ナショナルエコノミーの魅力を熱く語りたい!

今回紹介するのはナショナルエコノミーシリーズ

先日、突然の新版発表があり、まさに話題沸騰中作品です。

ボドファンのサイトで購入できるので、気になっている方は要チェック!

本記事執筆現在、もう既に1000万円以上の資金が集まっているみたいです・・・すごい!

当ブログでも何度か取り上げており、個人的にも特にお気に入りの作品です。

ナショナルエコノミー [ソロ(1人)プレイボードゲームレビュー:評価7/10]


ナショナルエコノミー メセナ [ソロ(1人)プレイボードゲームレビュー:評価7.5/10]


ナショナルエコノミー グローリー [ソロ(1人)プレイボードゲームレビュー:評価7/10]


↑なんか当時の評価値厳しくね?と、改めて思ったり。笑

今現在の基準で考慮すると全作文句なしに8/10以上は固いっす!

とまあ、前置きが長くなりましたが、今回はそんな本シリーズについて熱く紹介させていただきたいと思ってます!

かなり主観目線で、本作の推しポイントと気になる点をまとめてみましたので、ぜひまだ購入を検討している方は参考にしてみてください。

ナショナルエコノミーってどんなボードゲーム?

ゲーム概要


ゲーム工房スパ帝国による国産のワーカープレイスメントゲーム

基本のナショナルエコノミーを始め、今までにメセナグローリーの3作がリリースされています。

いずれの作品もプレイ人数は1~4人となっており、それぞれのセットは単独で遊ぶように設計されています。


ちなみにサイズ感はこんな感じ。

写真のいわゆる旧版は現在入手難となっているので、実際に見たことない方もいらっしゃるのではないでしょうか?

かなりコンパクトな箱に収まっているんですよ。


ちなみに箱を開けるとこんな感じ。

コンポーネントはカードのみで、ぎっちり詰まっています!

カードをスリーブに入れると元の箱に収まらない点は注意っす。

それぞれのシリーズで異なるおじさん(ワーカー)が登場するのは旧版のポイントでもあります。笑

ワーカープレイスメント


基本システムはいわゆるワーカープレイスメント

手番ごとに自身のワーカーカードを1枚とり、アクションスペースに配置して効果を得ます。

アクションスペースに指定がない限り、各カードには1枚しかワーカーは配置できません。

プレイ人数に応じてアクションスペースの数が調整されるので、いずれの場面でもプレイヤー間の絡みが楽しめる設計になっています。


ゲームが進むとこんな感じにアクションスペースが増えていきます。

私は1~3人で本作を遊んだ経験がありますが、いずれの人数でも広すぎず狭すぎないアクションスペースの規模で、最初から最後までダレずに楽しむことができました。

全プレイヤーが手持ちのワーカーを使い切るとラウンド終了。

全9ラウンド行います。

ナショナルエコノミーのここが面白い!オススメ!

分かりやすい資源管理


本作の資源はお金・手札、以上です!

ボードゲームによくある木、岩、鉄、エネルギー、羊・・・などなど、複雑な資源管理は必要ありません!


建設アクションを行うと、カード左上にある数だけ手札を捨てることで建てることができます。

建設したカードはゲーム終了時にカード下部の数値だけ勝利点をもたらす他、個人の場に並べて自分だけのアクションスペースにすることができます。

 


また、後述の給料支払い時に売却すると勝利点の数だけ(ソロだと半分)銀行からお金を受け取れます。

売却したカードは共通の場に並び、全プレイヤーが使用可能となります。

手札を上手く整えながら、ゲームの各場面で効果的な建設を行い、お金と勝利点を稼いでいく仕組みがシンプルながらも脳汁溢れる・・・ボードゲーマーには堪らない仕様となっています。

銀行・家計システム


さて、本作において最も重要な部分と言って良いのではないでしょうか。

それが銀行・家計システム!

ワーカーにはラウンド毎に給料が発生します!

もちろんワーカー1人毎に給料が発生し、増員して研修中のワーカー(基本的にそのラウンドでは働けない)にも支払う必要があります。


給料はゲームが進むごとに増えていきます。

1ラウンド目はワーカー1人あたり$2

初期ワーカーは2人いるため、初期資金が$5とかに対し、いきなり$4の給料支払いが確定しています。


給料は最終ラウンドでは1人あたり$5まで上昇します!

