動物の楽園を構築せよ!
ドラフト&パズルの名作!
今回紹介するのはニマリア
海外のボードゲームメーカーPegasusよりリリースされている作品です。
国内ではバネストで和訳ルール付きで流通しています。
ニマリアってどんなボードゲーム?
2~4人用
動物が描かれたカードをドラフトしながら獲得していき、動物たちの楽園を築き上げることを目標とします。
ルール説明から1ゲーム終えるのに大体30分前後の軽量級作品です。
ゲームの流れ
セットアップ
得点計算に使うコマ以外、ほとんど全てのコンポーネントはカードです。
おかげで箱もとってもコンパクト。収納事情に優しい作品です。笑
ゲームは全5ラウンド
目標カードは4色あり、各色1枚ずつランダムに設定します。
本作の面白い点として、ラウンド毎の目標が変化すること。
それぞれの目標はカードに示されており、
- 1ラウンド目:青緑
- 2ラウンド目:緑黄
- 3ラウンド目:青赤
- 4ラウンド目:緑黄赤
- 5ラウンド目:青黄赤
先を見据えながら、各ラウンドで得点効率を高めるように考えていくのが何とも面白い作品になっています。
ドラフト&配置
プレイヤーには各ラウンドで3枚のカードが配られます。
1枚獲得したら、隣のプレイヤーに回していく、いわゆるドラフト方式を採用しています。
獲得したカードは即座に自分の場にプレイしなくてはいけません。
配置のルールとして、
- 2枚目以降のカードは必ず1マスを他のカードに重ねる
- 縦横6マス以内に収める
配置ルールに従いながら得点目標達成を目指していきます。
得点計算
先ほどの得点計算カードを例に見てみましょう。
例えば青緑のカードはそれぞれ、
青:最大の砂漠の1マスにつき2点
緑:ちょうど1羽だけペンギンがいる縦列1つにつき3点
となります。
1ラウンド目終了時はカードが3枚置かれているはずです。
↑の写真だと、
青目標:砂漠なしなので0点
緑目標:ペンギン1羽の列3点×2で6点
となります。
ちなみに砂漠は相手プレイヤーにカットされた様子ですね!笑
各目標は複数回得点のチャンスがありますが、カードを重ねて配置しなくてはいけないルールがあるので、適宜パズルを組み替えていかなくてはなりません。
ドラフトもあるため、中々思い通りにいかない盤面を上手くコントロールしていくのが本作の面白さの醍醐味です。
プレイ&感想
夫婦2人で遊んでた感想ですが・・・
これは面白い!かなり気に入ってしまいました。
先述の通り、ドラフトとカード配置のメカニズムは相性が良く、プレイヤー間で適度のインタラクションを生みつつ、パズル的に楽園を組み上げていくのがとても面白いです。
同時処理でゲームは進むため、テンポが良いのも高評価ですね!
自分が悩んでいる間は相手も悩んでいるので、あまり気にならないです。笑
2人プレイで3枚のカードをドラフトすると、最初に選ばなかったカードの内1枚は返ってくることになります。
多人数プレイも良さそうですが、2人プレイのドラフト方式はある程度コントロールが効く仕様なので、問題なく楽しめますね。
目標カードを入れ替えれば、一気に違うパズルゲームに早変わり!
各目標にはある程度難易度に違いがあるため、プレイヤーのレベルに合わせてプレイすることができるでしょう。
単純に自分の盤面を参照する目標の他、他プレイヤーと競う要素もあります。
ドラフトで自分の得点を伸ばすことに集中するか、勝敗を見越して相手に都合の良いカードをカットするか、悩ましくも面白い部分ですよ!
余談ですが本作、我が家では妻がかなり得意な様子です。笑
初回ゲームから3連敗ほど喫しています。
各目標にも上手く対応していて、さすが妻・・・・!
私も負けていながらも、かなり楽しめているので大満足です。笑
日本語版の発売は現在ないものの、言語依存はない作品なので、気になる方は様々なショップをチェックしてみると良いですよ!