オー・マイ・グーッズ!とは
グレートウエスタントレイルやマラカイボなどの作者でお馴染みのアレクサンダー・プフィシュターの作品。プレイヤーは中世ヨーロッパの職人となり、多くの商品を製造して勝利点を得ることを目標とします。
小箱系カードゲームですが、見た目によらず内容はしっかり中量級ボリューム。
要素も少なくなく、やり甲斐のある作品です。
またストーリー拡張である「ロングスデイルでの反乱」も発売しています。ネタバレをしないように触れていきますのでよろしくお願いします。
オー・マイ・グーッズ!の2人プレイの様子をお届けしていきます!
関連レビューコンポーネントはカードのみ。
プレイヤーは1つの生産施設と労働者カード1枚、手札、商品を受け取ります。
ゲームは以下の4フェイズを1ラウンドとし、進行します。
新たな手札
山札から2枚引くか、
手札を全て捨て札にし、捨て札にした枚数プラス2枚を山札から引く。
↓
日の出
お祈り
↓
日暮れ
お祈り
↓
生産と建設
ここまで済んだら先攻を交代して次ラウンドへ
日の出ではカード左側のアイコンを参照します。
山札から太陽マークが2つ現れるまでカードをめくります。
続いてプレイヤーは生産施設1枚の下に労働者カードを任意の向きで配置し、建設予定のカードを手札から場に裏向きで伏せておきます。
笑顔だと真面目に生産、ムスッとしてると不真面目に生産です。
違いは後述。
日暮れでもまた同じように太陽マークが2つ出てくるまでカードをめくります。
労働者を配置した生産施設の左下にあるアイコンを参照します。必要なカードがめくれれば、そのまま生産ができます。
赤2と緑1の資源が必要なので今回はクリアですね。
足りない分は手札を捨てて賄うこととできます。
真面目に生産することを選んでいれば山札からカードを2枚裏向きのまま獲得します。
関連レビューコンポーネントはカードのみ。
プレイヤーは1つの生産施設と労働者カード1枚、手札、商品を受け取ります。
ゲームは以下の4フェイズを1ラウンドとし、進行します。
新たな手札
山札から2枚引くか、
手札を全て捨て札にし、捨て札にした枚数プラス2枚を山札から引く。
↓
日の出
お祈り
↓
日暮れ
お祈り
↓
生産と建設
ここまで済んだら先攻を交代して次ラウンドへ
日の出ではカード左側のアイコンを参照します。
山札から太陽マークが2つ現れるまでカードをめくります。
続いてプレイヤーは生産施設1枚の下に労働者カードを任意の向きで配置し、建設予定のカードを手札から場に裏向きで伏せておきます。
笑顔だと真面目に生産、ムスッとしてると不真面目に生産です。
違いは後述。
日暮れでもまた同じように太陽マークが2つ出てくるまでカードをめくります。
労働者を配置した生産施設の左下にあるアイコンを参照します。必要なカードがめくれれば、そのまま生産ができます。
赤2と緑1の資源が必要なので今回はクリアですね。
足りない分は手札を捨てて賄うこととできます。
真面目に生産することを選んでいれば山札からカードを2枚裏向きのまま獲得します。
施設の上に重ねてその商品を所有していることを示します。
不真面目の場合、1枚しか獲得できませんが資源1つを値引きして生産できます。
この使い分けが本作品の盛り上がりポイントです。
日の出までカードが出ているのでそこから欲しい資源がめくれるのを祈るか、堅実に生産できる道を選ぶかといった悩ましさがあります。
カードにチェーンのアイコンもあります。そのラウンドで生産が為された施設では生産チェーンを使うことができます。
手札やその他の生産施設から好きなだけ、生産チェーンを使った施設に資源を注ぎ込むことができます。
なので1度のラウンドで大量に生産することが可能です。
この連鎖が盛り上がりポイントその2ですね。
写真の炭焼き小屋は1つの資源につき1金出力することを示しています。
他の例も見てみましょう。今回プレイヤーはパン屋で生産することを選びました。
無事に生産に成功したので、カードを資源として施設の上に配置します。
生産チェーンには2種類の生産物のアイコンがあります。
該当する生産施設から生産物を移すことができます。
