ボトルインプ [ボードゲームレビュー:評価7/10]

ボトルインプとは

2〜4人用


悪魔の壺をテーマにしたトリックテイキングゲーム。

最近、数寄ゲームズさんより日本語版が発売されました。

以前から気になっていた作品なので、ボドゲ会に持ち込んで遊んでみることに!

コンポーネント


カードとボトルが入っています。

カードは3色構成で、1〜37までの数字が割り振られています。

色ごとに数字がある程度分かれており、
  • 赤:高めの数字多め
  • 黄:低めの数字多め
  • 青:高めから低めまで割と均等
と言った具合です。

ゲームの流れ


カードは配り切り。

各プレイヤーは手札から1枚選んで、ボトルが置かれたカードに裏向きで仕込みます。

このカードは悪魔のトリックとなります。


両隣のプレイヤーと1枚ずつ手札を交換して、ゲーム開始です。


基本はいわゆるマストフォロー、切り札なしのトリックテイキング。

リードプレイヤーが出した色を優先的に手札から出していきます。

原則、プレイされたカードの中で、色関係なく最も大きい数字のプレイヤーが勝利します。


獲得したカードは裏向きで自分の前に置いておきます。

カードに描いてあるコインの数だけ、得点になります。

ボトルインプ

プレイされたカードの中にボトルが置かれたカードより小さい数字があると、なんとそのカードが勝利します。

候補が複数いた場合、その中で最も大きい数字のプレイヤーの勝ちです。


カードを獲得しますが、獲得に使ったカードは表向きで、かつボトルを上に乗せた状態で自身の前に置きます。


これ以降、ボトルが置かれたカードより数字が低いカードがプレイされると、そのプレイヤーがカードとボトルを獲得します。

低い数字でもトリックに勝てるには訳があって…


全プレイヤーが手札を使い切って、ラウンドが終了した時点でボトルを所持しているプレイヤーには手痛いペナルティがあります!

このラウンドで獲得した得点は全て没収された上、最初に仕込んだ悪魔のトリックの合計コインの数だけ減点になります。

これが本作の最大の特徴でスリリングな点でしょう。

プレイ!

ボドゲ慣れした3人でのプレイの様子です。


まずゲームに関係ないところで悪いんですが、イラストの雰囲気がとても良いです。

ボトルインプは悪魔のボトルをテーマにした物語であり、その様子がカードに描かれているんですね。

一見、ファンシーな見た目ですが、後から本作の苦しさを思い知ります。笑


3人プレイだと6ラウンド行います。

まず最初のラウンドは大きくプラスで終えることができました。


ラウンドの開始にカードを交換するのですが、両隣から最悪なカードが飛んできます。笑

それがこの通り、最弱クラスの黄色カード

この辺を摑まされるとかなり展開が苦しいです。

ボトルインプより小さい数字で、さらにその中で最小を狙わないとラウンド早々減点が決定してしまいますからね。


ってなわけでこのラウンドは無事に悪魔のトリックを迎え入れました。笑


うわ…またとんでもないカードを押し付けられましたよ。笑

このカードを出す加減が本当に難しい!

なかなか感覚を掴みきれないまま、6ラウンドが終了。

結果は57-150-130で見事に惨敗でした。

いやー、これは練習しないとですね。笑

感想

対応人数は2〜4人用ですが、3人プレイの評判が圧倒的に良いことは前情報で仕入れていました。

手札の枚数や、得点の分散から確かに3人が程良い気がします。

そして、肝心のプレイ感はかなり苦しい!笑

単純に数字の大きいカードを出しても勝てるわけでなく、横から点を掠め取られることはザラ。

かと言って、ボトルを受け取るの怖さに低い数字を温存しすぎると終盤に爆死!

本当に絶妙なコントロール具合を求められるような気がします。

なかなか調子が掴めませんでしたが、不思議ともう1度トライしてみたくなりますね。

マストフォローですが、カードを獲得できるのは色関係なく数字の大きいプレイヤーの点が個人的に間違いやすいと感じました!

本記事投稿現在、日本語版が手に入りやすく流通しているので気になる方はぜひお試しを!