いぶし銀な仕上がりの軽量級紙ペンゲーム!
今回紹介するのはハウス・オブ・キャッツ
テンデイズゲームズより日本語版がリリースされている作品です。
シンプルながら中々やりこみ要素のある作風に仕上がっています。
記事中では私がラミネート加工を行ったシートでプレイしています。
実際の製品版とは異なりますのでご注意ください!
ハウス・オブ・キャッツってどんなボードゲーム?
1~6人用
1ゲーム15分前後で遊べる軽量級紙ペンゲーム
ゲームの流れ
セットアップ
ゲームにはレベル1~4のシートが含まれています。
プレイヤーの好みに合わせて使用しましょう。
ロール&ライト
各ラウンドの開始時にいずれかのプレイヤーがダイスを4つ振ります。
各プレイヤーはダイスの出目を任意の組み合わせで3つ選び、各シートに記入していきます。
選んだダイスの出目は原則、縦横に隣接させてそれぞれのシートに書きこんでいきます。
部屋の完成
書きこんだ数字がその同数だけ隣接した状態になると部屋が出来上がります。
(2なら2マス、3なら3マスと言うように)
完成した部屋はゲーム終了時の勝利点になる他、ゲーム中に使用できる効果をプレイヤーにもたらしてくれます。
- 出目の変換
- ダイスの切り分け
- 即座に任意の出目を記入
- 任意の数字を記入
縛りの効いた基本ルールに上手く調整をかける効果になっており、これのおかげで苦しいながらも絶妙に書きこんでいけるようになっていますよ。
いずれかのプレイヤーがシートを埋めたら即座にゲーム終了です。(レベル4は例外)
プレイ&感想
夫婦で続けて遊んでみました。各レベル毎に独自ルールや感想を紹介していきます。
レベル1
レベル1と言うだけあって最もオーソドックスな仕上がり。
ネズミを書きこむと縦横に対応したチーズがチェックされて勝利点に。
ネコの出目を選ぶとシート下部のネコトラックを左からチェックしていき、対応した数字を即座に書きこめます。トラックが進んでいるだけ勝利点を獲得。
独特の縛りはあるものの、特にクセもなく素直に遊びやすい紙ペンゲームと言う印象。
これだけだと物足りないけど、ご心配なく!
本作には更なるクセ強面白シートが控えています。
レベル1は私の勝利!
レベル2
続いてレベル2
レベル2ではゲーム開始時にダイスを3つ振り、各プレイヤーはそれぞれの出目を指定された位置に書きこんでスタートします。
各ネズミは縦もしくは横にネコが存在すると、勝利点になる仕組みです。
縦横両方にネコがいるネズミは2勝利点になるので、上手く狙えば爆発的に稼げる可能性も。
しかし、ネコが被ってしまうと勝利点の増加はありません。
基本通りに部屋も作って効果&勝利点を得たいのもあるので、限られた出目・スペースでやり繰りするのが何とも悩ましい。
レベル1ではネコはスペースに書きこまなかったため、ある種救済的な出目だったんですけど、急に難しくなる印象でした。
惜しくも妻に負け!
レベル3
レベル3では一転、カラフルなシートに!
各色毎に部屋として分かれており、各部屋のネズミが勝利点になります。
ネズミを勝利点化するには同じ色のスペースにネコがいることが条件。
ネコ1~2匹だとネズミ1匹1点、ネコ3匹以上だとネズミ1匹2点になります。
必然的にネズミとネコを同じ色の部屋に押し込みたくなる構造であるにも関わらず、やはり相変わらず部屋の完成も目指したい。
真ん中が地味~に空いた歪な形のスペースもまた、何とも嫌らしい仕上がりになっています。
ここでも私が勝利!よしよし。
レベル4
いよいよレベル4!
一見、シンプルなシートですが、とんでもない仕組みが隠れています。
なんとゲーム開始時は真ん中の3×5の15マスしか使用できません!
普通に書きこんでいくと、あっという間に終了してしまいます。
では、どうするのか・・・
部屋が完成すればその数字の分だけ、書きこみ可能スペースを拡大できるのです!
↑の写真だと2マスの部屋が完成したので、2マス分拡張しています。
最初ルール見たときは、「これはやってんな!」と思わずニヤけてしまいました。笑
ダイスの出目に翻弄されながら、部屋完成効果も上手く活用して何とかスペースを広げていきます。
ネズミはレベル1と、ネコはレベル2と同じルールが適用されています。
まさに本作を締めくくるにふさわしい高難易度シートに感じました。
自転車操業的に書きこみスペースをやり繰りしていく感覚が個人的にかなり好みでした。
残り5スペースを残して惜しくもゲーム終了!
意外と上手くいったんじゃないかと思いつつ、合計点は今までのレベルで最低。
一応、勝利はしましたが、流石レベル4・・・かなり渋い仕上がりになっているようです!
各レベル、そこそこプレイ感の違いこそありますが、1ゲーム大体15~30分くらいで遊べるため取り回しの良い作品だと思います。
どのレベルもそれなりに面白く、お得感もありますね!
手軽に遊べる作品として持っておいても損のない作品だと思います。
気になる方はぜひチェックしてみてください!