炭と粉を1セットとし、2セット分移したのでこの1度の生産でパンが合計で6枚分手に入りました。
強い動きですね。
新しい施設は建設する必要があります。
カード左上の数字が建設コスト、右上は勝利点です。
3金分支払えば建設できます。
このレンガ工場だと今度は資源1つで2金の価値があります。
このようにどんどん高価値の生産物を生産できる施設を増やしていくのが本ゲームの目的です。
条件が揃えば建設の代わりに助手を雇うことも可能。労働者カードと同じように生産施設に配置すれば、稼働させることができます。
いずれかのプレイヤーが8軒の施設を所有した状態になったら、もう1ラウンド行ってゲーム終了。
最終ラウンドに限っては生産の成功に関わらず、全ての施設で生産チェーンを稼働することができます。
施設や助手からの勝利点、5金ごとに1勝利点を得て最も多いプレイヤーの勝利です。
あちらも建設してきました。
8軒建てると終了に向かうのでなるべく差を離されたくないですね。
手札リセットも偏りましたね(^^;)
最初の炭焼き小屋では1つの資源で1金ですが、建設することでより高価な資源を生み出すことができます。
織布工場を建てました。
あちらはパン屋ですね。
炭焼き小屋と製粉所から1枚ずつ計2枚で資源を生産チェーンできるので、強力です。
条件を満たしたので助手を雇います。
これは建設の代わりに行うので、雇ったターンでは建設はできません。
また一度配置したら、他の施設に動かすためには2金必要なので注意。
人手が増えるのはありがたいです。
めちゃくちゃカードめくれたのに黄色の麦が出なかった( ´ー`)なんやねん
我が家で最強と名高い食品工場です。パン屋からそのまま繋げるので炭焼き小屋と製粉所
からの資源は最終的に食品になります。
いよいよ終盤。
どちらかがあと1軒建てたら終了です。
あちらも助手を獲得したようです。
食品工場稼働準備ばっちりってわけか。
8軒建てました!
この次のラウンドで最後です。
最終ラウンドでは生産していない施設含めて全ての施設で生産チェーンが発動します。
なのでそのために少しでも準備をしておく必要があるのです。
製粉所も準備ばっちりのようです。
これはまずいんですよね。笑
こちらも仕立て屋稼働のために、炭焼き小屋と織布工場に人員を配置して準備します。
最後の生産チェーンフル稼働で仕立て屋に多くの資源を生み出すことができました。
建物と助手の勝利点のほか、5金で1点が手に入ります。
これで30点でした。
内7点は35金あったのでそこからです。
あちらの盤面。
おい、なんだその食品工場の資源は。笑
完璧に生産チェーンを組んでいたようです。
脅威の39点!
食品工場に80金あったそうなので、それだけで16点だそうです。
負けたー!
所要時間:25分ほど
同作者の重量級ゲーム(グレートウエスタントレイル、マラカイボなど)にトライするために本作はまさに入門的立ち位置にあるかと思います。
カードの情報量がとにかく多いため、小箱にも関わらず要素が中々多いです。
初心者が中量級ゲームにトライするのにも良いチョイスですね。
カードのめくれ運に左右されるところはどうしてもありますが、生産チェーンやカードの構成を知ってからが最も楽しめます。
運と実力のバランスがちょうど良いので我が家では稼働率はそこそこ高いです。
何より欲しい資源が出るようにお祈りする時間が盛り上がりますね。
お祈りタイムの合間に建設と生産の計画を建てるシステムがとてもうまく効いています。カードのめくれた結果に一喜一憂する場面が多いので、終始ハラハラドキドキした展開が楽しめます。
人数によるプレイ感の変化はあまりないので、幅広い人数に対応しています。
小箱系ゲームでここまでしっかりとしたボリュームの作品は中々珍しいかと思いますので、1つ持ってると重宝しますよ。
拡張 ロングスデイルでの反乱 レビュー
本拡張はストーリー拡張です。ゲームが進むにつれて山札に新たなカードが追加され、ラウンド毎に異なる目標が設定されます。
特性上、ネタバレを防ぐために詳細なカードの情報などは記載いたしませんが、普段とは違ったプレイ感が楽しめるので基本セットを気に入った方はぜひおすすめの拡張です。
何より拡張によりソロプレイに対応しました!
