イスタンブールとは
2〜5人用 ワーカープレイスメント&ムーブメントゲーム
プレイヤーはトルコの首都イスタンブールで随一の大商人となることを目的とします。
独特なプレイ感の中〜重量級作品。
BGGなどでも多人数プレイが推奨されていますが、
2人用の選択ルールもあり、中々楽しめる作品でした。わたしが所有しているのは
イスタンブール ビッグボックス
同梱の拡張も追って紹介していけるといいですね。
可変式のメインボード
個人ボードをそれぞれ用意。
今回は初回プレイということで公式推奨の
短い小道でプレイします。
噴水に商人と助手を重ねて配置。
1番上が商人になるように。
プレイヤーが手番でできることはシンプル。
商人と(あれば)助手を1〜2マス動かし、
動いた先で
助手を切り離すか
助手を回収すればアクションが実行できます。
つまりアクションはなんらかの形で
助手が関わらないとできません。
移動先に
他プレイヤーの商人
他プレイヤーの親族
総督
密売人
などのコマがあれば遭遇し、それぞれ効果を発揮します。
特に他プレイヤーの商人であった場合、
そのプレイヤーに2リラの手数料を支払わないとアクションすることができません。(移動するのみは可能)
2人プレイ時は使わない色の商人コマを3つ用意して、擬似的なインタラクションを楽しめる選択ルールがあります。
プレイヤーの目標はルビーを集めること。
5つ(2人プレイなら6つ)先に集めたプレイヤーが勝利です。
それぞれのアクションはダイジェスト中で一部をご紹介していきますよ。
それでは実際にプレイしていきましょう!
ゲーム開始時にはボーナスカードを1枚受け取れます。
動かずにその場のアクションを行えるもの。
任意のタイミングで使用できます。
とりあえず序盤は資源とお金を集めておきましょうか。
小市場では売却した商品の数が多いほど貰える金額が大きくなります。
あちらが警察署で親族を解放しました。
好きなアクションスペースに送ることで
そのアクションが実行できます。
届かない範囲に手が届くので便利ですね。
闇市場に送った様子。
他プレイヤーの親族と遭遇すると警察署に送り返すことができます。
報酬としてカードかお金が貰えますが、
相手は警察署アクションで再び親族を送ることができるようになります。
闇市場にいた親族を逮捕しました。笑
ちなみに闇市場はダイスロールにより、
貴重な青の資源を手に入れることが可能。
揃えた商品を大市場で売却したようです。
先程の小市場より対象の商品が貴重な分、
売却時の金額が大きいです。
モスクアクションを実行するとこのような特殊能力タイルを受け取れます。
獲得が早いほど条件が緩くなる、早取り要素。
一定数集めるとルビーが貰えます。
あちらは親族を宝石商に送りました。
お金でルビーが買えます。
後半ほど値上がりするシステムですね。
さらに茶屋。ギャンブルアクションです。
遊んでいるゲームはバックギャモンでしょうか。
3以上の数字を宣言して、2個のダイスを振ります。
出た目の合計が宣言した数字以上なら、
宣言した数字に等しい金額を、
未満なら2リラを貰えます。
わたしは隊商宿でカードを獲得します。
山札か捨て札から合計2枚引いて、1枚捨て札にします。
便利な効果が多いので、持っておいて損はないですね。
荷車製造者ではお金を払うと荷車の格納数を増やせます。マックスまでアップグレードするとご褒美にルビーが貰えますよ。
どうしても実行したいアクションだったので相手に泣く泣く2リラ支払いました。(^^;)
というわけでルビー、特殊能力タイルをちょこちょこ集めていきます!
これでルビー3個!
あちらの様子は…?
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え?!もう5個?
そういえばさっきから
商品をルビーに交換できるスルタンの宮殿や、
荷車強化してると思ったけどいつの間に?
結局差を縮められず負けてしまいました。(^^;)
ルビーの数は4-6でしたね。
もたついてしまった。
所要時間インスト込み50分ほど
悔しいのでもう1戦!
今度は長い小道にて。
先程よりやや難易度が高いそう。
言われてみると経路が遠回りになることが多いように感じます。
短い小道では必要なアクションが塊になっていましたが、長い小道だと寄り道しながらそれぞれ辿っていく感じですね。
今回は6-5でぎりぎり勝利!
アクションタイルの配置が違うとプレイ感が変わることが実感できました。
これは色んなパターンを試してみたくなりますね。
所要時間45分ほど
2人プレイでもとっても楽しめます!
言われてみると経路が遠回りになることが多いように感じます。
短い小道では必要なアクションが塊になっていましたが、長い小道だと寄り道しながらそれぞれ辿っていく感じですね。
今回は6-5でぎりぎり勝利!
アクションタイルの配置が違うとプレイ感が変わることが実感できました。
これは色んなパターンを試してみたくなりますね。
所要時間45分ほど
感想
選択ルールによる中立商人が絶妙に邪魔で嫌らしい動きをするんですよね。笑
また、手札以外はお互いの情報は公開なので、相手が狙っているアクションはある程度予測がつきます。
商人を上手く配置すれば相手の動きを制限できるでしょう。
2人だとお互いの個人ボードが良く見えますしね。
アクションをただ選択して実行するのではなく、
1〜2マスという限られた範囲で動かしながら、
というのが独特ですよね。
なんとなく以前にレビューした横濱紳商伝を思い出しました。
効率良く一筆書きの感覚でアクションをプロットしていくのが堪らなく面白いです。
見た目は重量級作品ですが、実はプレイ感は中量級。
ルビーを集めることが目的としてはっきりしているので見通しも良く、初心者にも勧めやすい作品です。
ビッグボックス含め、日本語版がもっと手に入りやすくなると良いですね。
購入情報
Amazon駿河屋
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