アンダーウォーターシティーズとは
重量級ワーカープレイスメントゲーム人口過密となった世界で人々は海底に故郷を求めました。プレイヤーは海底都市の指揮者となり、人類が繁栄することのできる居住地を設立することを目指します。
プレイ人数は1〜4人用ですが…
とにかく要素が多く、長考必須のゲームなのでBGGでもベスト人数2人と少数人プレイが推奨されています。
ソロプレイは超簡易的なオートマを用いたスコアアタックモードとなります。
基本、拡張ともに数寄ゲームズさんから発売されました。
今回は拡張込みでのソロプレイダイジェストをお届けします!
拡張で複層式になりました。
コンポーネントがしっくりハマります。
基本セットのものは薄いシートで、乗せているものがズレてしまう危険性がありました。
この個人ボードのためだけにも拡張を買う価値があるくらいです。
右下に白いドーム型の非共生都市を配置してスタートします。
ゲームは全10ラウンドです。
1〜4ラウンドが第1時代、
5〜7ラウンドが第2時代、
8〜10ラウンドが第3時代ですね。
それぞれの時代の合間には収入及び扶養フェイズがあります。
収入、扶養サマリー
自身の海底都市の各種建造物から資源や勝利点が生産され、都市の数に応じて扶養コストを支払います。
扶養はそこまで苦しくないので、ほどほどに考えておけば良いでしょう。
色鮮やかな各種トークンに惹かれます…
プレイヤーは扉タイル(ワーカー)3つと手札を所持します。
手札の上限は基本的に3枚。
赤、黄、緑の3色があります。
各手番が始まるまでに超過分は捨て札にします。
プレイヤーは手番になると、アクションスペースの1つに扉タイルを配置してカードを1枚手札からプレイしなくてはなりません。
配置した扉タイルのアクションはそのまま実施できます。
アクションスペースとカードの色が一致していれば、カードの効果を適用することができます。
これが本ゲーム最大のポイントですね。
一致していなければ効果を使えずにただ捨て札にします。
アクションスペースとカードは任意の順番で処理できます。
いかに色を合わせることができるかが大事ですね。
手番終了時に山札から1枚カードを引きます。
ソロでは他の色の扉タイル3つでアクションスペースの一部を封鎖します。
封鎖の順は規則的なので、予測できます。青3つの他に…黒1つがありますね。あれ?4つ?
手番順トラック。
ソロでは使わないと思いきや、手番順トラックを進めなかった次ラウンドでは4つ目の扉タイルによってアクションが封鎖されてしまいます。
この封鎖は山札のカードをめくり、表記されている数字を参照して決めるのでランダムです。
拡張よりクイックスタートタイルです。
ゲーム開始時に貰える資源が基本セットのみでは決まっていました。
拡張入りだとプレイヤーにはクイックスタートタイルが2枚配られ、1枚を選択し描かれているものを持ってスタートします。
というわけで二段重ね(改良されていると表します。)の黄色い淡水化プラントとトンネル1つを建設した状態でスタートです。
それぞれを建てるのは実はかなり手間がかかるのでこのクイックスタートルールは序盤を快適にプレイするための良要素だと思います。
海藻トークンの他に科学トークンが1つあるのはトンネルを建てた際のボーナスです。
建造予定地に描かれているものは建設した時に貰えます。
逆に赤枠で囲われている部分は追加で支払う資源です。
拡張込みソロプレイでは125点をとりつつ、7つの都市がトンネルで繋がっている必要があります。
それではやっていきましょう!
以下ソロプレイダイジェストです。
ソロプレイダイジェスト
海藻と鉄鋼は都市やトンネルを建てるのに必須なので集めておきましょう。
カードには1クレジットと手番順マーカーを1つ前身させるアイコンがあります。
アクションスペースと同色なので適用できますね。
Aと右下に表記のあるカードは時代ごとに1度使えます。同じくAのアクションスペースを使う必要があり、使用したら横向きにします。
開始時にプレイヤーには個人秘書が2枚配られ、1枚保持できます。
今回は人材スカウト担当にしました。
プレイ時にカードを1枚無料で獲得、使用できるので優秀ですね。
なんだか悪そうなお兄さん、お姉さん。折衝団。
∞のあるカードはゲーム中、常に効果を発揮します。
常時利用可能スロットがこちら。
どうしてもやりたいアクションがない時に、プレイしたカードを捨てて、カード2枚と2クレジット貰えます。
手札が同色で固まってしまうこともあるので、そんな時に有効に活用したいです。
先程の折衝団のおかげで捨てたカードの効果を適用できます!
