銀杏都市 ギンコポリスとは
1〜5人用
資源の枯渇した未来で銀杏の樹を元に未来都市を建設することというなんとも考えさせられるテーマの作品。
発表自体は2012年とかなり前。今年になってようやく新版が日本語でリリースされました。気になっていた作品だったので早速チェック!
関連レビュー
ゲームの流れ
セットアップ
プレイ人数によって使用するコンポーネント数が変わります。
ゲームは終了条件を満たすまで、ラウンドを繰り返します。
1ラウンドは以下の①〜③の手順で進行。
①カードの選択
4枚ある手札から1枚を選択し、裏向きで自分の前に伏せます。
この時、カードは単独もしくはタイルと組み合わせてプレイすることができます。
全プレイヤーがカードを配置したら次のフェイズへ。
②アクション
カードを単独でプレイするか、
タイルと共にプレイするかで処理が変わります。
a.単独使用
都市化カードだけの場合、右下に書いてあるものを貰えます。
建物カードの場合、対応したものを貰えます。
赤:資源コマ
青:建物タイル
黄:成功点
その建物の高さによって、もらえる数が変わります。
1階なら1つ、
2階なら2つなど。
ボーナスがあれば発動します。
プレイしたカードは捨て札へ。
b.都市化カードとタイルを使用
都市化カードに対応したアルファベットの位置にプレイしたタイルを置きます。
プレイしたタイルには自身の資源コマと建設現場マーカーを配置します。
アルファベットは縦横いずれかに1スペースずらします。
その後、今配置したタイルの縦横に接するタイルそれぞれから資源を貰えます。
もしボーナスがあれば発動します。
プレイしたカードは捨て札へ。
c.建物カードとタイルを使用
プレイしたカードの上に、提示したタイルを乗せます。
この時、すでに資源コマが置かれていれば持ち主へ返します。相手へ返した場合、その1つにつき1成功点を獲得します。
配置したタイルにはその階層に等しい数だけ資源コマを置き、建設現場マーカーも1つ置きます。
・配置したタイルが下にあるタイルより数字が小さい場合、その差だけ成功点を、
・色が異なる場合、1資源コマを、
それぞれストックに戻さないといけません。
ボーナスがあれば発動します。
プレイしたカードは自身の前に配置し、今後効果を発揮します。
③次ラウンドの準備
全プレイヤーのアクションが終わったら、各プレイヤーは残りの手札を全て左隣のプレイヤーに渡します。その後、1枚引いて手札を4枚にします。
山札が切れたタイミングで、建設現場マーカーのあるカードは捨て札へ移され、シャッフルし再び山札を作ります。
ゲーム終了条件
タイルの山が初めて尽きた時、各プレイヤーは所有しているタイルを望むだけストックに戻すことができます。こうして戻したタイル1枚につき1成功点を得ます。
その後戻されたタイルを裏向きにし、再び山を作ります。
・タイルがもう1度尽きる
もしくは
・1人のプレイヤーが全ての資源コマを配置した
ならそのラウンドでゲーム終了。
成功点トークン、ボーナスカードから成功点を得ます。
手札を引き直す新たな手札トークンが残っていれば1つにつき2成功点を得ます。
色毎に分かれた各区画で資源コマの数を競い、その順位に応じて追加成功点を得ます。
夫婦2人でプレイ
それではスタート!
人物カードは初回プレイ推奨の方法で用意します。
とりあえずタイルを追加しましょうか。
ボーナスがあるため、カード単体でプレイするより得ですし。
重ねて配置もしてみましょう。
重ねるのに使用したカードは手元に残ります。
今後、ボーナスをもたらしてくれます。
早くも1度目の山札切れ。
建設現場マーカーのあるタイルに対応したカードを山札に混ぜます。
都市が賑わってきましたね。
最終得点計算時には区画ごとに資源コマの数を競うので、今のうちから布石を打っておきたいです。
ドラフト要素により、相手の欲しそうなカードをカットする戦術も有効そう。
というわけで今はあんまり欲しくないカードを押し付けられます。笑
山札の循環により、数字の大きいカードが手札にくるようになってきました。
できれば重ねるのに使用して手元に残したいです。
数字の大きいタイルの上に重ねるには、それより大きい数字かつ色が同じ方が得です。
ようやくこのギミックがわかってきました。
タイルも資源コマも両方必要ですね。
と言いつつも…こちらストックの資源コマ。
わたしが緑、妻が橙ですが、
妻は多く獲得していて、わたしが全然取れてない。
一方、タイル。わたしは余るくらい持ってます。
妻は足りない足りないと引き続けてます。笑
タイルの配置が悩ましい。
最後には区画ごとに資源コマの数を争いますからね。
ってか資源コマ足りん!
ボーナスがタイル獲得系に偏っちゃってる。笑
タイルのストックが切れそう。
後半一気になくなってきます。
できれば同じ色、
タイルの方が大きい数字が
いいんです。
後の得点を考えてここは妥協していきます。
タイルが切れたので、ストックにいくらか戻します。
戻した分だけ、得点になるのが面白いですね。
この後すぐ、妻が全ての資源コマを置き切ってゲーム終了になりました。
結果は119-80で圧勝。
得点系のカードをわたしの方が多くプレイしており、その差が大きく付きました。
所要時間インスト込み80分ほど
感想
噂に違わない独特なプレイ感。特に前半は何から手をつけたら良いかさっぱりでした。笑
何枚かカードを使ってみると、単体で使うよりタイルと組み合わせて使う方が基本的にリターンがありそうな気がしました。
もちろんボーナスカードにもよるので一概には言えませんが。
資源コマ、タイルを枯らさずに各種ボーナスを利用しながら上手いことプレイしていけば、毎ターン恩恵が得られます。この資源のやりくりとボーナスによる拡大再生産要素が気持ち良いですね。
BGGでは2人プレイがベストとされています。使用カードを選ぶ際に悩んで多少時間がかかりますが、ここは全プレイヤー同時進行フェイズ。選んでしまえさえすれば、あとはなるようになるので確かにプレイ人数によるプレイ感の違いは大きくないかもしれません。
その上、2人なら資源コマをフルに使用するので都市を発展させるには都合が良さそう。
夫婦共に初回は
なるほどなるほど…
となっているうちに終了してしまいました。笑
これはリプレイで評価を考えたいです。