ハンザとは
2〜4人用 ミヒャエル・シャハト作
14世紀のハンザ 都市を舞台に、盟主の座を競い合います。
最近、個人的に熱いシャハト作品ということで2人プレイの評価が高いこちらの作品をチェックしてみましたよ!
関連レビュー
ゲームの流れ
セットアップ
バルト海とそれに接する9つの都市があります。
プレイヤーは手番順に販売所を1箇所ずつ、3箇所に置いてスタートします。
商品トークンは各都市1〜2つ置かれます。
手番順にそれぞれのプレイヤーは以下の1〜4フェイズを行います。
第1フェイズ 収入
3ターラーを受け取って自身の金袋タイルの上に置きます。
第2フェイズ 商品の補充
商品がない箇所に山から補充します。
1ターラーが必要。
実行すると全ての空き箇所に1枚ずつ補充されます。
補充しなくても構いませんが、全ての倉庫が空の場合は強制です。
第3フェイズ アクション
以下のアクションを望むだけ好きな順で好きな回数行えます。ただし、船がいる都市でのみ、1つのアクションを実行できません。
・船の移動
1ターラー支払うごとに矢印に沿って1スペース船を動かすことができます。
・商品の購入
1ターラーを支払ってその都市にある商品トークンを1つ獲得します。
支払い先はその都市に最も多くの販売所を置いているプレイヤーです。
この場合、赤に支払いますね。
自分であれば、無料。
同数であれば、銀行へ。
となります。
・販売所の設立
獲得している商品トークンをゲームから除外し、そこに描いてある樽の数だけ販売所を重ねます。これにより先程の商品購入アクションによりターラーを獲得できる可能性が上がりますね。
・商品の売却
自分の販売所があれば手元にある商品トークンを好きなだけ売却できます。
ただし、同色の商品を少なくとも2つずつ販売しないといけません。
売却したら、そこにある販売所1つを手元に回収し、商品トークンを裏返して保持します。
この時、他のプレイヤーは販売された色と同色の商品を(持っていれば)1つずつゲームから除外しないといけません。→損失
第4フェイズ 税金
プレイヤーは3ターラーおよび表向きの商品トークンを3つまでしか保持できません。
超過分は銀行、もしくはゲームから除外します。
最後の商品の山が補充され始めたら、そのラウンドでゲーム終了です。
スタートプレイヤーから全プレイヤー同じ手番数になるまで行います。
手元にある
表向きの商品トークン:1つ1点
裏向きの商品トークン:1つにつき1+樽の数だけ点
販売所がある都市:1つにつき2点、その都市を独占していれば4点
合計点の高い方の勝利。
同じであれば販売所の数が多い方、それも同じなら引き分けです。
夫婦2人でプレイ
それではスタート!
わたし:青
妻:赤
初期配置はこんな感じで、バラけて置きました。
とにかく商品でしょうか。
販売所を建てるためにも必要ですし。
なるべく安いコストで仕入れたいですね。
なくなってくると商品を補充したくなります。
お金をケチって相手を待つか、直後のアクションで選択肢を増やすか、悩ましいですね。
セットが揃ったので売却しましょう。
1つの都市では購入→売却の流れを行えないので、ここでも移動を挟まなくてはなりません。
これも絶妙に悩ましい。
ゲームは後半へ。
このままだとそれぞれの都市は半々の得点になるようです。
お互いに得点化された商品マーカー。
正直、樽の数は分かりません。笑
相当よく見ていないと把握するのは難しいですね。
1つでも販売所を残しておけば最終得点のチャンスがありますからね。
お、ここで最後の山の補充になりました。
このラウンドで終わりです。
都市からの得点はタイになりましたね。
2人だとこの差が勝敗を左右しそうです。
得点化された商品マーカーを公開します。
結果は…52-57!
惜しくも負け。
マーカー1〜2枚の差でしたね。
所要時間30〜40分ほど
感想
見た目の通りとにかく渋いプレイ感!実際に遊んでみると悩ましいポイントが滲み出てきますね。
得点になる商品を保持したいけど、相手の売却による損失への対策や収入基盤を作るための建設にもまわしたい…。かと言って次ラウンドへの持ち越しも多くはできないので、何を残すのか悩ましい…。
ああ!そっちに船動かさないでー!
など淡々と進むように見えて、脳内はかなり盛り上がってます。笑
この後もう1戦するほどには面白いと感じたのですが、妻には…あまりウケず。
つまらなくはないけど地味すぎる、
とのことです。笑
やればやるほど楽しくなってくるタイプの作品だと思うんだけどなぁ。(^^;)
購入情報
バネストさんで購入しましたが、現在品切れの様子。(^^;)入荷はあるのかな?
その他シャハト作品!