横濱紳商伝 ロール&ライト [ソロ(1人)プレイボードゲームレビュー:評価8.5/10]

横濱紳商伝 ロール&ライトとは

国産ワーカープレイスメント&ムーブメントゲームである横濱紳商伝の紙ペンバージョンです。

過去2作はもちろんプレイ済み。



気に入っているので、本家の改訂版が欲しいくらいです。笑

紙ペンになってどのように横濱紳商伝が表現されているか、楽しみですね!

ゲームの流れ

セットアップ

紙ペンゲームですが、シートの他にカードなどの用意もあります。

あるえす
ロール&ライトなので当然ダイスもありますね。

シートはやや複雑に見えます。

ちなみに今回はぼっちプレイなのでいつもと違う部屋っす。笑

ゲームは全12ラウンド。

ラウンドは以下の6つの要素で構成されます。

①ラウンド更新

現在のラウンドにチェックを入れます。

あればボーナスゲット!

②準備

ダイスを振って、色の通りに配置します。

雇用カードの山からそれぞれのダイス横にカード1枚ずつを引きます。

③従業員記載

ダイス&カードのセットから1つを選びます。

雇用カードに記載の数字だけ、シートに丸をつけていきます。

ダイスに対応したエリアであれば1〜2個の○、

それ以外は0〜1個の○を付けられます。

連続ルール
そのラウンドでつけるそれぞれの○は上下でつながっていないといけません。

雇用カードにアクションがあれば実行します。

④メインアクション

8つのエリアのうち1つを選び、従業員トラックの○に左から1〜5個×をつけます。

つけた×の数1=1パワーとして対応したアクションを行います。

⑤追加アクション

任意で1つだけ、追加アクションを行います。

⑥得点

6ラウンド目に中間、12ラウンド目に最終得点計算があります。

達成した注文、獲得した技術、舶来品などから得点を得ます。

あるえす
マニュアルには結果に応じた実績が書いてあるので、自分のスコアを評価できますよ。

ソロプレイダイジェスト


それではやっていきましょう。

雇用者のカードは数字が小さい程効果が豪華です。


アクションとの組み合わせも相まってかなり悩ましいですね。

エリート
追加アクションの1つ。

コストを支払えば指定したアクションを今後パワーアップできる。


今後に備えて技術カードを獲得してみましょうか。

採掘技術
銅鉱山アクションを行うたびに、店舗もしくはエリートを獲得できる。

店舗は注文達成の得点を倍にします。


またしても悩ましい。

今回のセットアップだと茶畑が7に割り振られているので、アクション値を溜めにくいんですよねぇ。


ここで中間得点計算。

達成した注文及び、店舗、商館から得点です。

24点…どうなんだろう。


商館
商館から伸びている直線を参照。

達成している注文1つにつき2点が加わる。

中間得点計算までに建てておきたかったですね。


お金や信仰値を一定量得ることで獲得できるボーナスもあります。

上手くいけばボーナスが連鎖することもあるので、積極的に狙います。


上級技術の駅を獲得してみました。

即座に商館と店舗を建てられます。

あるえす
条件によってはかなり高得点が稼げますね。


従業員を最大まで書き込むと舶来品をもらえます。

チェックが入っている最も小さな数字が得点になりますよ。

あるえす
かなり爆発力を秘めた要素なので高得点の鍵になるかもしれません。


さあ、最終ラウンド。


とにかく注文達成!

商館と店舗のボーナスを狙います。


これにて終了。

結果は125点です。


実績から見るとまだまだですね…!

160点出たらすごいです!


ちなみに裏面は少し仕様が異なります。

商館のボーナスが難しく感じました。

スコアも振るわず…。

これはリプレイしていきたいぞ!

所用時間:初回約60分、慣れたら30分切ります。

感想

要素は多いですが、慣れるとサクサクまわせます。

紙ペンゲームはシステム的にソロプレイと相性がとても良いですね。

対人ももちろん楽しそうなものの、自分のアクションが早く済んだらあとは待ち時間になるので、ソロ専用として運用して全然問題ないです。

本家がワーカーを使ってアクションをするゲームだったので、プレイ感そのまま、というわけではありません。

注文達成の部分や商館、店舗などの要素が引き継がれているでしょうか。

でも、これはこれでしっかりと面白いです。

一般的なロール&ライトタイプとは少し異なり、一緒にカードの選択肢があるのが特徴ですね。

ダイスのみだとどうしても運要素が大きくなる傾向にありますが、このカードが加わることで一気に奥深さが生まれています。

あるえす
ダイスが微妙でもカードでカバーできるので、苦しい展開になりづらいように思えます。

個人的には紙ペンゲームソロプレイではハドリアヌスに次ぐ面白さだと思っています。

ぜひ本家プレイ済みの方もそうでない方も試してみてください。