スピリット・アイランドとは

1〜4人用 協力型ボードゲーム
プレイヤーは精霊となり、侵略者たちから故郷の島を守り抜くことを目標とします。

BGGのソロプレイランキングでも長年上位に位置しており、複数人プレイとほぼ変わらないプレイ感で楽しめるそう。
ソロプレイの機会が多いわたしにとっては以前から興味のあった作品でして、この度Engamesさんより日本語版が発売されると聞いて衝動的に購入してしまいました。

これは…素晴らしい作品ですね…。
納得のクオリティです。
また1つ、ソロプレイの傑作枠が誕生しました。

今回はスピリット・アイランドを紹介していきます!


リプレイレビューも投稿しています!



中級精霊 生い茂った緑の広がり

上級精霊 夢と悪魔の運び手


ゲームの流れ

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セットアップ。
ボード、カード、コマ!
ボードゲームに求められる3種の神器を全て満たしていますね!笑


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プレイヤー1人につき1枚の島ボードを用意。
初期セットアップが印刷されています。

木製のキノコがダハン。:いわゆる原住民。プレイヤーの味方です。
大きい建物が都市。小さい建物が街。:侵略者たちを表します。
ディスクが精霊の住処。:2枚重ねて置くと聖域として扱います。詳細は後述。
黒いディスクは荒廃。:一定数置かれるとゲームオーバーになります。

このゲームがソロプレイ向きである理由にお気づきでしょうか。
プレイ人数に応じて島が増えるだけなので、ルールに大きな変更が無いのです。

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プレイヤーは1つの精霊を受け取ります。
それぞれ固有能力があり、このゲームに多様な展開を生む要素になります。

今回はこちら稲妻の迅き一撃。
攻撃・素早さにステータス全振り、防御スカスカ!
分かりやすく使いやすいので初心者向きです。

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重量級ボードゲームなので、処理は少なくないですが、サマリーがメインボードに表記されています。これがかなり優秀。
ざーっくり説明すると、
①精霊によって異なる成長のいずれかを選択。
②固定収入を獲得。
③コストを支払ってカードを使用。
④速効カードを処理。
⑤侵略者フェイズ。
侵略者がビビってれば良いことがあるかも。
殴られて、建てられて、増やされる。
増やされた場所に建てられて、殴られる。(予測ができる。)
⑥遅効カードを処理。
⑦①に戻る。
ってな感じ。

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ゲームの開始時に侵略者が1度増えます。
侵略者カードをめくって、対応した箇所にコマを配置してスタート。

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カードの左上の数字がコスト。
左側のアイコンがエレメントです。一定のエレメントをプレイすると発動する効果があります。
左上の数字を囲う円が赤なら速効、青なら遅効。
カードは使用したら捨札へ。
捨札回収アクションをしないと、再び使えません。


種々のゲームオーバー条件を満たす前に、侵略者たちを殲滅すれば勝利!

細かいルールや処理がどうしても多いですが、マニュアルにも「ミスしても気にしないで!」と書いてあります。
間違えたら次直せばいいんです^ ^
実際にやっていきましょう!



ソロプレイダイジェスト


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最初にどうしたら良いかわからない場合、精霊ボードの裏側もしくはマニュアルにヒントが書いてあります。親切ですよね。
稲妻の迅き一撃は1ターン目はカードを使わずに精霊力を蓄えて「しゃがむ」ことが推奨されています。
大人しく従ってみましょう。笑

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カード中段にはそのカードが効果を及ぼす範囲が表記されています。
正直1番間違えやすい部分だと思います。笑
プレイしながら気をつけて見ていきましょう。

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侵略者カードはめくって効果を適用すると横にずらしていきます。
これにより次のどの地域でどのアクションが行われるかわかります。
必要な対策が講じやすいですね。
侵略者カードをめくれなくなった時、ゲームオーバーとなります。

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第1ラウンド終了時。
こちらは住処ディスクを2重ねた聖域を展開。
侵略者は本当にあっという間に増殖します。

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いよいよこちらの攻撃です!
稲妻の迅き一撃の効果で特定のエレメントをプレイすると、遅効を速効に変更することができます。
侵略者を展開前に潰せるので、有効です。


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街や都市を破壊すると、侵略者たちに不安を与えることができます。
一定以上不安が溜まるとプレイヤーに有利な効果が働いたり、ゲーム勝利条件が緩くなったりします。

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潰しても潰しても侵略者は湧いてきます。
鬱陶しいったら、ありゃしない。笑

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カードを新規で獲得する場合、山札から4枚引いて1枚選んで加えます。
上から1枚だけだと運ゲーになってしまいますからね。

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加えたのはこちら自然の回復力。
カード中段の意味と効果を解説するに、
速効で聖域から1マスの範囲の任意の地域に防御6を与える。となります。

