ダイナソー・ワールドとは
1〜4人用恐竜パーク経営をテーマにしたダイナソーシリーズのアイランドに次ぐ続編です。
注意!日本語版未発売
本作は非公式に日本語化されたものをお借りしてプレイさせていただいております。本作の日本語版発売の情報は投稿時点、発表されておりませんのでご注意ください。
セットアップ
とりあえずルール確認のため1人分だけ。
今回のはどうやらKickstarter限定のコンポーネントも含まれる豪華仕様のようです!
メタルコインやカラフルなコンポーネント…テンション爆上がりっすね。
ゲームの流れ
ゲームは全5ラウンドを行います。アイランドでは終了条件を満たすまででしたが、こちらはラウンド数が決まっているんですね。
各ラウンドは以下の1〜5フェイズを行います。
1.従業員の雇用
プレイ人数+1枚のデータベースカードを引き、手番順に選んでいきます。
描かれているのと同じ内容の従業員を受け取ります。
2.共通アクション
プレイ人数+2の数だけDNAダイスを振り、共通ボードに配置します。
その後、各プレイヤーは手番順にアクションを1つずつ実行します。パスしても構いませんが、それ以降はこのラウンドで共通アクションを実行することはできなくなります。
アクションには以下の例があります。
DNAの獲得。
恐竜パドックの建設。
アトラクションの建設。
スペシャルな建物の建設。
などなど。
全プレイヤーがパスしたら次のフェイズに移行します。
3.個人アクション
自分の従業員を使って個人ボードにあるアクションスペースを使用します。- DNA複製
- お金獲得
- 警護レベル強化
- ジープガレージ
- 恐竜作成
特定の色の従業員を使うとボーナスが入る仕組みです。
ダイナソー・アイランドが分かれば、ある程度アクションの理解がしやすいと思います。
新規要素としてはジープでしょうか。
これは次のフェイズで登場します。
4.ジープツアー
現在のジープトラックに示されている数字だけ、ジープを個人ボード中で移動させることができます。
移動した先でアクションを実行することができます。
同じアクションを何度も打つと客が退屈して、得られる報酬が減る仕組みが導入されています。
5.収入&クリーンナップ
ジープルはスタート地点に帰り、すべての従業員をストックに戻します。興奮レベルに応じた収入を貰い、興奮レベルをリセットします。
危険レベルが警護レベルを上回っている場合、その差分だけ死亡トークンを受け取らないといけません。
死亡トークンはゲーム終了時に失点になります。
共通ボードのタイルを一部入れ替えて、次のラウンドの準備をします。
全5ラウンドを行い、最も得点の多いプレイヤーの勝ちです。
3人でプレイ!
本作とアイランドの違いはやはりこのジープツアーでしょう。ツアーするルートを考えながらタイルを配置する必要がありそうです。
とりあえず恐竜復元しましょうか!
赤枠のタイルは大型肉食恐竜です。
復元コストは高めですが、高得点、高興奮度をもたらします。
アイランドもそうでしたが、本作、中々に場所を取ります。笑
獲得したタイルを配置していくことで、エリアが広がっていきますね。
共通アクションはワーカープレイスメントと書きましたが、アクションスペースを占領するわけではないのでタイルとダイスの早取が起こるくらい。
その後は個人ボードで解決していくので、若干ソロプレイ感があるでしょうか。
私、写真撮るの下手ですね…。笑
この恐竜コマ、側面にちゃんと恐竜のイラストがプリントされていて、かなり個性あふれる仕様になってるんですよ!
あ、早取要素がまだありました!
共通目標ですね。
こればかりは相手の盤面をよく観察しておいた方が良さそうです。
ソロ感が強いと言いましたが、ここで他プレイヤーとの絡みを感じた瞬間でした。笑
5ラウンドはけっこうあっという間!
ボードゲーマー3人でインスト込み1時間半程度でした。
同時処理フェイズがプレイ時間の短縮に関係している気がしますね。
ちなみに結果は57-56-52で嬉しい1位でした!
早々に大型恐竜の復元を始めて得点を稼いだのが効いたみたいです。
オプションルールでもう1ラウンド追加しても良いとルールブックに書いてありましたね。
今回は時間の都合でここまででしたが、追加した方がパークの発展をより楽しめると思います。
感想
DNAから恐竜を復元する点や、興奮度、警戒度、警護レベルなどアイランドと似通った点は多くあります。じゃあ、全く同じかと言うと、プレイしてみた感じだと別物のゲームだと思いました。
まずはワーカーの数とその割り振り。
アイランドでは各フェイズごとに使用するワーカーが異なりましたが、ワールドではラウンドの最初にもらったワーカーで全フェイズやりくりしていくことになります。
さらにその色によって使い道が変わってくるので、ラウンドを通してかなり計画的な運用が求められる気がします。これによりかなり考え所が増していて、人によっては時間がかかってくる点かと思いますが….同時処理フェイズと5ラウンド固定制によって、意外とスッキリとしたプレイ時間にまとまっている印象でした。
また、恐竜を収容するゲージも増設がなくなった代わりに2頭目以降は追加コストが必要だったり、アトラクションも基本と特殊と分けられていたりと上手いこと調整されている部分もみられました。
やはり、大きな違いはジープツアーを考慮して、パークの並びを考えていくところでしょう。
以前のアイランドでは言ってしまえばアトラクションは配置して後は好きに活用する、と言う感じでした。
しかし、ワールドでは配置してそこに周って初めて効果を発揮する上、ラウンドが固定であるかことから、より効率的にパークの建設を要求されるように思えました。
これがけっこう悩ましくて、ランダムに出てくるタイルから自身の最上のパークを組み立てていく点において、アイランドより難しさを感じました。
まだ1度のプレイなので現状の評価はこんな感じですが、これは何回かプレイしてみて色々と噛み締めていきたい気がします…!