宝石の煌きとは
言わずと知れた拡大再生産ゲームの名作。拡大再生産という単語を知らなくても本ゲームの名前は知ってるんじゃないかというくらい。
2〜4人用ですが、いずれの人数でも間違いなく楽しめる汎用性の高い一作。
毎回こんな勧め方して申し訳ないけどボードゲーマーの棚には確実に置いておくべきです。笑
基本セットに追加して拡張セットも発売されている本作。今回はその拡張の一部も含めて宝石の煌き、紹介していきますよ!
ゲームの流れ
セットアップ
拡張の都市を採用しています。詳細は後述。
使用する宝石トークンの枚数はプレイ人数によって変わります。
プレイヤーは手番で以下から1つ実行します。
・宝石トークンを獲得する。
・コストを支払ってカードを獲得する。
・カードを1枚予約する。
それぞれ見ていきましょう。
宝石トークンを獲得する際は
異なる色なら3つ
同じ色なら2つ(ストックに4つ以上残っている時のみ可能)
と制限があります。
プレイヤーが保持できる宝石トークンの上限数は10です。
それを超えたらストックに返却しなければなりません。
カードを獲得する際は左下に描かれている分、宝石トークンを支払わなければなりません。獲得したカードは種類ごとに手元に並べます。
カード右上に宝石のアイコンがありますね?
所有しているカードのアイコン分、以降に手に入れるカードは値引きされます。これが本ゲームの拡大再生産要素ですね。
例えばこの場合、緑のカードを獲得するためには
青1、赤2、黒2の宝石トークンを支払う必要がありますが、
手元に赤1と黒2の分のカードがあるため、
支払うトークンは青1と赤1で済むのです。
カード左上の数字は勝利点です。
基本ゲームだと15点先に獲得したプレイヤーが勝利です。
カードは予約することができます。
場に公開されているものか、山札の上から1枚を裏向きのまま選んで黄金トークンと一緒に入手します。
予約したカードは以降の手番でコストを支払って獲得する必要がありますが、もう他のプレイヤーの手に渡ることはありません。
プレイヤーは3枚まで予約カードを保持できます。
黄金トークンはどの色の宝石としても使えるジョーカーです。
基本ゲームだとプレイ人数に応じて貴族タイルを公開します。
描かれている条件のカードを獲得すると自動的に手に入り、1枚3点になります。
今回は拡張より都市タイルを使用します。
貴族タイルの代わりに公開しますが、ゲーム終了条件が変更となります。
都市タイルの条件を1枚でも満たしたプレイヤーがいたらゲーム終了の合図です。
先手プレイヤーから同じ手番数プレイして、都市を獲得したプレイヤーが勝利です。
もし同ラウンドで都市を獲得したプレイヤーが複数いれば、勝利点が高い方が勝ちます。
以下夫婦プレイダイジェストです!
夫婦でプレイ
都市を使用したルールでは単純に勝利点を稼げば良いわけではないので少し慣れた人向きかと思います。
とか言いつつも場のカードが冴えないので、結局トークン集めまくり。笑
お互いに考えていることは、
「早くトークン支払えよ。」でしょうか。笑
とりあえず値引きを少しでも効かせつつ、カードを獲得しておきましょう。
予約は便利ですが、手番で実質1つしか宝石トークンが手に入らないので過信は禁物です。
勝利点も少しずつですが集まってきました。
あちらもかなり獲得してますね。
そろそろ本格的に方針を定めましょう。
上の都市なら、相手とも被らなさそうですね。
手元は公開されているのでおそらく狙いはバレてます。
それらお互い様なのでこのまま突き進みましょう!
色の条件はあと少しですが、勝利点が全然足りません。
カードのめくれに泣かされている気がします。
青は条件にないですが、勝利点を稼げそうなので獲得!
これで12点。あと1点と赤1枚!
もたついている様子。
相手と狙いが被らないように…。
支払うトークンが多く、得点も低いかなり効率の悪い赤の3点カード。
基本ゲームではおそらくほぼ狙わないようなカードでも都市ルールでは活躍する可能性があります。
条件達成!
わたしが先攻だったのであちらのもう1手番で逆転されなければ…
「もう1手番あれば予約していた青のカードで達成できたのに〜。」
危ない危ない。
接戦を制しましたね^ ^
所要時間35分ほど
感想
ルールもシンプルで、見通しが立てやすく拡大再生産というシステムを楽しむには本作はまさにうってつけでしょう。購入したカードが値引きに使えるため、後半は特に派手に展開しやすくなり、目に見えてやれることが大きくなっていくので気分が良いんですよね。
勝敗にそこまで拘らなくてもなんとなくカードを獲得して並べていくだけでも満足感があります。笑
カードのめくれ運に左右されはしますが、やはり経験者が若干有利には変わりません。
初心者を交えて遊ぶ時には経験者は予約不可などして調整すると良いと思います。
拡張は好みの問題でしょうか。
都市以外に3つの要素がありますが、我が家では専ら都市しか使用していません。笑
基本セットでのルールが充分に洗練されているので、何かアクセントが欲しい方は追加してみると良いでしょう。
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