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どこの地域を対象にしたか忘れないようにマーカーを使って表します。
今はグレーの地域を対象としました。
聖域のある茶色の地域から1マスですので、適用可能です。
侵略者が略奪で殴ってくる時、
人(HP1)1つにつき1ダメージ、
街(HP2)1つにつき2ダメージ、
都市(HP3)1つにつき3ダメージ、
をその地域自体とダハン(キノコ)に与えてきます。

地域は2ダメージ受けると荒廃。
ダハンも2ダメージ受けると除去されます。
ダハンへのダメージは、ダハン全てのHPを合計したところに入ります。
2つのダハンがいるところに3ダメージ入ったとしたら、合計HP4なので1つを除去し、1つに1ダメージとなります。

略奪の後に生き残ったダハンは侵略者へ反撃します。
ダハン1つにつき2ダメージをダハンがダメージを受ける時と同様に侵略者に与えます。

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もう一度先程の防御6を与えたグレーの地域を見てみましょう。
存在する侵略者は人と都市なので4ダメージで地域と都市を殴ってきます。
防御0だと地域は荒廃し、ダハンは全滅しますが、それぞれに防御6が与えられるので無傷で済みます。
残ったダハンが2×2の4ダメージで殴り返すため、HP1の人とHP3の都市は破壊されます。

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侵略者カードはゲーム後半になるにつれて凶悪になります。
沿岸の土地となると…

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ご覧の通り(^^;)
内陸は処理できてたのになぁ。

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一定数の荒廃マーカーが配置されると、
健常な島が荒廃した島に変化します。
「荒廃した」とありますが、まだゲームオーバーにはなりません。
この上の荒廃マーカーがなくなってしまうとアウトです。
侵略者フェイズの前に基本的にプレイヤーにとって悪い処理が挟まります。
今回は自分のカードか住処を1つ失うというもの。

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カード獲得アクションでは大能力カードも選べます。
文字通り強力な効果を持ちますが、獲得に際して所有するカードを1枚放棄しなければなりません。
放棄するカードは手札、捨札から選ぶことができます。

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今回は密林の飢えを加えてみました。
わたしの精霊は街と都市を破壊するのは得意ですが、人の除去は実は苦手です。
対応策として有効でしょうか。

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積極的に破壊活動を行っているおかげで、侵略者達を不安に陥れることに成功しました。
不安カードがめくれていくと、恐怖レベルが上昇することがあります。これによりゲーム勝利条件が緩くなります。
恐怖レベル1だと島の全ての侵略者を除去しなければなりませんでしたが、2になったことで街と都市の全滅のみで良くなりました。

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ただ、都市は強いのでなかなか破壊できません。

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さらに侵略も勢いが増します。
一気に2地域はさすがにいかついです。
処理が間に合わなくなる前になんとかせねば。

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こうなったら一気に畳みかけます!
防御を固めつつ、積極的に街と都市を破壊しましょう!

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もう少しでいけそうか?
荒廃マーカーも増えてきました。
決着の時は近いようです。

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精霊固有の能力でエレメントが揃えば、都市まで破壊できるようになります。

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都市の破壊に成功したので、人と街のみになりました。
が、まだこんなにワラワラと…
とりあえず都市を除去した分の不安マーカーを処理しましょうか。

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お、ちょうど不安カードがめくれて恐怖レベルが3になりましたね。
勝利条件は…都市全ての破壊…。


クリアやん!笑


不意に訪れた勝利に戸惑うも、島を確認すると条件を満たしています!
これが実は初勝利。
所要時間60分ほど



感想

ソロプレイの前評判からかなり期待して臨みましたが、裏切られることはありませんでした!

最初の数ラウンドまわしただけで、
「あ、これはやばい作品だ、間違いなく10評価つける。」と確信しました。
妻には常に評価甘くない?と厳しい指摘を受けてます。(^^;)
好きなゲームを紹介してんだから、しょーがない。笑

協力型ボードゲームのパンデミックに、タワーディフェンスゲームであるシルヴィオンを足して戦略性をマシマシにしたような感じです!←

本ゲームの特に好きなところは、

種類豊富な精霊達によるプレイバリエーションの多さと、侵略者達の動きが予測できることで自分で戦略を立てる楽しみを味わえることです。

まだ初心者向きの精霊を2〜3個試しただけですが、どれもこれも個性豊かで戦略がまったく異なります。
基本セットだけでも8種類あるので、少なくとも全てを1回ずつ試してみたくはなりますね。

この他にシナリオや敵勢力などリプレイ性が抜群にあります。

侵略者のアクションは遠征こそカードのめくれに依存しますが、その後は全て予測可能なため見通しが良いです。自分の作戦がうまくいってシステムを上回った時、大きな達成感がありますよ!

ボードゲームソロプレイに求められる要素がすべて含まれていると言っても過言ではありません。
最高にオススメの作品ですね。



購入情報

投稿時点、日本語版を扱っているところは無さそうです…。

Amazonで海外版が手に入りますよ。

有志の方が公開している日本語データがあるみたいです!

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