かなり歯応えのある難易度に設定されています。
ソロ目的で基本と拡張を揃えても良いくらい出来が良いです。
英語版では拡張2弾が発売されていますね。
言語依存が大きいのでなんとか日本語版が出て欲しいです!
投稿時点、Amazonで基本、拡張ともに適正価格で手に入ります!ぜひお試しを。
不真面目の場合、1枚しか獲得できませんが資源1つを値引きして生産できます。
この使い分けが本作品の盛り上がりポイントです。
日の出までカードが出ているのでそこから欲しい資源がめくれるのを祈るか、堅実に生産できる道を選ぶかといった悩ましさがあります。
カードにチェーンのアイコンもあります。そのラウンドで生産が為された施設では生産チェーンを使うことができます。
手札やその他の生産施設から好きなだけ、生産チェーンを使った施設に資源を注ぎ込むことができます。
なので1度のラウンドで大量に生産することが可能です。
この連鎖が盛り上がりポイントその2ですね。
写真の炭焼き小屋は1つの資源につき1金出力することを示しています。
他の例も見てみましょう。今回プレイヤーはパン屋で生産することを選びました。
無事に生産に成功したので、カードを資源として施設の上に配置します。
生産チェーンには2種類の生産物のアイコンがあります。
該当する生産施設から生産物を移すことができます。
炭と粉を1セットとし、2セット分移したのでこの1度の生産でパンが合計で6枚分手に入りました。
強い動きですね。
新しい施設は建設する必要があります。
カード左上の数字が建設コスト、右上は勝利点です。
3金分支払えば建設できます。
このレンガ工場だと今度は資源1つで2金の価値があります。
このようにどんどん高価値の生産物を生産できる施設を増やしていくのが本ゲームの目的です。
条件が揃えば建設の代わりに助手を雇うことも可能。労働者カードと同じように生産施設に配置すれば、稼働させることができます。
いずれかのプレイヤーが8軒の施設を所有した状態になったら、もう1ラウンド行ってゲーム終了。
最終ラウンドに限っては生産の成功に関わらず、全ての施設で生産チェーンを稼働することができます。
施設や助手からの勝利点、5金ごとに1勝利点を得て最も多いプレイヤーの勝利です。
ルールは概ね以上でしょうか。
細かい点はマニュアルをご参照ください。
最初のセットアップはこんな感じ。
炭焼き小屋に7つの商品を持ちます。
最初のお祈りタイム!日の出です。
………しょぼい!
日暮れに賭けましょう。
日暮れではそこそこめくれてくれました。
お祈りタイムの盛り上がりが楽しいですね。
生産が無事に済んだので、生産チェーンで手札から注ぎ込みます。
市場事務所を建設。
常に表記の資源を1つ生み出すことができるので、お祈りタイムが少しだけ気楽になります。笑
細かい点はマニュアルをご参照ください。
夫婦2人でプレイ
最初のセットアップはこんな感じ。
炭焼き小屋に7つの商品を持ちます。
最初のお祈りタイム!日の出です。
………しょぼい!