都市を建設していきましょう。
白は非共生都市です。
都市数としてカウントできますが特に効果を持ちません。
トンネルは改良すると裏返すことができます。
改良されたトンネルは時代の終わりに勝利点をもたらします。
お!これは良いカードを引きました。
生体物質を得ることができます。
この生体物質は本ゲームにおいて最も貴重で重要な資源なのです!
赤色の共生都市を建設するために生体物質が必要になります。
共生都市は時代の終わりに勝利点を生むので早い段階で多く建てておきたいです。
しれっと左下に主要都市を接続しました。
即座に資源と時代終わりの勝利点を得ることができます。
そんなこんなで第1時代終了!
山札が入れ替わります。
それぞれの建物から生産物を得ます。
その後、トンネルで繋がってる都市1つにそれぞれ海藻を支払います。
生体物質か勝利点でも代用できますが、もったいないので避けたいところ。
時代を追うごとにカードが強力になっていきます。
展開が派手になり、楽しいですね。
収入フェイズに効果を発揮するカードもありますよ。
先程の収入フェイズで生体物質を手に入れたので、共生都市をどんどん建設します。
右上の主要都市に接続成功!
改良アクションは都市のまわりの建物にも使えます。
黄色い淡水化プラントを改良すると収入フェイズに生体物質を産み出します。
第1時代ではこれをせっせと行っていました。
Aのカードは4枚までの上限があります。
5枚目以降をプレイする際は1枚捨て札にしなくてはなりません。
しかし、捨て札にするカードが未使用状態だった場合、捨てる前になんとその効果を使用することができます。
このルールは有効活用していきたいです。
ゲームはいよいよ第3時代へ得点になるカードが欲しい…。
場に出ているカードを獲得してプレイする必要があります。
ってなわけでこちらを。
改良された淡水化プラントはまあまああるので得点を期待できそうです。
最後の主要都市にも接続完了!
今更ですが手札の上限枚数が増えます。笑
3種類の建物が揃っている都市からは高得点を得られます。
改良されている必要はないので積極的に終盤は狙って行きましょう。
もう使わない資源も勝利点に変えていきます!
終了時の海底都市はこんな感じ!
7つの都市を繋げることができました。
果たして得点は…?
132点!
見事、ソロプレイ目標達成です。
いやー、濃密な時間でした、大満足^ ^
所要時間70分ほど
感想
かなり要素と考えどころが多く、間違いなくゲーマー向けです。アクションとカードの処理にどうしても時間がかかるので長考必須ですかね。ダウンタイムが気になる方はソロか2人プレイを強くお勧めします。
慣れれば、ユニークなカード達が展開をとても豊かにしてくれます!毎回違ったプレイ感を楽しめるますよ。
コンポーネントも色鮮やかで豪華なため、遊んでいるだけでも満足感があります。
カードのめくれがあるので運要素も多少なりともあるでしょうか。
戦略7割、運3割といっところです。
ソロだといくらでも自分に時間をかけられるので、じっくり腰を据えて挑むには最高のチョイスの1つです。
常にカードとアクションの効果を念頭に置く必要があるのでそこそこ疲労感はありますが。笑
拡張は必須とは言いませんが、あった方が良いでしょう。
何より複層式のボードが便利すぎだし、かっこいい!
値段が多少するだけあります。笑
クイックスタートもいいですよね。
滑り出しが良いと後のプレイも快適です。^ ^
今回は使いませんでしたが、博物館ボードという要素もあります。
ぜひ試したいですね。
購入情報
投稿時点、通販ではどこも売り切れみたいですね(^^;)残念。