惑星Xの探索とは
1〜4人用宇宙に存在する天体、惑星Xの位置を特定することを目標とした論理&推理ゲーム。
我が家では好きなジャンルですので、早速取り入れてみました。
セットアップ
ボードをセットし、プレイヤーはそれぞれメモと衝立を受け取ります。
衝立の裏側はサマリーになっているタイプ。
分かりやすくて好みです。
それぞれの天体はどのように存在するのか、論理ルールが設定されています。
天体の内訳は↑の通り。
12区画中に惑星Xの位置を特定するのがゲームの大きな目標の1つになるでしょう。
ゲームの流れ
自分のコマがトラック上で最後尾になっているプレイヤーが手番を行います。
アクションは惑星Xの位置を特定するための調査がメイン。
指定した範囲内にどれだけ特定の惑星があるか、もしくは1区画内にどの惑星があるか、など。
実行したアクションに応じて自分のコマを進めます。
最後尾が更新されると、観測範囲が回転します。
調査で指定する範囲は数字が見えている観測範囲に限定されます。
特定のアイコンを通過すると、学会や学説フェイズ処理が入ることも。
本作は最初に惑星Xを見つけたプレイヤーが勝利するのでなく、得点制です。
学会の貢献度や惑星Xを見つけた順に応じて、得点します。
専用アプリ
さて、本作の最大の特徴と言ったらこれでしょう。惑星Xの位置や各アクションは専用アプリによって管理されます!
「新たなゲームを開始」から画面を進めていくと、それぞれのプレイヤーの初期セットアップから、アクション選択画面に行き着きます。
手番ではアプリよりアクションを選んで実行し、表示された回答を自分のメモに残していく仕組みです。
ここだ!と思ったら自分の手番で惑星Xの位置特定アクションを実行します。
惑星Xの位置特定
惑星Xの存在する区画とその両隣にある天体を予想します。1/12で当てずっぽうに正解することを防いでいます。
アプリに解答を入力して判定するため、他のプレイヤーには結果は公開されません。
正解であればゲームは終了に向かい、他プレイヤーは最後に得点のチャンスが与えられます。
間違えていれば、ゲームは続きます。
夫婦2人でプレイ!
それではやっていきましょう。
それぞれのプレイヤーにはまず初期情報が与えられます。
「〜区画には〜はない。」と言ったような確定要素なので、忘れずにチェックしましょう。
メモには自分が行ったアクションとそれに対する結果や、相手が行ったアクションを記入していきます。
特に書き方は指定がないので、自分が分かるように書きましょう。
ボード中央のトラックが特定の位置を越えると学説フェイズが発生します。
ここでは自分が特定したと思われる天体を予想します。
裏向きに天体のトークンを配置し、数ラウンド後に公開される仕組みです。
正解かどうかの判定はアプリにしてもらいます。
合っていればゲーム終了時に得点になりますが、もちろん相手へのヒントにもなるため、タイミングが大事です。
まだ初回なので妻が学説のルールに慣れていない様子。
私(青)ばかり置かれています。笑
序盤はどこから行ったらいいか、惑星Xがどこにあるのか皆目見当がつきませんが…
ん?待てよ?既にわかっている天体と論理ルールを当てはめると…あれ?わかったんじゃね?
アプリに入力すると…おお!正解!
めっっっちゃ気持ち良い!笑
最後に妻にも得点のチャンスがあります。
なんと妻もこの手番でしっかり正解。
かなり接戦だったようです。
得点計算で私がわずかに上回り勝利。
準備がめっちゃ簡単なので、続けてもう1戦。
今回は妻が先に予想を当てて、私が次手番に当てる展開に。
急にストンとわかる感じがクセになります。
高難易度でプレイ!
難易度調整はかなり細かくできます。
例えば初期情報を制限することでヒントが少ない状況からのスタートになりますよね。
ちなみにチェック4つで開始するのは、熟練者仕様です。
さらにボードとシートの裏面には上級ルールが用意されています。
なんと区画の数が通常の1.5倍の18!
天体の数が調整されて、準惑星には新たな論理ルールが追加されます。
難易度は通常に比べて格段に上がりますね。
調査範囲や相手の行動、論理ルールにしっかり注意する必要があります。
例えば相手が精密調査を行なって、次の手番以降にいつになっても天体を特定する学説アクションを行わなかった場合、空白である可能性があります。
精密調査
1区画を指定して、そこにある天体を特定する。惑星Xもしくは真に空であるスペースは空に見える。
お互いに得点のため、学説もたくさん仕込んでいきます。
特定された天体が増えるとそれだけヒントになるわけで…
ここまで書き込んだところで、惑星Xの位置特定を実施!
半信半疑でしたが、なんとか成功しました。
この次手番に妻はどうしても絞りきれず、学説を2つ仕込んでゲーム終了。
得点では24-20とかなり接戦でした。
惑星Xを特定できなくても、学説によってはかなり稼げる可能性があることを証明されましたね。
感想
ここ最近で推理系作品として比較に上がるのはやはり厄介なゲストたちでしょうか。当ブログでも激推ししているの作品なわけで、それだけで本作にかかる期待が大きかったように思えます。
結論から言うと惑星Xの探索も激推し作品になりそうです!
テーマやアプリを使用する点は大きく違いますが、論理&推理系と言うことで我が家ではウケやすいジャンルです。
何より準備と片付けが簡単。
厄介な〜の半分の半分の半分くらいの時間で済みます。笑
また、専用アプリも軽快に動きますし、入力した時のサウンドがなんだかクセになります。
あえて厄介な〜と評価を分けた点としては、
- 宇宙フレーバーであること。我が家では特に妻にはウケにくいところ。
- 書き込むシートが少し質素に見えてしまう。
- プレイヤー間の絡みとなる部分が少し弱い?
先にこちらの作品に出会っていたら、また、さらなる繰り返しプレイで評価が変わっていた、変わってくるかもしれません。
いずれにせよ、今年のベストボドゲに君臨するであろうポテンシャルを感じる作品です。