ヒイヅルとは
1〜4人用クラウドファンディング発の協力型ボードゲーム。
プレイヤーはおとぎ話の主人公の1人となり、
太陽を喰らった鬼 ヒグライを討伐することを目指します。
セットアップ
組み立て式のボードに指定のトークンを並べます。何より目を引くのは立体的なヒグライでしょう!
強そうに見えますよね!
ゲームの流れ
最大3ループ行います。それぞれのループは準備→探索→戦闘の順で解決していきます。
探索ではダイスを振ります。
多人数ではプレイ人数に等しい数だけになりますが、ソロでは4個振ります。
手番プレイヤーから順にダイスを1つ選び、その出目の数までキャラクターを移動させます。
移動を終えた地点のタイルを公開し、効果を処理します。
- アイテムなら獲得。
- おともならコストを払って仲間に。
- ヒグライの伝承により戦闘が有利になることも。
ソロではダイスを大きい出目から順に4つ処理していき、もう1度ダイスロールを行ってダイス4つのアクションを行います。
2ラウンド分行ったらヒグライとの戦闘へ。
ヒグライは第1〜4形態があります。
1度の戦闘ラウンドで全てを倒すことができればゲームクリアです。
戦闘では自キャラもしくはおともやアイテムを横向きにして、攻撃・使用していきます。
1度横向きになったタイルはそのループが終わるまでは元に戻りません。
1度のループでヒグライの全形態を倒しきれないと、次のループに入ります。(玉手箱)
獲得したアイテムやおともは全てストックに戻しますが、経験値にあたる太陽の欠片はそのまま残ります。
また、公開されたタイルはそのままにしておくことができます。
なので2ループ目以降はプレイヤーが強化、有利になった状態で臨めるのです。
3ループを終える前にヒグライ全形態を倒せると勝利です。
実際のアクションの流れはダイジェストの中で見ていきましょう!
ソロプレイダイジェスト
使用キャラはとりあえず桃太郎にしましょうか。
オーソドックスな感じしますし!
アイテムとおともを集めていきます!
おともの数だけヒグライを攻撃できる数が増えるため、4形態を相手にするには主人公含め最低でも4キャラは欲しいわけです。
それではこの布陣で最初の戦闘ラウンドに入りましょう!
第1形態は武のキャラでないとダメージを与えられないようです。
桃太郎でいきましょう!
ダイスの合計は12。桃太郎の効果で+7の合計19。
ヒグライ第1形態は体力20なのでまだ足りません。
竜の首の玉を使いましょう!
ピッタリ20になりました。第1形態撃破!
報酬として太陽の欠片を1つ受け取ります。
第2形態強者の檻。
コスト3以下のおともでないと攻撃が通りません。
ここはヒグライの効果を無視できる鉢かづき姫をぶつけます!
ダイスの出目にも恵まれて、すんなり撃破!
第3形態刀狩。
ダイスを振る数を6個減らされます。
こんなん実質攻撃力0にされてしまうようなものです。
なので、蓬菜の玉の枝、打ち出の小槌を装備した雪女でいきましょう!
出目は15。20には届きませんでした。
第1ループを終えて、ヒグライ討伐ならず…!
ここで主人公たちは敗北です…。
しかし、本作の特徴は玉手箱による時間のループ!
これによりある程度の情報が判明しつつ主人公が強化された状態で過去に戻ることができます。
第2ループはこのような状態でスタートします。
以前のループで表になったトークンはそのまま、主人公の強化状態は引き継がれ、ヒグライの形態情報も解禁されています。
さあ!再びヒグライに挑みます!
倒しきれませんでしたが、このループで第4形態に到達しました!
次のループで最後です。
これだけ情報が公開されているので、周りたいところは狙えるはず。
生産力や移動力が上がっているため、ループを追うごとにできることは増えていきます。
高コストで強力なおともを多く引きつれることも可能に。
最後の戦いはこの布陣で臨みましょう!
まずは雪女で第1形態撃破!
きびだんごのコストこそ必要ですが、3つ振ったダイスの出目を2倍にできるのはかなり強力です。
第2形態には鉢かづき姫で。
ヒグライの能力を無視できるので一方的に押し切れます。
笠地蔵&蓬菜の玉の枝で第3形態を突破!
ダイス6つ判定は言うまでもなく最強クラス。
最後はもちろん主人公の桃太郎で!
出目にブースト分を追加して叩き出したダメージ数はなんと46。
ヒグライの第4形態の体力は24なので明らかにオーバーキルです。笑
無事に3ループ目で討伐することができましたね!
所要時間:慣れれば30分で終わります。
感想
実はこれ、2回目の挑戦でして、じゃあ初回でダメだったかと言うと1発クリアしています。使用キャラの桃太郎だけは固定で、トークンの位置やヒグライの形態パターンを変更しています。
それぞれ同じく3ループ目でクリアしており、接戦は接戦ですが、2ゲーム目の最後の方は正直あまり負ける気がしませんでした。笑
やりがいがないわけではありません。
まだ他のキャラをあまりチェックできてないんですが、もしかして桃太郎はかなり強いのかな?
形態ごとのパターンを把握した上で、攻撃の順番や連れていくおともを考えていく過程はかなり楽しいです。
協力型ゲームの入門にも良いのではないでしょうか。
ソロでも充分に面白いです。特に難しい追加ルールもなく、導入も易しいと思います。
上級ルールが用意されているようなので、そちらが本番ですかね!追ってレビューを投稿する予定です。