オルレアン 拡張「侵略」〜要人〜 [ソロ(1人)プレイボードゲームレビュー:評価8/10]








オルレアン 拡張「侵略」とは

バックビルディングゲームの名作である
オルレアンの第1弾拡張セット。6つのモジュールが含まれており、
なんと内3つはソロプレイシナリオ!

ソロプレイ愛好家のわたしとしては見逃すことはできません!笑
どんな仕上がりになっているのでしょうか。
とっても楽しみです。^ ^

基本セットの初回プレイ、
リプレイレビュー投稿済みです。
基本ルールや戦術について触れているのでよろしければ先にご覧ください。




ソロシナリオ 〜要人〜

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セットアップ。
基本ゲームのメインボードを使用するので、
かなり場所を取ります。笑

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今回挑む要人シナリオの難易度は同梱のもので1番低いです。
ゲームは全16ラウンド。(基本では18でしたね。)
イベントは全て順番が決まっており、公開されています。

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目標は16ラウンド終了までに
市民タイル8枚(簡単モードでは7枚)集めること。

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メインボードのマップ中、
指定の位置に市民を配置します。
商品タイルは使用しません。
市民のある地点に到達すると獲得できます。
残りの市民の内、8枚を任意の位置に配置します。
獲得しやすい位置にするのがポイントですね。

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初期資金の代わりに駅馬車の場所タイルを受け取ります。騎士を配置して、3金支払うと陸路もしくは水路のいずれかを進めることができます。


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建物は基本セットよりカテゴリⅠ、Ⅱを5枚ずつランダムに選びます。
基本ルールと同様に交易商のチップを獲得した時に建てることができます。

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それぞれのチップは4枚ずつストックします。
商品および砂時計タイルは使いません。



セットアップは大体以上でしょうか。
それでは実際にプレイしてみましょう!






ソロプレイダイジェスト

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1、2ラウンド目はそれぞれ大学のアクションができません。
なので、船長→騎士、農家戦法で行きます。


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最初4ラウンド使えないアクションが地味に効きます。

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収入もありますが、その分支払いも発生してきます。
準備しておかないとチップや発展トラックなどで代用しないといけません。
8ラウンド目の技術税(歯車1つにつき2金)が中々嫌らしいですね。笑

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マップは積極的にまわる必要がありそうです。
市民さんを回収していきましょう。

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ハーブ園には活躍してもらいますよ!

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船長お金を蓄えておきます。

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なんとか技術税を乗り越えたので、ここから歯車を設置していきます!

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マップをめぐりつつ、発展トラックも進めて市民はとりあえず3つです。
半分のラウンドが終わってしまっているのでペースを上げねば。

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駅馬車を使用したいのですが、お金が足りません。笑
公共事業でお金をもらいつつ、市民獲得を狙います。

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なんとか10金を捻出します。
市民さん達が並んでいくのが可愛いですね。笑

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しばらく出費の予定はありません。
今のうちに駅馬車で移動します。
お金はかかりますが、騎士1つで済むので積極的に活用したいです。

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ストックにある4つのチップだけでは、
市民を獲得するのに充分な発展トラックを得られません。
図書館の建物を用意しておきます。

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目標の市民は

城アクションの4回目、
マップから1つ、
発展トラック
公共事業
の4つです。
引き事故に合わないように…。笑

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ゲーム開始時から恐れていた破壊工作
このラウンドは歯車を配置したアクションは実行できません。
次のラウンドは駅馬車が使用不可。
計画的にアクションしましょう。

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の4回目実行!
さらに公共事業にも人を送り込みます。

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よしよし、あと1人!
こうなったらあとは余裕ですね。

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図書館発展トラックの途中の市民を迎えにいきます。

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1ラウンド残して8人達成!
ゲーム開始時は無理そうに思えましたが、
後半になるにつれアクションが強化されるので、
なんとか稼ぎ切ることができました。

所要時間40分ほど





感想

まず何より驚くのがソロプレイ作品としての完成度です。

多人数用ゲームのソロはルール確認もしくはおまけ程度のものであることが多いのに、オルレアン「侵略」に関しては他のソロプレイ専用作品と比較しても遜色ないくらいです。

特に好感が持てたのが、イベントがランダムでなく運要素が軽減されている点です。
予め公開されているので、それぞれのイベントに向かって戦略を練っていく楽しさがあります。

チップの引き運ももちろんありますが、バックビルディングゲームなので中身を把握するところまではできます。
引いたチップでいかに上手くアクションをまわすか、プレイヤーの手腕が問われますね。

要人というテーマとシステムも一致しており、没入感たっぷりです。

絶妙な難易度でしたが、これでもまだまだ最低難易度。
他のシナリオもとっても楽しみですね。

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