ファラオン [ソロ(1人)プレイボードゲームレビュー:評価6/10]








ファラオンとは?

資源変換とワーカープレイスメントを主軸としたエジプトテーマの中量級ゲーム。
プレイヤーはファラオの子となり、来世への旅の準備をする、となんとも独特なテーマ。
ソロプレイ可能!
ルール確認がてらまわしてみると、これがけっこう面白い!

今回はファラオンのソロプレイレビューをお届けします!




ルールを簡単に

IMG_7792

セットアップはこんな感じ。

IMG_7794
IMG_7795
回転式のメインボード!
ラウンドの終わりに回転します。
中心の円盤部分に同色の資源を配置して、対応するアクションを行います。
それぞれのアクションではまた別に資源を求めてくるので、アクションの手数料といったところでしょうか。
円盤に配置した資源は値引きされます。

以下それぞれのアクションについて。
FullSizeRender
ナイル川アクション。
対応する資源を支払うと自色のマーカーを上に進めることができます。
資源をもらえる他、終了時のマーカーの地点により勝利点を得ます。

IMG_7797
捧げ物アクション。
捧げ物トークンを獲得できます。
トークンには
それぞれのアクションの際コストとして支払えるもの
対応した資源として代用できるもの
勝利点を得るもの
があります。

IMG_7798
貴族アクション。
場に出ている貴族を獲得できます。
貴族は即座系から永続系まで様々な効果があり、勝利点付きなのでどれも強力です。
獲得するには5種類全ての資源が必要です。
例えば写真の場合、円盤に青いトークンを配置したら貴族アクションに描かれている5種のアイコンの内、青が値引きとなるので、残りの4種類のトークンを支払えば獲得できます。


FullSizeRender
職人アクション。
職人は勝利点と資源をもたらします。
同じ種類のトークン3つが必要です。

IMG_7799
玄室アクション。
対応する資源を支払うと自色のマーカーを次のスペースに進めることができます。
即時効果はありませんが、ゲーム終了時にマーカーのある地点の勝利点を得ることができます。
最大は60点なので積極的にのばしていきたいですね。

IMG_7801
IMG_7802
壷タイルを獲得すると描かれている資源を得ることができます。
銀はどの資源としても使えるいわばジョーカーですね。


IMG_7803
ゲーム終了時に条件を満たしていると神から得点がもたらされます。
写真の例だと貴族2枚所有しつつ玄室で2スペース以上進んでいれば6点を獲得できます。
中央ボードは可変式なので毎回違った組み合わせが楽しめます。

IMG_7793
ソロプレイでは仮想の敵「裏切り者」と戦います。
ソロプレイ用のしっかりとしたアクションボードが用意されています。






ソロプレイダイジェスト

所要時間30分ほど
IMG_7805
ということでやっていきましょう。
青がわたし、裏切り者が黄色です。
裏切り者の行動は壷タイルをめくって決定します。
簡単に言うと3つの資源アイコンをアクションに2つ、ワーカースペースを封鎖するために1つ、割り振ります。
ある程度コントロールが効くので、望ましくないアクションを避けていくのがポイントです。

IMG_7806
IMG_7807
今回はいきなり貴族獲得に走りました。
職人と銀タイルをついでにゲットです。
勝利点が低い分、効果が強力です。


IMG_7809
ナイル川のトラックを少し進めておきます。
少しやってみるとわかるのですが、資源は基本的にカツカツです笑
増やすというよりは上手く変換していくことがメインになります。

IMG_7810
裏切り者のアクションタイルがこのように埋まっていきます。
特に後半ほどアクションが強力になっていくので、いかにアクションを振り分けるかが重要です。

IMG_7813
貴族と職人から資源を得つつ、それぞれのアクションをバランス良く行なっていきます。
毎ラウンド必要な資源が変わりますが、予測できるのでなんとか準備できそうです。



IMG_7815
IMG_7816
貴族を2枚所有した状態で玄室アクションの16点のマスに到達するとファラオタイルを獲得できます。
早い者勝ち、7点をもたらすので、ぜひ欲しいところ。今回は裏切り者さんより先に獲得できました!


IMG_7817
裏切り者さんはすごい勢いでカードを獲得していきます。
気をつけないと差をつけられてしまいます…!

IMG_7820
今回お世話になったのはこちらの貴族。
ラウンドに1回、任意の資源を銀に変換してくれます。便利!

IMG_7823
ナイル川と玄室は互角ですね。

どこかで差をつけていかないと!

IMG_7827
IMG_7829
終了時の様子です。
かなりカードを獲得されましたが、結果は
115-100で勝ち!
後半は裏切り者さんに点を取られるアクションを避けていたので、なんとかなりました!







感想


中量級のワーカープレイスメントとしては、かなり出来が良いんじゃないでしょうか。
回転式のボードもアイデアが面白い!
資源変換をうまくやりくりしていくことで点数を積み重ねていく渋いゲームです。
やればやるほど面白みがわかっていくタイプのゲームなので、繰り返しプレイしたいですね!

ソロプレイ処理がそこまで煩雑ではないので、ルール確認としてももちろんですし、裏切り者と張り合うのもじゅうぶん楽しいです。
IMG_7830
オートマボードの色の濃い面を使用すると、難易度を上げることができます。
裏返すボードの数は選べるので、難易度調整可能ですね。



あえて言うなら資源変換がメインなので、拡大再生産的な要素はなく、最後まで地味な展開になりがちでしょうか。
アイコンも少しわかりにくい…。

万人受けするかはわかりませんが、少なくともわたしはソロで楽しめました!
対人もぜひトライしてみたいですね。^ ^