ワーカーは最大5人(特定のカードの効果で7人)まで増やせるので、$25支払う必要があったりします!


なので、資金が足りなくなったら建物を売却して銀行からお金を調達します。

ちなみに給料を支払う先は家計と言う別のプールとなります。

カードの効果によっては家計のお金を参照するものもあるため、銀行~家計の資金流通の仕組みをしっかり押さえておく必要があるですね。

この資源管理については苦しくも悩ましく、そしてそれを乗り越えた先にある面白さが本作の大きな魅力になっていると言っても過言ではないでしょう。

シリーズ毎の要素


ナショナルエコノミーは今までにシリーズ3作が登場しています。

基本(新版ではプログレス)をベースに、独自の要素が追加されている点にも注目です。

基本、メセナ、グローリーから、個人的に好きなカードと共に紹介していきます。


まずは基本セットから。

シリーズ初登場作品と言うことで、エッジの効いたプレイ感はそのままにオーソドックスな効果を持つカードが多い印象です。

特にこだわりがなければ、まずはここからナショナルエコノミーの世界に触れることをおすすめしますよ。


基本セットの好きなカード3選はこちら↑

レストラン:$15は手札1枚で得られる金額としてはかなり多く重宝します!

製鉄所:強力なドローソース。売却するとすぐに他プレイヤーに使われます。笑

二胡市建設:言わずと知れた基本セットのパワーカード。上手く使いこなせば勝利に直結します!


メセナでは新たに勝利点トークンが登場します。

勝利点トークンは1枚1点ですが、3枚セットで10点に化けます。

爆発力を秘めた得点源になっていますよ。


おじさんのデザインもちょっとガタイの良さそうなタイプに変更!


メセナの好きなカード3選↑

大聖堂:夢の50点!勝利点トークンは意識すれば集めれらるので意外と建設できます!

宝くじ:家計が潤沢にあれば手札消費無しで$10の収入。嬉しい。

宮大工:1コストと軽い割に、勝利点トークン付は通常の建設よりもはるかに効果的!


グローリーでは今までの世界観とは一変。

まさかのスチームパンクテーマとなります。

機械人形は追加ワーカーとして、建設アクションで得ることができます。

扶養コストはかからず、バリバリ働いてくれますよ!


ワーカーおじさんはシリーズ屈指のイケメンと名高いですね!


グローリーの好きなカード3選!↑

機械人形:グローリーと言ったらやはりこいつ!4コストは軽くないけど、仲間にしたくなる!

ゲームカフェ:効果も強いけど、やはりボードゲーマーとしては建てておきたい!笑

浄火の神殿:ロマン枠!

ナショナルエコノミーのここが気になる!

厳しい資源管理


本作独自の資源管理は先ほどはおすすめポイントとして挙げましたが、やはり厳しめに設定されています。

はっきり言って好き嫌いが分かれる点となるでしょう。

特に資金管理は、中々にカツカツ!

給料未払が発生すると手痛いペナルティを食います。

序盤から躓いてしまうと、建てては売ってを繰り返す自転車操業に陥ることも。笑


ラウンド終了時には手札上限になるだけ、捨て札にしなくてはならない点も地味効いています。

カードと資金を上手く運用するには、カードの引き運も相まってそれなりに慣れが必要でしょう。

逆にこれらの要素を乗り越えれば、最高に楽しい経験をもたらしてくれること間違いなしです。

ナショナルエコノミー 気になっている方は要チェック!


いかがだったでしょうか。

今回はナショナルエコノミーの魅力について記事をまとめてみました。

個人的にはたまに遊びたくなるのはもちろん、コンパクトな箱の割に濃密なプレイ感を味わえることから、出先に持っていくことも多い作品です。

そんなお気に入りの作品が今回リニューアルして登場とのことで、心躍らずにはいられませんでしたね。

旧版も所有していますが、もちろん購入案件です!

本記事を通して、ナショナルエコノミーの面白さを多くのボードゲーマーさんに知っていいただけると嬉しい限りです。

ナショナルエコノミーの購入はボドファンから!