アンダーウォーターシティーズ [2人プレイボードゲーム簡単レビュー:評価9/10]

ソロプレイレビューはこちら!


ソロでも高評価の作品ですが、いかんせんその重さから夫婦で遊べる機会が少ないのを悩んでいたところ、友人と2人でプレイできることに!


実は本作、BGGでも2人ベストの表記があるくらいに少人数プレイに向いているのです。

セットアップ


お相手は初回ですが、ボードゲーマーレベルはかなり高め。

カードと個人ボードは拡張のものを含めてしまいましょう!

主要都市の競りルールなどは感覚が掴みづらそうなので、個人ボードのセットアップは全てランダムにしてみます。


重量級でありながら共通ボードは意外と小さめ。

しかし、情報量はご覧の通りかなりのものです。

ボードゲームに慣れていない人でないとインストにある程度の時間がかかるのは避けられないでしょう

友人と2人でプレイ!+感想


それではやっていきましょう!

本作で採用しているシステムはいわゆるワーカープレイスメント。アクションスペースの選択と同時に手札をプレイするのが独特です。

スペースとカードの色が合っていると、最大限に効果が発揮できるんですよ。

カードのテキスト量はそこまで多くないため、この辺りは意外と理解しやすいです。


個人ボードの箱庭感がたまりません。

拡張にはこのダブルレイヤーボードが含まれています。

基本ゲームは薄いシートであるだけなので、使いやすさが段違い。

このためだけに拡張セットを買う価値があると思います。

早い段階で赤茶の共生都市を建てられたのは嬉しいですね。


ゲーム中では3回、生産フェイズが入ります。

建物やカードから資源を獲得する他、自身の都市に食糧を与えて養う必要があります。

いわゆる食料供給、フードデイですね。

このシステムを採用していて、パッと思いつく作品はやはりアグリコラでしょう。


あちらに比べれば厳しくはないレベルではあるものの、無視しすぎると手痛い失点を食らうため、考えることはかなり多いですね。


生産フェイズを終えるごとにカードのレベルが上昇します。

序盤のカードに比べると明らかに強いですね。

ゲームを追うにつれて、自動的に入手できるカードが強くなっていくのは、カード運要素を緩和するために有効な工夫ですよね!


共通ボードは両面仕様になっており、少人数用と多人数用に調整されています。

これによりどの人数でも最大限に楽しめるようになっていますね!

ちなみに2人プレイだと占有スペースに限れば、アクションは12スペースあり、ワーカーは3人ずつです。

めーっちゃ狭いです。笑

アクションスペース、先攻の取り合いが起こるのは必至。インタラクションが強めのプレイ感を楽しむことができます。


個人ボードが発展してきました。

生産力は上がりますが、それだけ扶養コストも増えていきます。

左上の都市に繋げることができれば更なる高得点が目指せるため、これは頑張りたいところ。


最終レベルに入りました。


この段階になると最終得点に影響するカードが登場してきます。

これも当然アクションスペースと色を合わせてプレイしないといけません。

プレイの効果は何もないため、終盤にプレイするのが良いですよね。


最終的にこれだけの都市が出来上がりました!

壮観ですね。

プレイの楽しさはもちろん、見た目の満足さも極めて高い作品だと思います。

建物やカードなどから得点を計算していくと…


なんと同点!

正直、ソロでまあまあ経験があるためインスト勝ちするつもり満々でしたが、やはりこの友人強い!

引き分け判定は、最終手番終了時の手番が早い方…?


私オレンジなんですけど…w

うがー!負けた!めちゃくちゃ接戦でしたね。

ソロが多かったので、引き分け判定の仕方は完全に忘れていました。笑

りょうたろ
今度からちゃんと把握してから臨みます…!

簡単なインスト込みでルール確認しながら大体2人で2時間半でした。

面白さは文句無し!ソロでも最高でしたが、2人でもやはり良いですね。

毎ターン、カードとアクションスペースの組み合わせを考えながら、いかに自分の都市を上手く構築していくか…脳汁が溢れる作品です。

それゆえにかなり思考時間が取られるため、自然とダウンタイムは伸びがち。2人ベストも納得のプレイ感です

カードや個人ボードのパターンまだまだ豊富ですし、今回は使用しなかった拡張要素も残されています。

ボードゲーマーであればまずチェックしておきたい作品ですが、本記事投稿現在、入手難なのが残念ですね。

りょうたろ
本作、厄介なゲストたち、惑星Xの探索、コード破り…など数寄ゲームズさんの作品は個人的に刺さるものが多い気がします。

同作者のメッシーナ1347も気になるなぁ…!