプレイ可能ゲームの中でも文句なくトップクラスでしょう。

やはりその根幹は膨大なカードによるリプレイ性の高さにあるでしょうか。
毎回違った戦法を練る必要がある上、アクションの登場順もランダムなので飽きることがありません。
千回プレイしたら本当に千回違うプレイになると思います。

もちろん複数人プレイによるワーカープレイスメントならではのアクション奪い合いも醍醐味でしょう。
ただ、ここまでのびのびと発展できるのはソロプレイだからではないでしょうか。
食料供給は確かにきついものの、それを乗り越えた時の達成感もひと塩と言ったところです。

万人受けするゲームではないのも確かです。
現に残念ながら私の妻はこのゲームが苦手で、あまりプレイしてくれません(^^;)

しかしこのゲームが気に入るようであれば、一生遊べるだけのポテンシャルを秘めています。
本記事で少しでも興味を持っていただける方がいれば、一言です。
手に入る内に買いましょう!
ボードゲームにおける至高の体験を約束してくれるでしょう。







購入情報




アグリコラ:アルティフェクスデッキ 日本語版
ホビージャパン(HobbyJAPAN)
2019-03-07



アグリコラ:ブーブルクスデッキ 日本語版
ホビージャパン(HobbyJAPAN)
2020-01-17




スリーブはこちら!
ボードゲームスリーブ 61×94mm [300枚]
アークライト(Arclight)
2012-12-13


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オーディンの祝祭 日本語版
テンデイズゲームズ

アルルの丘 日本語版(Arler erde)
Feuerland Spiele/テンデイズゲームズ







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