メッシーナ1347とは
1〜4人用黒死病が蔓延る古代の港メッシーナを舞台に、プレイヤー達は人々を救い出し、街を発展させることを目指します。
テーマはかなり重めですが、昨年日本語版が発売されてから各所で高評価の声が上がっている作品でした。
作者であるウラジミール・スヒィ氏は、他にも私のお気に入り作品であるアンダーウォーターシティーズを手掛けており、かなり期待できますね!
2023/1/21
ソロプレイレビューを追加しました!
セットアップ
以前に開催した自宅ボードゲーム会で遊んだ様子をお届けします!
細かいルールが多い作品なので、詳細なルールは省略します。ご了承ください。
3人プレイです。
システムはワーカープレイスメント&ワーカームーブメントと言いましょうか。
最初のラウンドは手元からワーカーをアクションスペースに配置していき、次のラウンド以降は前のラウンドで置かれた位置から隣接スペースに動きながらアクションを行います。
すぐ隣のスペースはタダですが、遠くに行こうとすると追加費用がかかります。
ゲームが進むと、ワーカーを増やすチャンスもあります。
プレイヤーは個人ボードを持ちます。
獲得した市民達を配置したり、建物や船を管理したりします。
ご覧の通り、基本的に言語依存はありません。
全ての効果はアイコンで示されています。
一応、サマリーがつきますが慣れない内はさっぱりです。笑
上級ルールもあり、今回は初回なので通常ルールにしましょうか。
実際のゲームの様子、感想を交えながら
序盤の様子。
ラウンドの終わりにワーカーは寝かして、次のラウンドに立てて行動させます。
立っているワーカーがいるスペースには他のワーカーが入り込むことはできません。
プレイヤー人数ごとにアクションスペースの数が変わる仕様で、3人でもう既に狭いです。笑
獲得した市民をボードに配置し、後にマーカーを動かすアクションを実行すれば働かせることができます。
配置によっては1度の手番で複数のアクションを打てることもあるため、この配置にもかなり悩まされます。
得点ボードには各種建物やトラックが用意されています。
それぞれゲーム終了時の得点になったり、ラウンド毎の収入になったりする要素。
無視していては、おそらく勝者争いに加わることは難しくなるでしょう。
ラウンドが進むにつれて、アクションスペースが増えていきます。
それでも充分あるかと言うと、やはり狭い!
特に疫病を払うために必要になる火トークンを獲得するアクションが人気です。
入ったアクションスペースに疫病コマがある場合、火トークンを支払えば除去して評判点を稼ぐことができます。
しかし、火トークンを支払えないとネズミを受け取らないといけません。
このネズミ、一度獲得すると手放す手段はなく、ゲーム終了時の失点に繋がる厄介ものなんですよ…!
ラウンド毎の合間の処理は実はボードに描いてあります。
アイコンの処理に慣れてくれば活用できます。
建物を建設して、対応した市民を配置できると資源を生み出す効果もあります。
市民にも裏返すと改良の要素があり、初回で全てを把握するのはなかなか大変ですね…!
終了時の私の盤面。
今見返して思うと、かなり中途半端です。笑
何かに特化させる方が点が伸びるかな?
3人プレイで106-85-79で最下位!
いやあ、ボロ負けです。笑
1位のプレイヤーは土地の再開発や、建設など高得点行動を1〜2つ極めている印象でしたね。
各種トラックの得点も馬鹿にならないようです。
初回はインスト込み、ルール確認しながら3時間ほど。
後半はある程度スムーズに回せてましたが、終始チョコチョコとルールミスが発覚していました。笑
- ミープルを動かさずに同じアクションを踏んでも良い。
- ラウンド間の処理が毎ラウンド全く同じなわけではない。
- 個人ボードの市民の使い方。
- 手番順の処理。
はっきり言ってマニュアルが少し読みにくいです。笑
ある項に説明していても、「詳細は○ページに記載〜」の文言が多く、パッとすぐに参照できないのが気になりました。
結果、かなりあっちこっち行ったり来たり、忘れた頃に用語が飛び出してくる感じですね。
実際にプレイして確認するのがある意味手っ取り早そうなので、初回はルール確認と割り切るのが良さそうです。
…ってなわけで続けてもう1戦!
ルールを理解してからが本番ですね。
ある程度の方針が立つようになるため、圧倒的に見通しを持ってプレイできるようになりました。
今回は再開発得点に特化。ネズミを獲得しないように努めるとかなり点が伸びました。
結果は嬉しい1位!
112-88-74でした。
かなり得点を伸ばすことができましたね。多くの要素から得点にはなりますが、特化すると強い方面がありそうです。
あとはとにかく火トークンが大事!
積極的に集めておかないと、疫病コマに囲まれかなり動きにくくなってしまいます。
管理するリソースとしてはお金、木、火、市民たちと言ったところでしょうか。
このくらいの量だとちょうど良いですよね。
今回は全員共通の個人ボードで遊びましたが、上級ルールになると全員異なる仕様のボードで遊ぶこともできるようです。
戦略の幅も広く、何度でも遊びたくなりますね!
今回は流石に2ゲーム連続でかなり疲れましたが。笑
ってなわけでプレイしました!メッシーナ1347!
プレイ前からかなり期待して臨んだところ、裏切られることなくめちゃくちゃ面白かったです。
今回は3人でしたが、1〜4人それぞれで調整されているのでどの人数でも楽しめるのかな?
4人だとちょっとダウンタイムが気になりそう。
ルールブックは頑張って読むしかないですね…。
苦労してプレイする価値は充分にあると思います。
話題になりすぎて、どうやら各ショップから在庫が消えている様子。
気になる方はお早めにチェックしてみてください!
数寄ゲームズさんで在庫あります!
同作者のプラハも気になるぞ…!