ミスタージャックとは
2人用 非対称型推理ゲームロンドン ホワイトチャペル地区にて
かの有名な殺人鬼である切り裂きジャックをテーマにした作品です。
捜査官とジャックに分かれ、それぞれ捕まえることと逃げ切ることを目標とします。
今回はミスタージャック の紹介ですよ!
ゲームの流れ
セットアップ
それぞれのコマとトークンは決まった位置に配置します。マニュアルの図を参照しましょう。
本作には目撃可能もしくは不可能という概念があります。
・ガス灯に隣接している
・他のコマに隣接している
いずれかの条件を満たすキャラは目撃可能です。
この場合、
黄、橙、黒は目撃可能で、
紫は目撃不可能です。
プレイヤーはジャックと捜査官に分かれます。
ジャックのプレイヤーはアリバイカードから1枚引き、自分だけが内容を確認して、手元に伏せます。このキャラクターが今回のジャックになります。
ゲームは最大8ラウンド。
この間にジャックは逃げ切ることを、捜査官はジャックを捕まえることを目標にします。
ラウンド毎に4枚のキャラクターカードを公開します。
キャラクターカードを各陣営が使用することでゲームは進行します。
使用順はラウンドマーカーを参照。
4枚のキャラクターカードが使われたら、
ジャック側は目撃判定を行います。
現段階でジャックが目撃可能か宣言しなくてはなりません。
場合によっては、この時にキャラクターの潔白判定が為されます。
ジャックが目撃可能→目撃不可能のキャラクターはジャックではない。
となるわけですね。
潔白が証明されたキャラクターコマは裏返して、潔白面にします。
各ラウンド終了時にラウンドマーカーで指定されたガス灯を消します。
ゲーム終了条件
・目撃者なしの状態で、ジャックが地下の外に脱出する。→ジャックの勝利。
・捜査官側のプレイヤーがジャックと判定したキャラクターのいるマスに他のキャラクターを移動させる。
正解なら捜査官の勝利。
ハズレたらジャックの勝利。(誤認逮捕)
・第8ラウンド終了時にジャックが捕まっていない。→ジャックの勝利。
各キャラクターの能力
それぞれのキャラクターを選択した際には移動をさせないといけない。
シャーロック・ホームズ
1〜3マス移動。
移動後にアリバイカードを引いて、自分だけが中身を確認し、保持する。
ジョン・H・ワトソン
1〜3マス移動。
移動後にワトソンが向いている方向は目撃可能ゾーンになる。
ジョン・スミス
1〜3マス移動。
移動の前後に点灯しているガス灯を消えているガス灯のマスに移動させる。
レストレード警部
1〜3マス移動。
移動の前後に警察の非常線トークンを1つ移動させる。非常線トークンのある出口からはジャックは脱出できない。
ステルシー女史
1〜4マス移動。
建物やガス灯、庭など他キャラクターが入れないマスを移動できる。道路で移動を終えないといけない。
グッドレイ巡査部長
1〜3マス移動。
移動の前後に1人以上のキャラクターを指定し、合計3マス分グッドレイ巡査部長に向けて移動させる。
ウィリアム・ガル卿
1〜3マス移動。
通常の移動に代わり、他キャラクターと位置を入れ替えることができる。
ジェレミー・バート
1〜3マス移動。
移動の前後に閉じたマンホールトークンを他の空いているマンホールに移す。
空いているマンホールから他の空いているマンホールまでは1マスで移動できる。
わたしがジャックでゲームスタート。
妻にルールを説明したところ、逃げる方がむずくね?となったので押しつけられました。笑
犯人はステルシー女史です。
移動力の高いキャラなのでこれは良いチョイスか?
奇数ラウンドは
捜査官→ジャック→ジャック→捜査官
の順。
偶数ラウンドはその逆になります。
妻はいきなりシャーロック・ホームズを使用。
使われる側は気が気じゃないです。笑
1ラウンド終了。
いきなり残りキャラは5/8に。
頑張れ!ステルシー!
次のラウンド。
ジャックは目撃されているので、このラウンドでは逃げられません。
ガス灯を動かせるジョン・スミスを使います。
ジャックを目撃できなくしました。
残りキャラは…え、もう3人だけ?
まだ2/8ラウンドなんですけど。
奇数ラウンドはあちらの先攻。
もう祈るばかり。笑
よし、このラウンドは3キャラ温存したぞ。
と思ったら次のラウンドで一気にピンチ。
緑のステルシー、橙のジェレミー・バートのみになってしまいました。
しかし、目撃はされてません。
逃げ切れるか?
黒のグッドレイ巡査部長を使われるとまずいです。残り2キャラなので容易に判別されてしまいますからね。
まだバレてない…!
あと少し逃げ切れば勝てる!
妻がここでシャーロック・ホームズを使用!
これはまずい。
残り2択のうち1つを引かれたら実質アウト。
なんかニヤッとされた気がする。笑
そのまま最終ラウンドを迎えます。
目撃されてしまっているので、脱出はできません。なんとか逃げ切りたいですが…。
あああああ!やられた。
やはり最後のシャーロック・ホームズで橙のジェレミー・バートを引いていたようです。
惜しかった…。
所要時間30分ほど
感想
テーマはかなり良く、システムもよくマッチしており、2人用作品としては面白いと思います…。が、やはりジャック側の不利が否めません。実は今回のレビュー含めてわたしがジャック側で3回ほどプレイしていますが、全敗です。笑
↑これが1番良い勝負で、2ラウンドしか持たないゲームもありました。
妻に至ってはその様子を見て、
わたしはそっち側はいいやとかいう始末。笑
前評判でうっすら掴んでいたのですが、まさかここまでとは。(^^;)
わたしが下手なのもあるかもしれませんが、逃げ切るのはかなり難しいかな?
ジャック側でクリアできるのを目標として2人で頑張ってみても良いかも。笑
テーマとシステムが良いだけにちょっと残念。
拡張で改善されるとのことですが、妻がジャックをやってくれるかどうかは怪しいです。