今回レビューするのは以下2作!
- ツカナ・ビルダーズ
- ツカナ諸島の小径
全く別のメカニズムを採用した2作ではありますが、比較も兼ねて一挙ご紹介していきたいと思いますよ!
ツカナ・ビルダーズ
概要
1〜4人用
火山の噴火に見舞われたツカナ島を舞台に、動物と人々を救うために小道を作っていくゲーム。
テーマだけ聞くと協力系っぽいですが、対戦タイル配置ゲームです。
ゲーム内容紹介
プレイヤーは個人ボードを受け取り、セットアップカードに準じて用意します。
3色ある家駒、初期タイル位置が毎ゲームランダムとなりますよ。
共通である地形カードを1枚めくり、各プレイヤーはタイルの山から1枚ランダムに引きます。
地形カードで指示された箇所に引いたタイルを配置していきます。
地形さえ守っていれば特に配置制限はありません。
プレイヤーは個人ボードの任意の位置にタイルを配置することができます。
地形カードの山が切れるとラウンド終了です。
得点計算に入ります。
同色同士の建物、動物が繋がっているだけ得点になります。
オオハシはワイルド扱い。
この赤家駒の場合、赤い蛇が4匹とオオハシ1羽が繋がって5点となりますね。
3色2軒ずつある建物、合計6軒分について得点計算を行います。
地形カードをシャッフルし、次のラウンドを開始します。
2ラウンド分行った合計得点が最終スコアとなります。
各ラウンド1度だけ地形カードの指定を無視できるワイルドカードが使えます。
得点を意識するとかなり配置が難しいので、ワイルドカードの使用タイミングはかなり大事になってくるかと思います。
感想
何度か挑戦してみましたが、このゲーム…かなり難しい!
いや、ルールは簡単だし、同色同士繋げば得点になるんだろうと単純にタイル配置ゲームだと思ってタカを括ってました。
地形×タイルの組み合わせが自分の都合の良いめくれをするとは限らないのです。
ワイルドカードこそ使えますが、場合によっては全く意味のない配置になることもまちまち。
ハマると伸びそうなものの、個人的にはちょっと苦手なジャンルに感じました。笑
いわゆるソロ感の強い、と言うかプレイヤー間の絡みは早取目標程度しかないため、ほぼソロプレイゲームです。
インタラクションを求めるプレイヤーには不向きかもしれませんが、同時進行であるため短い時間で楽しむことが出来ます。
ちなみにソロプレイ評価がかなり辛辣で、私の最高スコアは現在50点台。散々な言われようです。笑
100点とかどうやっていくんだろ。
上手いプレイヤーを参考にしながら、またトライしてみようかしら。
評価:6.5/10
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ツカナ諸島の小径
概要
1〜4人用
風変わりな動物と古代文明の痕跡が溢れた島「ツカナ諸島」を舞台に、プレイイヤーは、人々が往来し、名所を回れるような小道を作ることを目指します。
カードをめくって描き込んでいくフリップ&ライトタイプの作品です。
ゲーム内容紹介
ツカナビルダーズとは打って変わって、今度は紙ペンゲームです。
先に言うと、こちらもかなりのソロ感強めゲーム。
ツカナシリーズはいずれもソロプレイヤーの強い味方となってくれそうです。
地形カードの山から2枚ずつめくりながらゲームは進行します。
2枚で指定された地形を繋ぐように線を引きます。
線は地形で指定されてさえいれば、どこにでも引くことが出来ます。
特定のアイコンを村(アルファベット)まで繋ぐと得点になる他、ボーナスで追加の線を引くことが出来ます。
山札のカードが1枚だけになったらラウンド終了。
村まで繋がったアイコンに応じて中間得点が入ります。
現在発売されている本作日本語版には4枚のシートパターンが用意されています。
シートによって規定されたラウン数だけゲームを行い、合計得点を算出します。
いずれも、2〜3ラウンドです。
最終ラウンド終了時には同じアルファベット同士が繋がっている箇所からも追加得点があります。
各道は交差しても良いので、効率良く小径を繋げていけると良いでしょう。
感想
単純な比較だと、ツカナ・ビルダーズよりツカナ諸島の小径の方が気持ち良くプレイでき、ハードルが低いような気がします。
あちらはタイル配置制限が厳しかったのに対し、小径での選択肢はかなり多いです。
地形によって若干、カード枚数に差があるため各アイコンの配置がそれに基づいて考えられているのが良い塩梅ですね。
また、シートのパターンもいくつか用意されているのが嬉しいです。
個人的には3ラウンドまで行う面の方が好みでした。
ゲームにかかる時間こそ少し伸びますが、それでも20分前後で遊べるので、気軽にトライできるでしょう。
刺激的な面白さはないものの、幅広くオススメできる良作の印象です。
評価:7/10
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と言うわけで今回はツカナシリーズのボードゲームを2作紹介してみました。
本記事が皆さんの作品選びの参考になると嬉しいです。