COME SAIL AWAY ! カム・セイル・アウェイ! [2人プレイボードゲームレビュー評価:8.5/10]

豪華客船で一筆書き⁉

軽量級傑作ボードゲームです!

今回紹介するのはCOME SAIL AWAY !(カム・セイル・アウェイ!)

Saashi &Saashiより2023年7月にリリースされた作品です。

同メーカーの作品は以前に

  • コーヒーロースター
  • バスルートをつくろう ダイス
などのレビューを投稿していました。

コーヒーロースター [ソロ(1人)プレイレビュー:評価8/10]


バスルートをつくろう ダイス [2人プレイボードゲームレビュー:評価7/10]


どれも完成度が高く、面白い作品を多数世に放っているメーカーさんです。

COME SAIL AWAY ! カム・セイル・アウェイ!ってどんなボードゲーム?


1~4人用 ソロプレイ可能

豪華客船に乗り込む船客たちを上手く船室に運ぶことを競う作品

豪華なコンポーネントでありながらシンプルなルールで、とっても面白い作品に仕上がっていました。

りょうたろ
実は私だけでなく、妻も気に入ってくれていまして!

ボードゲーム初心者から慣れている方でも幅広く楽しめる作品だと思います。


COME SAIL AWAY ! カム・セイル・アウェイ!のここが面白い!おすすめ!

一筆書きマンカラシステム


セットアップの様子

プレイヤーはそれぞれ同じ配置、組み合わせのタイルを受け取ります。

個人コンポーネント一式は豪華客船を表しており、色鮮やかで見た目にも楽しいですよね!


ゲームは全12ラウンドに渡ります。

各ラウンドでは2枚のカードから1枚を選択することができ、選んだカードと同色のコマを受け取ります。

カードに並んでいる順(左右どちらからは問わない)で、コマを船タイル状に一筆書きで配置していきます。


中央の大階段は1マス分として扱いつつ、コマを割り振っていきます。

それぞれの部屋には定員数が設定されているほか、
  • 同色のコマのみ
  • 2ペアの色になるように
  • 全て異なる色となるように
と言った指定条件があります。

条件を上手く満たしながら、12ラウンドに渡って船客を案内していきます。


定員が満たされた部屋は裏返って、高得点を獲得できるようになります。

しかし、依然そこに部屋があるかのようにコマの配分を考えないといけません。

条件を満たせなかった場合は不満客タイルに移動させる必要があります。


不満客タイルにいるコマはゲーム終了時に1つ1失点となります。

後先を考えながらコマを配分していくのが、なんとも悩ましくて面白いです!

ランダムセットアップによ展開の豊富さ


5色ある部屋タイルとは別に1~10の数字が振られたタイルが用意されています。

1ゲームに使用できるタイルは合わせて10枚までなので、多くの組み合わせを楽しむことができるようになっています。


タイルの組み合わせもそうですが、配置が変わるだけでも考え所に差が出てきます。

全プレイヤーは同じ配置でタイルを組み合わせるのに、コマの配置やプレイヤーの戦略によってゲーム終了時の盤面に差が出てくるのが面白いですね。

タイルの条件はわかりやすいものはほとんどです。

パターンが変わっても簡単な確認ですぐにゲームに熱中できますよ!

1ゲームは公式で25分⁉本当です!


本作の外箱にはプレイ時間がきっぱり25分と表記されています。

多くのボードゲーマーは経験があると思うのですが、表記時間は目安も良いところで、その倍以上の時間がかかることも余裕でありますよね。笑

しかし、本作、おそらくプレイ人数に関係なくマジで大体25分で終わります。


と言うのも、カードを選んでコマを配分するフェイズは同時進行のため、いわゆるダウンタイムがほとんど発生しません。

自分が悩んでいる間は他のプレイヤーも大体悩んでいます。笑

また、ゲームが進んでいくと自ずと配置できるルートも決まってくるので、意外とすんなり進行したりもします。

準備片付けもかなり簡単であることから、1ゲームにかかる時間もすっきりとまとまっており、取り回しの良い作品であると思います。

ソロでも楽しい


ソロでも対人戦とほとんど変わらないルールで楽しむことができます。

システム的にもソロとの相性は良いのでしょう。

12ラウンドでいかに多くのスコアを稼げるかのスコアアタックモードです。

80点以上が最高ランクですが、私はいまだ70点代をウロウロしています。笑

よろしければぜひ皆さんのハイスコアを教えてください!


豪華&シンプル&すっきりまとまった良作です


と言うわけで今回はCOME SAIL AWAY !カム・セイル・アウェイ!を紹介してきました。

開封からソロプレイで早速ハマり、これは夫婦で楽しめそう!と思い、2人で遊んでみたところヒット!

期待はしていましたが、それを上回る作品でした。

夜遅い時間まで夫婦で連戦し、ここまで熱中した作品は久しぶりのように思えます。

少なくとも今年下半期ベストボードゲームの1つに君臨することは間違いなしでしょう。

とても面白い作品ですので、ぜひ気になる方はプレイしてみてください。