ラプトル　[2人プレイボードゲームレビュー:評価8/10]

もくじ


🔖ラプトルとは


🔖ゲームの流れ


🔖夫婦2人でプレイ


🔖感想


🔖購入情報

その作者であるブルーノ・カタラがデザインを手がけたのがこちらラプトル。
2人用のボードゲームで、プレイヤーはラプトル陣営と人間陣営にわかれ、異なる勝利条件で戦う非対称性が特徴です。

世界の七不思議デュエルが面白かったので同作者ということで試してみたところ、やはり正解でした。
セットアップ。
可変式のボードとそれぞれのプレイヤーは自分の担当する陣営の山札とシートを持ちます。
山札から3枚引いて手札とします。
担当するコマをボードに配置します。
大きいラプトルが母、小さいラプトルが子です。


カードの構成はこんな感じ。
1〜9の数字がありますね。
それぞれにはアクションが割り振られています。


手番順というものはありません。
手札から1枚を選び、せーの！で公開します。
数字の小さい方がカードのアクションを行い、
数字の大きい方が数字の差分となる回数分、陣営独自のアクションを行います。


それぞれのアクションは実際のプレイで紹介していきますが、イメージとしては
カードのアクションが特殊な効果、
数字の差分でできるアクションが移動や攻撃といった基本的な効果、
といったところです。
サマリーが付いているのが便利ですね。
アクションが終了したら手札を補充し、常に3枚にしておきます。

陣営により勝利条件が異なります。

ラプトル側
①子ラプトルを3匹ボードから逃す。

ボードの端っこまで子ラプトルを移動させると逃がせます。

②ボードから人間コマ全てを排除する。

アクションにより母ラプトルに隣接する人間コマを除外することができます。


人間側
①子ラプトルを3匹捕獲する。

子ラプトルを寝かしている状態にすると隣接する人間コマにより捕獲することができます。

②母ラプトルに5発の睡眠弾を撃ち込む。

人間コマは直線上にある母ラプトルに対して睡眠弾を撃ち込むことができます。撃ち込まれた睡眠弾1発につき、ラプトル陣営は実施できるアクション数が1減ります。

5発で再起不能でゲームオーバー。

いずれかのプレイヤーが勝利条件を達成すれば即座にゲーム終了です。


同じ人間コマは1ラウンドに何度も攻撃的なアクションをできないことや、
ラプトル側の移動に関してのことなど、
意外と細かいルールが多いため、詳細はマニュアルを参照してください。

それではプレイしていきましょう！わたしはラプトル陣営です。
人間の魔の手から逃れるように頑張りましょう！


最初はいきなり割と高数字の勝負。
わたしが1だけ低いのでカードの効果、あちらは1アクションを行います。


このカードは一時的に母ラプトルをボードから隠すことができます。

こうなってくると残った子ラプトルの熾烈な奪い合いです。
子ラプトルは眠らされてしまっているので極めて不利。


お互いにトドメを刺す気満々の9。笑
同じ数字だった場合は流れます。


この場面で数字が低い…(^^;)
ボードを使った心理戦といったところでしょうか。
テーマとシステムがうまくマッチしているので、子ラプトルをめぐって熱いやりとりを繰り広げることができます。

カードの構成を把握した経験者が多少有利には変わりませんが、初めてのプレイでも要点を掴みやすいので初心者でも楽しめるかと思います。

それぞれの陣営で戦略も変わってくるので両方試してみたくもなりますね。

強いて欠点を挙げるなら冒頭にも述べましたが、若干細かいルールが多いようには感じます。
仮にルールミスがあっても次回から修正すれば問題ないと思うので、ぜひトライしてみてください^ ^