リクレイム [2人プレイボードゲームレビュー:評価7.5/10]

リクレイムとは

1〜6人用

ヨーロッパ辺境の領主となり、多くの土地を掌握することを目的とした紙ペンゲームです。


fudacoma gamesさんのゲームマーケット2022秋新作。

発売前からかなり話題を呼んでいた作品の1つであり、私も入手できたので早速遊んでみたいと思います!

セットアップ


カードをめくって図形を記入する、いわゆるフリップ&ライトタイプです。

シートは何度でも書いて消せるホワイトボード仕様です。

私お得意のラミネートは不要ですね!笑


ちなみにコンポーネントにはホワイトボードマーカーと布製のイレイサーがしっかり含まれています。


初期地形を城に隣接させて書き込んで、ゲームスタート!

ゲームの流れ

全16ラウンド、それぞれ①〜③フェイズから成ります。

①場札の更新


山から遠いカード1枚を捨札にして、残ったカードを山から遠い位置にズラし、1枚引いて場札を2枚にします。

第1ラウンドではこのフェイズは省略します。

②ピースの記入


山から遠い位置のカードの左上もしくは右下を参照し、コストを支払います。


自分のシートで既にピースが描かれている対応した土地に△をつけます。


この支払いができない場合、得点が少なくなる可能性があります。


コストを支払ったピースを書き込みます。

ピースは既にあるピースに辺で隣接させつつ、城を囲まないようにします。

回転はいいけど、反転はNG。


全てに△が書かれた場合、塗りつぶして区別します。


ピースに囲まれた地形があれば×をつけます。

特別アクション


第2フェイズ中であればいつでも、ラウンドに1回に限り特別アクションを実行できます。

トラックの1番大きい数字を消すことで、対応した△もしくはピースを書き込めます。


11ラウンド以降は追加コストがかかります。

③ラウンド数の更新


ラウンドにチェックを入れて次のラウンドに移行します。

得点計算

前半(10ラウンド目終了時)


△で繋がれた城の数に応じて得点になります。


消されていないトラックの内で対応した得点を獲得。

後半(16ラウンド終了時)

前半で計算した城と△の連結の得点に加え、以下を計算します。


▲と城で構成された縦横2マス以上の四角形の内、最大のものの面積だけ得点します。

これだと8点ですね。

×の数の2倍を失点とし、合計得点を計算します。

夫婦2人でプレイ!


ルール確認がてら、一度ソロで練習してから臨みます。

ソロ用の特別なルールはなく、純粋なスコアアタック方式になりますね。

ちなみに、29点はヤバいくらい下手です。笑


ってなわけで気を取り直して夫婦で遊んでいきましょう。笑


まず前半は少しでも多くの城を△で繋げていきます!

コストを支払えなくなるのは、あっても後半でしょうか。

割と余裕あります。


特別アクションも使用してみます。

どうせきっと13個もの城を繋げるのは難しいのではと、思ってしまいますね。笑


前半終了!8個の城を繋いだので31点獲得です。

この時点でソロのスコアを上回ったと言っていいでしょう。笑


後半は▲と城で構成する四角形の面積も加算されます。

△でないと城をつなげることができないため、どちらの得点を伸ばすか悩ましいですね。

いっそ片方に特化するのもありかもしれません。


ってなわけで最終的には69点でした。

まあまあ、上手くいった気がします。

特別アクションに少し頼りすぎたか。


妻は55点。私の勝利です!

感想

ルールとプレイはシンプルなのに、2段階得点計算がとーっても悩ましいです!

城を繋げはそれはそれで点にはなりますが、最終得点計算も意識したい…。

コストの支払いや特殊アクションも相まって、短い時間で濃密な体験を味わえます。

プレイヤー間のインタラクションはないので、ソロ感は強いですね。

対応人数のうちだったらどれも変わらずに楽しめると思います。

ピースの書き込みも回転はOKだけど反転はNG、既にあるピースに隣り合わせなくてはならないので意外と選択肢は絞れます。

ダレずに最後まで楽しめるのではないでしょうか。

シートも両面仕様でまだまだ期待ができる作品です!