シュティッヒルンとは
3〜6人用いわゆるトリックテイキングゲームですが、個人的に初めてのメイフォロータイプの作品です。
今まで経験したことのないトリテなので、これは楽しみですね!
セットアップ
カードは6色、0〜14が用意されています。
プレイ人数毎に使用するカードが異なり、3人の場合は5色0〜8を使います。
カードは配り切りでそれぞれのプレイヤーの手札となります。
1枚だけ選び、自身の前に裏向きで配置。
→そのラウンドの失点色カードになります!
全プレイヤーが準備できたら配置したカードを表にしてゲームスタートです。
ゲームの流れ
本作はいわゆるメイフォロータイプ。手札のプレイに一切の制限はなく、手番では好きなカードをプレイすることができます。
全てのカードがリード色であれば、その中で最も大きい数字の勝ちです。→赤の8が勝ち。
リード色以外のカードが1枚でもあれば、リード色と異なる色の中で最も数字のプレイヤーの勝ちです。→赤の4の勝ち。
リード色以外で同じ数字であった場合は先に出たカードの勝ちです。→時計回り:紫の2の勝ち。
トリックに勝ったプレイヤーは、プレイされたカードを全て獲得します。
0のカード
0はいかなるトリックの場合でも負けと判定されます。全員が0をプレイすれば、そのトリックは流れます。
ラウンドの終了
手札がなくなるとラウンド終了。
最初に仕込んだカードは失点色です!
最初に仕込んだカード含め、書かれた数字だけ減点になります。
その他のカードは数字関係なく1枚1点です。
写真の場合、黄色いカードを失点色とすると、7+3+5=15点の減点。他に獲得したカードが6枚なので6点加点。このラウンドの得点は-9点ですね。笑
プレイ!
ボドゲ慣れした3人プレイでの様子です。体感としてはマストフォロータイプのオーソドックスなトリテを経験してからの方が導入しやすいように思えます。
この手札は…どーしよう、緑を失点色にしてみます?
メイフォロータイプのトリテは初めてなので、最初はどうしたら良いか掴みにくかったですが…
ははあ、なるほど、これは…苦しいぞ!笑
カード配りきりなので、構成から後半のお互いの手札が読めるようになってきます。
そうすると、どうしようもない運命が待っていることを自覚しますよ。笑
ほら、言わんこっちゃない!
数字が大きい失点色を抱えるのはかなりリスキー。
後半にいかにフォローさせずにカードを勝ち取らせるかを考えないと、合わせられて爆死します。笑
このラウンドは-8点。
おけおけ、なんとなくわかった…気がする。
今回は青を失点色にしておけば、青0はまず大丈夫だし…、数字の大きいカードをうまいこと処理しないと、かな?!こわい!笑
ぐふっ…!だめか!
いや、でもそこそこトリック取ったから-1点に抑えられたのは良い方?
思い切って勝ちに行くのも大事ですね!
最終ラウンドで初めて他プレイヤーと失点色が被りました。こうなるとまた難しいんですよね。
まんまと大きな失点を喰らってしまいました。
3ラウンドやって、-16対-2対1でビリでしたね。笑
感想
負けましたが、これはかなり面白いです!気に入りました!はっきり言ってインストや説明の段階ではピンとこないと思います。笑
やってみると、手札はどれも出せるのに苦しい!悩ましい!不思議なプレイ感を味わえます。
最初に失点色を決めるだけでなく、それを公開するのが本作の戦略性を何倍にも増しています。
上手く手札をマネジメントできると勝利につながるわけですが、それがままならないもどかしさが絶妙に心地の良い考えどころになっています。
なんか上手く伝わらなくて申し訳ないんです。笑
トリテが好きで、一風変わった作品が気になる方はぜひ試してみてください!少なくとも新鮮なプレイ感に後悔はしないと思います。