ミュルマミウスの虜&ここで装備していくかい? ボードゲーム紹介記事

今回紹介するのはボードゲーム制作チームHEYよりリリースされている2作品です!

ミュルマミウスの虜ここ装備していくかい?~地下99階の商人たち~(以下:ここ地下)

こちらのチームさんも個人的に好きなんですよねぇ・・・!

ゲームマーケット2023秋で新作のミュルマミウスの虜を購入しまして、以前にソロプレイレビューを投稿したここ地下と併せて、一挙にスポットを当てていきたいと思います。

HEY!のページでは各作品の紹介やルールが掲載されているので、よろしければチェックしてみてください!

ちなみに魔王様のお引越しも所有しているんですが、積んでます・・・。正直に。笑


実は遊ぶメンバーは決めていまして、自宅でプレイしたいんですが、中々都合がつかず・・・!気長に待ちます!(ごめんなさい!)

ミュルマミウスの虜


3~8人用

正体隠匿論理パズルの要素を組み合わせた、パーティー風に見えてけっこうガチな作品。笑

プレイヤーは騎士陣営と、ラウンド開始時は1人しかいないミュルマミス陣営に分かれて、それぞれの勝利条件達成を目指します。


プレイ人数に応じて使用する数字タイルの枚数は異なります。

各ラウンド開始時に1枚ずつ配られ、自分だけが中身を確認します。

全員がタイルを確認したら、スタートプレイヤーから順に他の任意のプレイヤー1人のタイルの中身をこっそり確認していきます。


この時、誰のタイルを確認したか、矢印カードで表しておきます。

全員がタイルの確認を終えたら、スタートプレイヤーから順に質問フェイズに入ります。

質問フェイズでは他の任意のプレイヤー1人を対象に、タイルの数字についての質問をすることができます。
  • 「手持ちタイルは1ですか?」
  • 「手持ちタイルは奇数ですか?」
  • 「数字は3以上ですか?」
などなど。原則、正直に回答する必要があります。

質問フェイズが終わったら、全プレイヤーで隊長にふさわしいと思う1人に一斉に投票します。

隊長に任命されたプレイヤーが騎士陣営であり、自分の見たタイルと質問から、全員の数字タイルを1から順に全て並べきることが出来れば、騎士陣営の勝ちです。

(表を見ないまま並べていき、完成したと思ったら公開します)


ところで、タイルの中にはこんな美しい女性が描かれているものがプレイ人数に関わらず、1枚だけ混ざっています。

この女性こそ、タイトルにもなっている魔女ミュルマミウス!騎士たちを惑わします!

ミュルマミウスを引いたプレイヤーは、先述の騎士陣営の勝利条件を達成させなければ勝利になります!

ミュルマミウスは圧倒的少数派なので、いくつか特権があります。

まず、他のプレイヤーのタイルを見る際に、ミュルマミウスを見てしまった騎士は寝返ってミュルマミウス陣営(虜)となります。

ミュルマミウスと共に騎士陣営の勝利を妨害することを目指すようになります。


また、ミュルマミウスは数字を持たないため、質問に対して嘘をつくことができます。

虜になったプレイヤーも嘘をつけるようになります。

騎士達の論理をかき乱しましょう!


ミュルマミウス本人がリーダーに任命される、もしくは数字の列を完成させなければミュルマミウス陣営の勝利です。(噛みそう)


勝利した陣営は各ラウンド毎に設定された勝利点を獲得します。

3ラウンド行い、合計点の最も多いプレイヤーの勝ちです。

最終ラウンドは勝利点が大きく設定されているので、逆転のチャンスもありますよ!


騎士陣営は魔女の嘘を見破り、論理をもとに数字をきちんと並べていくこと、

そしてミュルマミウス陣営は場をかき乱しながら、騎士の勝利を妨害することを目指します。

ミュルマミウス本人もそうですが、虜となったプレイヤーも自身の陣営を悟られないように立ち回らなくれはなりません。

正体隠匿&論理パズルと言うギミックがプレイしてみると良く実感でき、かなり面白いです!

一見、パーティーゲームのように見えて、各プレイヤーのタイルや発言をもとに数字を推理していくパートはかなり思考が必要となるため頭をフルに使います。

また、魔女も自分の正体がバレないようにヒヤヒヤしながら立ち回らければならないため、けっこう緊張します。

プレイ人数によって騎士側の難易度が変わりそうですね。

今回は6人だったので、実はかなりハードだったように思えますが、ゲーム中はかなり盛り上がっていました。

また、違った人数、シチュエーションで色々と遊んでみたいです!

評価:8/10

ここで装備していくかい?


タイルをドラフトしながら、各種得点条件の達成を目指していくパズルゲーム。

ゲームマーケット2022秋でリリースされた作品ですね。

以前に当ブログではソロプレイの様子を投稿していたのですが、ソロルールのミスがありました・・。ごめんなさい・・・!

ここで装備していくかい? 地下99階の商人たち [ソロ(1人)プレイボードゲームレビュー:評価7.5/10] ※ルールミスあり!


今回、改めて対人プレイの機会があったので取り上げていきます。


得点条件がゲーム開始時に赤・青・緑の系統で予め設定されており、全3ラウンドあるゲームの中で、各系統を1回ずつ得点することができます。

タイルの色や、配置、マークなどを参照して、それぞれの得点条件を最大限に達成することを目指していきます。


一部の得点条件はゲーム途中で判明します。

これはタイルのめくれと併せて程良い運要素となってると感じました!

タイルは各プレイヤーがラウンドの開始時に5枚引いて、1枚ずつドラフトしながら自分の場に配置していく仕様です。

つまり、他プレイヤーの欲しいタイルをカットすることが仕様上、可能です。

自分の得点を伸ばすか、はたまた相手の足を引っ張るか、良い意味でプレイヤーの嫌らしさが光るデザインとなってますね。笑

予測不能である途中公開の得点条件があるおかげで、妨害が最大の効率を生まないように工夫されているのではないでしょうか!


得点と別にある、マジョリティを競うの要素も面白いですね!

ゲーム終了時に最も多くの星を獲得したプレイヤーは追加得点が貰えるんですよ。

星を獲得するカードはゲーム終了まで非公開なので、思わぬ所で争っているかもしれません!


3ラウンドが終わったらゲーム終了です。

タイルドラフト&配置は基本的に同時処理なので、かなりサクサクと進みます。

タイル配置も4×4と制限があり、隣接しながら置くことになるため、思考量も程良い具合なのかなと思います。

相変わらずテーマとシステムの整合性はそこまで感じられませんが、(これもネタ!?笑)

タイル配置ゲームとしてかなり楽しめる部類に入りそうです。

ドラフトの都合上、2人だとかなりガチ、人数が増える程その点はマイルドになるのかな。

評価:7.5/10


と言うわけで今回はHEY!作品を2つ紹介しました。

記事を書きながら、改めて2作共面白いなー!と実感しているところです。

どちらも気軽に遊べる作品ですので、気になる方はぜひチェックですよ!

今後もHEY!作品は追っていく気満々です!