古代ローマの新しいゲームとは
ライナー・クニツィア作1つの箱になんと14種類ものゲームが含まれた超絶お得ボードゲーム 。
コンポーネントとしては次のものが含まれます。

分厚いマニュアル。

116ページまでありました。


物語調になっており、とても読みやすいです。
読み物としても面白いですよ。

5色の同じ内容のカード。

色鮮やかなコマが含まれています。
これらのコンポーネントを組み合わせることで違ったルールのゲームをプレイできるわけですね。
とっても画期的。
我が家は2人プレイの機会が多いため、本作に含まれる2人で遊べるゲームを紹介していく予定です。
今回はハンニバル対ローマの紹介です。
2人用
専用ボード
各プレイヤーはそれぞれ
1~5のカード、
軍艦コマ3つ、
軍隊チップ7枚を持ちます。
カルタゴ側とローマ側に分かれます。
それぞれが本拠地になります。
カルタゴだけコマを2つ重ねてハンニバル軍を作ります。
手番では軍艦もしくは軍隊1つを移動させます。


軍艦は海路上を好きな位置へ、


軍隊は隣接する陸上スペースへ。


自陣営の軍艦があれば、それを介して軍隊を海の向こうの陸上へ移動させることもできます。
ただし、ハンニバル軍は海路上を移動することができません。

相手陣営のコマがいる箇所に移動させると戦闘が発生します。


お互いに手札を1枚公開。
数の大きい方の勝ちです。負けた方はそのエリアから自分のコマ1つを除外します。
同点なら両者とも1つずつ除外。
使ったカードは裏向きにして捨てておきます。


そのエリアからどちらか片方のコマがなくなるまで、戦闘処理を行います。
捨てたカードはすぐに補充しません。
手札を使い切って、初めて再使用可能になります。

ハンニバル軍は海路を動けない分、戦闘の時に戦闘力を+1で計算できます。

複数の軍団がいる場合、カルタゴ側はこれから戦闘する軍団がハンニバルかそうでないかを宣言してからカードを公開しないといけません。

軍艦でも同様に戦闘処理をします。
ゲーム終了条件
①いずれかのプレイヤーが相手の本拠地に軍団を進入させる。

戦闘は発生せず、即座に進入させたプレイヤーの勝ちです。
②それぞれのプレイヤーが特定の地域を支配した状態になる。

カルタゴ側
コルシカおよび
北ヒスパニアもしくはガリア
シチリアもしくはカンネー
の3箇所

ローマ側
サルデーニャおよび
南ヒスパニアもしくはモーリタニア
シチリアもしくはザマ
の3箇所。
③軍団をすべて失ったプレイヤーは即座に負け。両方同時に失ったら引き分け。
④コマを動かすことができなくなったプレイヤーは即座に負け。
ってなわけでスタート!
お互いに侵攻開始します。

まず最初の戦い。
ここは強いカードを出しておきましょう。

すかさず取り返されました。笑
中央の海路はお互いの本拠地に迫る危険なラインですからね。

ああ、こちらの軍艦がやられてしまいました。
海路が潰されてしまいます。

ならば反対側の陸路を攻めるのみ!
運良くハンニバル軍と相討ちをとれました。
これは妻としては痛いんじゃないでしょうか。

数的もかなり有利になりました。

向こうに送り込めれば勝ちなので、こちらの陸路に惜しげも無く戦力を投入します。
手札のリセットが入れば…

コルシカおよび
北ヒスパニアもしくはガリア
シチリアもしくはカンネー
の3箇所

ローマ側
サルデーニャおよび
南ヒスパニアもしくはモーリタニア
シチリアもしくはザマ
の3箇所。
③軍団をすべて失ったプレイヤーは即座に負け。両方同時に失ったら引き分け。
④コマを動かすことができなくなったプレイヤーは即座に負け。
ってなわけでスタート!
お互いに侵攻開始します。

まず最初の戦い。
ここは強いカードを出しておきましょう。

すかさず取り返されました。笑
中央の海路はお互いの本拠地に迫る危険なラインですからね。

ああ、こちらの軍艦がやられてしまいました。
海路が潰されてしまいます。

ならば反対側の陸路を攻めるのみ!
運良くハンニバル軍と相討ちをとれました。
これは妻としては痛いんじゃないでしょうか。

数的もかなり有利になりました。

向こうに送り込めれば勝ちなので、こちらの陸路に惜しげも無く戦力を投入します。
手札のリセットが入れば…

これで終了ですね!
妻の軍団が全滅でわたしの勝利です。
所要時間15分ほど
本作も前作の元老院議員と同じく運要素少なめの戦略ゲームですね。個人的にはコマを動かして相手を攻める戦法やカードで勝敗を決するルールが刺さりました。将棋やチェスのようなニュアンスも若干含まれていますね。
戦力が強いけど、海を渡れないハンニバル軍や
数は多いけど、通常戦力のローマ側
この微妙な対称性により、ゲームの戦略に奥深さが産まれています。単純な仕掛けなのに、見事ですね。
しかし、残念ながら妻にはあまりウケませんでした。
まぁ、そりゃあわたしのほぼ圧勝でしたからね。笑
妻の軍団が全滅でわたしの勝利です。
所要時間15分ほど
感想
本作も前作の元老院議員と同じく運要素少なめの戦略ゲームですね。個人的にはコマを動かして相手を攻める戦法やカードで勝敗を決するルールが刺さりました。将棋やチェスのようなニュアンスも若干含まれていますね。 戦力が強いけど、海を渡れないハンニバル軍や
数は多いけど、通常戦力のローマ側
この微妙な対称性により、ゲームの戦略に奥深さが産まれています。単純な仕掛けなのに、見事ですね。
しかし、残念ながら妻にはあまりウケませんでした。
まぁ、そりゃあわたしのほぼ圧勝でしたからね。笑