カヴェルナとは
1〜5人用 重量級ワーカープレイスメントゲームウヴェ・ローゼンベルグ作
プレイヤーは洞窟に住み、農業を営むドワーフとなります。
要素的にも物理的にも超重量級の本作。
ソロプレイも可能ということで早速試してみました。
同作者の重量級作品ソロプレイレビューは他にもいくつか掲載しています。
記事の終わりにリンクを貼っとくのでよろしければご覧ください。
ってなわけで今回はカヴェルナの紹介ですよ!
セットアップ・ソロプレイダイジェスト
凄まじい物量のセットアップ。
慣れないととんでも無く時間がかかります。笑
目を引くのはこちらの部屋タイル。
これらがゲーム開始時からフルオープンになっているため、初見のプレイヤーはまず圧倒されてしまいますね。笑
アクションスペースはアグリコラ の時と同様、先のものは伏せられています。
…が、ソロプレイではパターン固定です。
なので、カヴェルナ ソロプレイには
運要素が全くありません。
ドワーフの住む洞窟です。
左側の森林含め、ゲーム中にいかに発展させるかを競います。
ソロプレイはスコアアタック方式。
ひたすら高得点を目指します。
最初はワーカー2人。
ウヴェ様お得意の食糧供給もあります。
増員とのバランスが悩ましいですね。
カヴェルナ特有の要素、武装です。
鉱石を支払うとワーカーを武装でき、
探索を行うことが出来ます。
探索の報酬はご覧の通り。
レベル以下の物を受け取れます。
高レベルだとそれだけ豪華になりますよ!
探索に出たドワーフは必ずレベルアップして帰ってきます。
経験を積んでくるわけですね。
アクションスペースしたに収穫アイコンがあるとラウンドの終わりに収穫があります。
問題の食料供給もここで。
1人あたり2つの食料が必要。
3つだったアグリコラより多少緩めですね。
部屋を作りましょう!
家具製作所
今後、木材を使用する際に値引きになります。
増員アクションが登場しました。
ワーカーを増やすにはリビングが必要です。
まずはそちらを用意しましょう。
勝利点も高いミックスリビングを作りました。
新しい家族を迎え入れる準備は万全です!
資源はアグリコラ同様に累積していきます。
7つ以上になると
原則、リセットがかかる点が違いますね。
ワーカーを増やしました!
この重なっている様子をおめでたと言います!
今増やしたワーカーは食料1つで養えます。
武装も進んできました。
探索はやっていて楽しいですね。
アクションがお得な気がして!
ちなみに
武装したワーカーは数字が大きいものほど、
後に配置しなくはなりません。
このルールが絶妙に嫌らしいです。笑
カヴェルナにおける万能資源である
ルビーが溜まってきたので根こそぎ持っていきます。
様々な資源の代用になる他、
7つ以上累積したスペースを保護したり、
武装ワーカーを順番関係なく配置できたりと
とにかく便利。
>最悪、食べれます。笑
まだまだ寂しい個人ボード。
増員、武装も進めてきたのでここからが本番ですよ!
ゲームが進むと一部アクションが強化されます。
石材採掘所
石も値引きできるようになりました。
家具製作所と2つ揃うとかなり便利ですね!
家畜も養えるように柵を用意しておきます。
増員はできる時に行いましょう!
食料供給は大変ですが、
やはりアクション数が増えるのは正義。
こちらもアグリコラ同様、
畑に作物を植えることが出来ます。
ようやく農業がスタートですね。
羊を獲得。
狙っていた部屋があるんですよ…。
それがこちら紡績ルーム。
即座に羊の数だけの食料を得ます。
ゲーム終了時には羊の数の半分だけ点数が入ります。
そろそろ勝利点を意識していきたいですね。
いよいよ残り2ラウンド。
猪と牛も獲得しました。
家畜は4種類いますが、全く持ってない種類がいると最後に減点になってしまいます。
森林側のスペースが埋まりました。
空きスペースも減点になります。
洞窟側もできる限り埋めたいところ。
あっという間に最終ラウンド。
最後にロバを獲得することができました。
家畜の減点は無くなりそうですね。
とにかく最後まで探索にはお世話になりました。
マックス14レベルまで上がってしまいましたね。
終了時の個人ボード。
まあまあ賑やかになったのではないでしょうか。
得点計算を行います。
アグリコラ と異なる点として、
持っている数だけ点になります。
あちらは減点方式でしたからね。
結果は84点。ソロの目標は100点以上なので及ばず。頑張ったつもりでしたが、まだ足りなかったですね。
所要時間45分ほど
相変わらずの超ボリューム。
食料供給ルールもあり、はっきり言って万人にオススメできる作品ではありません。
感想
相変わらずの超ボリューム。しかし!
ボードゲーマーであれば1度は体験してほしいです。
ウヴェ・ローゼンベルグという作者に魅了されてしまったわたしには、もうこの脳汁溢れる快感に抗う術はありません。笑
訳の分からない発言は置いといて…
いやー!苦しいけど相変わらずの面白さですね。
本作はどうしても同作者のアグリコラと比較される運命にあります。
食料供給、増員付きの重量級ワーカープレイスメントゲームと、共通点が多すぎますからね。笑
よく言われるのが
アグリコラより1つ1つのアクションが強く、
食料供給が若干楽
ということ。
それはその通りです。
例えば
資源入手→各種タイル配置が1つのアクションで出来ますし、
食料生産設備がなくても家畜や農作物をそのまま食べることが出来ます。
これはかなりゲームを易しく、そして初心者でも楽しめるような工夫だと思います。
しかし、それではただのアグリコラ ver2。
本作の醍醐味は
探索によるアクション選択肢の更なる広がりと
豊富な部屋タイルを組み合わせていく楽しさ
にあります。
武装を進めていけばわかりやすくアクションが強くなっていきます。何をしたらわからなくなったらとりあえず武装しておけばいいくらい、便利ですよ。
部屋タイルの数には最初は圧倒されますが、少なめで始める選択ルールもありますし、1つ1つの効果は複雑なものではありません。徐々に慣れていくと気づけばカヴェルナの虜でしょう。
ソロプレイではセットアップのランダムさがなくなり、運要素がないと、ある意味欠点はあります。
が、これだけ豊富なアクションの選択肢。
全ての手を探求し尽くすには、とてもじゃないけど時間が足りません。
何度かソロで遊んでみましたがリプレイ性を心配したことは現在のところ全くありません。笑
自分で高得点を追求する喜びに溢れていますね。
アグリコラがあるからカヴェルナはいいや、
と言う考えははっきり言ってもったいない!
ウヴェ・ローゼンベルグの作品が合うようでしたら、
どっちも所有しておいて損はないですよ!^ ^笑
投稿時点、在庫が不足している様子。適正価格で販売していたら即買いがおすすめです!