今回紹介するのはシップヤード
数寄ゲームズより和訳ルール付きで販売されている作品です
購入リンクはこちら!
お気に入りの多いスヒィ作品なので期待に胸が膨らみますね!
プラハ
メッシーナ1347
ウッドクラフト
アンダーウォーターシティーズ
パルサー2849
シップヤードってどんなボードゲーム?
1~4人用
1870年代を舞台に、造船会社の経営者となって誉れ高き蒸気機関船を建造していくゲーム
ルール説明込みだと1プレイに大体2~3時間ほどかかる重量級作品です。
今回紹介するのは第2版の内容になるのでご了承ください。
シップヤードのここが面白い!注目!
スヒィ式アクション選択方式
セットアップ(ソロプレイ)の様子
造船がテーマになっているだけあり、雰囲気を感じさせるアートワークですね。
目を引くコンポーネントがたくさん!
ゲームコインは別売りの汎用品を使用しています!ゲームに付属するものではありませんのでご注意を!
船・商品タイルのストックとなるクレーン
船員・船の装備を管理するトークントレイ
今回は木製のアップグレードトークンを使用していますが、本来は厚紙タイルです。
そしてこちらがアクションを管理するボード
下に並んでいるアクションタイルを選択することでその手番の行動を決定します。
手番の開始時には直前の手番で使用したアクションタイルを取り出し、右側に押し込みます。
そうすると歯車が連動し、回転するんですね。
一定回数回転するとゲームが終了します。
選ばれなかったアクションほど、後からお金のおまけがつきやすくなる仕組みです。
アクションそれぞれはシンプル
アクションは全部で7種類(4人プレイだとお金を獲得するアクションが追加されて8種類)
船や資源、航路を購入するアクションや、船員や設備を獲得するアクションなど、それぞれは複雑な処理もなくシンプル
指針が定まってくると1手番数秒で終わることもあり、ゲームのテンポはそこまで悪くないです。
プレイヤー間の絡みは濃くはありません。
該当のアクションを行うと、マーカーを回転させる必要はあるのでそれによって自分の思惑こそズレることこそありますが…
人の妨害をするよりは、最適なタイミングを見極めつつ自分の船を育てる事に専念するスタイルに落ち着きそうです。
造船!自分だけの最強船!
船頭、船体、船尾が揃った船は手番終了時に自動的に出航します!
船を作るだけなら簡単ですが、得点化するには特定の船員、設備、そして適した航路が必要になります。
船が完成すると、船員や設備の状態によって移動できるマス数が決定します。
航路を1マスずつ進んでいき、通過したマスに描かれているアイコンが船に揃っていれば得点が入っていく仕組みです。
その他にも乗っている船員や設備が単純に点になりもします。
航海のルールは少々複雑なものの、本ゲームの最大級の得点要素になるので、よく確認してから臨むと良いでしょう!
手番数と相談しながら、アクションと資源のやりくりをしていくのが楽しいゲームになりますね。
勝敗を左右するポイント
主な得点源は先述の通り、船を出航させる事になります。
では闇雲に造船しまくれば良いかと言うと…そうでもなく!
各プレイヤーにはゲーム開始時に最終目標が配られています。
おおよそ、出港した船に乗っている船員・設備、獲得したタイルを参照します。
この最終目標、実はとーっても重要な要素でして、個人が最終的に獲得する総合計点の下手したら半分近くまでを占めるポテンシャルを占めています。
ある種、ゲーム中の指針にもなるため、得点源になるとともにガイド的な役割を果たしてくれます。
また、他に重要な要素として、手番中に6金支払う事で追加アクションを実行できます!
これは言わずもがな強力で、積極的に狙っていきたいアクションですね。
船は完成したら手番のアクションに関係なく自動的に出航するため、追加アクション含めて一気に船の状態を整えて得点化するのは極めて有効です!
ソロプレイ
さて、本作はソロプレイも完備しています。
ダミーのアクションマーカーをプレイヤーとは別に2つ用意し、オートマタイルをめくって特定のアクションスペースの封鎖、タイルの除去を行います。
そこまで複雑な処理もないスコアアタック方式ですね!
慣れてくればスムーズに動かせると思います。
元からいわゆるソロ感強めの作品なので、ソロ目的で遊んでみるのも全然アリですよ。
感想
ソロ、3人戦をプレイしてみました。
コンポーネントの組み立て、収納に加え、ルールの把握にもそこそこ時間がかかるので、特に初プレイの際は腰を据えて臨むと良いです。
プレイヤー間のバチバチしたやり取りと言うよりは、各種資源のやり繰りを上手く行い、最適なタイミングを見計らいつつ・・・
船の出向に持っていく流れを自分で作ることを楽しむゲームです。
慣れてくると相手の欲しいタイルをカットしたり、ホイールを故意に回してタイミングをずらしたりと妨害もできそうですが、自分が満足いく船を造船することを素直に目指した方が気持ちよくプレイできそうですね。
もちろんタイルのめくれに左右される点もあります。
最終目標や航路から・・・欲しいタイルを狙っても、出なければしょうがない場面もあるのが少し好みが分かれそうかな。
豪華なコンポーネントも相まって、満足感はかなり高い作品に思えます。