日暮れに賭けましょう。
日暮れではそこそこめくれてくれました。
お祈りタイムの盛り上がりが楽しいですね。
生産が無事に済んだので、生産チェーンで手札から注ぎ込みます。
市場事務所を建設。
常に表記の資源を1つ生み出すことができるので、お祈りタイムが少しだけ気楽になります。笑
あちらも建設してきました。
8軒建てると終了に向かうのでなるべく差を離されたくないですね。
手札リセットも偏りましたね(^^;)
最初の炭焼き小屋では1つの資源で1金ですが、建設することでより高価な資源を生み出すことができます。
織布工場を建てました。
あちらはパン屋ですね。
炭焼き小屋と製粉所から1枚ずつ計2枚で資源を生産チェーンできるので、強力です。
条件を満たしたので助手を雇います。
これは建設の代わりに行うので、雇ったターンでは建設はできません。
また一度配置したら、他の施設に動かすためには2金必要なので注意。
人手が増えるのはありがたいです。
めちゃくちゃカードめくれたのに黄色の麦が出なかった( ´ー`)なんやねん
我が家で最強と名高い食品工場です。パン屋からそのまま繋げるので炭焼き小屋と製粉所
からの資源は最終的に食品になります。
いよいよ終盤。
どちらかがあと1軒建てたら終了です。
あちらも助手を獲得したようです。
食品工場稼働準備ばっちりってわけか。
8軒建てました!
この次のラウンドで最後です。
最終ラウンドでは生産していない施設含めて全ての施設で生産チェーンが発動します。
なのでそのために少しでも準備をしておく必要があるのです。
製粉所も準備ばっちりのようです。
これはまずいんですよね。笑
こちらも仕立て屋稼働のために、炭焼き小屋と織布工場に人員を配置して準備します。
最後の生産チェーンフル稼働で仕立て屋に多くの資源を生み出すことができました。
建物と助手の勝利点のほか、5金で1点が手に入ります。
これで30点でした。
内7点は35金あったのでそこからです。
あちらの盤面。
おい、なんだその食品工場の資源は。笑
完璧に生産チェーンを組んでいたようです。
脅威の39点!
食品工場に80金あったそうなので、それだけで16点だそうです。
負けたー!
所要時間:25分ほど
感想・拡張「ロングスデイルでの反乱」レビュー
同作者の重量級ゲーム(グレートウエスタントレイル、マラカイボなど)にトライするために本作はまさに入門的立ち位置にあるかと思います。カードの情報量がとにかく多いため、小箱にも関わらず要素が中々多いです。
初心者が中量級ゲームにトライするのにも良いチョイスですね。
カードのめくれ運に左右されるところはどうしてもありますが、生産チェーンやカードの構成を知ってからが最も楽しめます。
運と実力のバランスがちょうど良いので我が家では稼働率はそこそこ高いです。
何より欲しい資源が出るようにお祈りする時間が盛り上がりますね。
お祈りタイムの合間に建設と生産の計画を建てるシステムがとてもうまく効いています。カードのめくれた結果に一喜一憂する場面が多いので、終始ハラハラドキドキした展開が楽しめます。
人数によるプレイ感の変化はあまりないので、幅広い人数に対応しています。
小箱系ゲームでここまでしっかりとしたボリュームの作品は中々珍しいかと思いますので、1つ持ってると重宝しますよ。
拡張 ロングスデイルでの反乱 レビュー
本拡張はストーリー拡張です。ゲームが進むにつれて山札に新たなカードが追加され、ラウンド毎に異なる目標が設定されます。
特性上、ネタバレを防ぐために詳細なカードの情報などは記載いたしませんが、普段とは違ったプレイ感が楽しめるので基本セットを気に入った方はぜひおすすめの拡張です。
何より拡張によりソロプレイに対応しました!
かなり歯応えのある難易度に設定されています。
ソロ目的で基本と拡張を揃えても良いくらい出来が良いです。
英語版では拡張2弾が発売されていますね。
言語依存が大きいのでなんとか日本語版が出て欲しいです!