ニュートン拡張入り [ソロ(1人)プレイボードゲームレビュー:評価8/10]

もくじ

🔖ニュートンとは

🔖ゲームの流れ

🔖ソロプレイダイジェスト

🔖感想

🔖購入情報

ニュートンとは

シモーネ・ルチアーニがデザインを手がけ、日本語版はテンデイズゲームズさんより発売されています。

プレイヤーは18世紀の若い学者となり、偉大な先人達に倣って世界で最も尊敬される学者となることを目指します。

システムとしてはデッキ構築、ワーカーリムーブメント、すごろく？でしょうか。
他にあまり似たタイプのゲームがない気がしますね。笑

もともとソロ感の強いゲームではあるので少ない人数でも楽しめますね。^ ^

今回はソロプレイダイジェストをお届けしますよ！

※本記事は若干の攻略を含むのでご注意ください。

ゲームの流れ

セットアップ
重ゲーの例に漏れず、そこそこ場所を取ります。笑

メインボードは2種類あります。
言語依存がないゲームなのですべてアイコンで表記されていますよ。

拡張の偉大な発見タイルです。
左上の金額を払えば手に入れることができます。
使い方は後述。

個人ボード。
上部は本棚です。先に言ってしまうとこのゲームで最も重要な要素だと思っています。笑
左下に本のアイコンが印刷されていますね。
プレイヤー毎にランダムにアイコンが割り振られます。

プレイヤーを支えてくれる偉人達です。
アートワークはアグリコラなどでお馴染みのクレメンス・フランツが手がけているため、ボードゲーマーには親しみやすいデザインでしょうか。^ ^

手札です。
手番では1枚プレイでき、自身の個人ボードに配置します。

例えばこんな感じ。
カードは左から詰めて配置するので、今は本のアイコンのカードをプレイしたとしましょう。
個人ボードには元から印刷されている本を含めて２つアイコンがありますね。
すると本のアクションを2パワー分でできるということになります。
左の帽子アイコンは1つなので、1パワー分ですね。

ラウンドの終わりにはプレイしたカード1枚を個人ボード下に差し込みます。
次ラウンド以降、アイコンの数として数えることができるようになります。
例えば上の状態で帽子アイコンのカードをプレイすれば1枚目でも2パワー分にできますよ！

ジョーカーはどのアイコンとしても扱うことができます。便利。
しかし、個人ボード下に差し込んでしまうと数えられなくなってしまうので注意です。

個人ボード下には5枚カードを差し込めるので6ラウンドしたらゲーム終了です。
(最終ラウンド終了時にはカードを差し込まないため)

各アクションについてはダイジェストで少し触れていきます！
それではやっていきましょう！

ソロプレイダイジェスト

コンパスのアクションを行います。
アイコンの数だけメインボードのコマを動かせます。
今は1つだったので1歩ですね。
行った先では自身のマーカーを置けます。

帽子アクションではカードを獲得します。
ラウンドの終わりにカードを1枚失うことが決まっているので、補充しておかないと詰んでしまいます。笑
手に入れられるのは1枚だけですが、アイコンの数が多いとより強力なカードを獲得できます。

手に入れたのはこちらの帽子カード。
プレイするたびに1コイン貰えます。

本アクションを行いましょう。
個人ボード上部の本棚を埋めていきます。
埋めるには条件があり、示されている本のアイコンをプレイしなくてはいけなかったり、先程のコンパスアクションで指定のマスに到達していたりしなければなりません。
本アイコン1つで本棚上段のみ、2つで2段目まで、3つで3段目までと選べる範囲が広がります。
一度に2つ埋めることはできないので注意。

ジョーカーを使って本アクションを行います。
今ラウンドでは本アイコン3つ目として数えることができるので、3段目が埋まりました。
すると縦1列が埋まり、矢印方向に!マークと勝利点が記載されています。
!マークはラウンドの終わりに効果を発揮します。
つまり、今後ラウンドの終わりのたびに3勝利点を得ることができるようになりました。
もうおわかりですね？
早く埋めるほど勝利点を獲得できる機会が増えるのです。
1ラウンド目に埋めたこの縦1列は3勝利点×6ラウンドで18勝利点の価値があります！大きいですよね。

ラウンド終わりに差し込むカードは帽子にしました。
今後、永久に帽子1アイコン増えます。
強いカードが獲得しやすくなりますね。

コインかフラスコを支払えばフリーアクションができます。
これは有効活用したいです。

フラスコ3つで本アクションの際に本棚の条件を無視することができます。
先程の3点に加えて2点も獲得できるようになりました。

出ているカードが気に入らなければコイン1つを支払って追加でカードをめくることもできます。

歯車アクションを行えばもう一つのメインボードのコマを動かせます。
たどり着いた先にボーナスタイルが有れば効果を得ることができますよ！
写真は即座にフラスコ1つとコンパスアクション3つ分を得ます。
実質追加ターンなので強力ですね。

巻物アイコンを達成すると…

最初に配られた偉人をプレイできます！
ガリレオ・ガリレイ
即座にコンパスアクション3つを得て、ゲーム終了時に3勝利点になります。
効果が強いほど、点数は低めに設定されていますね。

本棚がいい感じに埋まってきました！
こんなところに巻物アイコンが！

パラケルスス！
ジョーカー3つなので、任意のアクションを3パワー分使えます。
便利なので勝利点は3と低め。

歯車3つとして使用しました。
たどり着いた先には帽子3つ！
アクションが連鎖していきますね。

コンパスアイコンの旅もそこそこまわれてます。
これも全て本棚を埋めるため！笑

本のアイコンがたくさん揃ってきました。
ここまで出してれば大概の本棚条件は達成できます。

最後に偉大な発見タイルを裏返します！
ほとんど手を出していない目標だったのでマックスの5点を入手。

終了時の盤面。
ラウンド終了時の本棚点に加え、メインボードで到達した地点や偉人カードから点を得ます。

結果は121点！
しれっと自身最高得点が出ました！
科学の巨匠ですって、素敵( ´ｰ`)( ´ｰ`)

本棚を早期に埋めたことと、カードのめくれが良かったように感じます。

所要時間：50分ほど

感想

一見、要素が多くとっつきづらいように感じますが手番ではカードを1枚プレイするだけ、そのカードのアイコンも5種類だけなので簡単です！
…と言いたいところですがやはりゲーマー向けなのは確かでしょうか。
うまく点が稼げるようになるにはそれぞれのアクションを組み合わせたり、適切なカードを選択したりとしっかりと考える必要があります。
初回プレイでいきなり高得点を取るのは難しいように感じます。

とネガティブな面から書いてしまいましたが、わたしはこのゲームが大好きです。^ ^笑
決して少なくないボリューム、アクションをコンボさせた時の爽快感、得点を取るために行動をいかに最適化するか、ボードゲーマーには間違いなく刺さる要素が盛り沢山です。
自分で考えていかに気持ちよくプレイするかと言った悦びに満ちているんですよね。
きちんと基盤を築いておけば後半になるにつれて点数がみるみる伸びていくので達成感があります。

ソロプレイも複数人プレイに比べてルールの変更点がほとんどありません。
元よりインタラクションのそこまで強くないゲームなので変わらない楽しさがありますよ！
長考しだすと割とキリがないので、ソロも意外と向いているかも。
カードのめくれやタイルの配置はランダムなのでリプレイ性にも優れます。拡張も煩雑ではなく、良い味付けになっています。
一人で楽しむために購入してもきっと後悔しないでしょう。^ ^