カスカディア 拡張ランドマーク [ボードゲームレビュー評価:8/10]

タイル配置の名作に拡張登場

今回紹介するのはカスカディア 拡張ランドマークです。

基本となるゲームは、タイル配置ゲームの中では特に人気を誇る作品ですね。

個人的にも大好きな作品ですので、本拡張セットは期待度高めです!

基本ゲームからの変更点・追加要素についてを中心に記載していますので、よろしければ先に↓の記事をご覧ください。

カスカディア [2人プレイボードゲームレビュー:評価8/10]

新規要素

新得点カード


5種類それぞれの動物に対し、3枚ずつ得点カードが追加になりました。

基本ゲームのものに比べると若干複雑な印象です。

少し慣れてきてから導入した方が良いかもしれません。

もちろん基本と混ぜても使用できるので、柔軟性の高い拡張要素ですね。

5~6人用コンポーネント


基本ゲームでは1~4人の対応人数でしたが、本拡張セットには5~6人でも遊べるように追加のタイルとディスクが入っています。

基本セットにそのまま加えて使用できます。

個人的に嬉しいポイントとして、マニュアルにプレイ人数ごとの使用枚数が明記されているので、基本と拡張のタイルを混ぜっぱなしにしてしまっても困らないところですね。

ランドマーク


本拡張セットのタイトルにもなっている目玉要素です!

タイルの地形に応じて5種類のランドマーク駒を、それぞれプレイ人数に等しいだけ用意します。

同様にランドマークカードもランダム用意。


ゲームの基本ルールは変わりません。

同じ地形タイルが5以上の大きさになった時に、対応したランドマーク駒とカードを獲得することができます。(6以降でも可能)

この獲得は任意です。

たった今配置したタイル状にランドマーク駒を置きます。

ゲーム終了時にカードに示された追加点のチャンスを得ます。

しかし、ランドマーク駒を配置した箇所には動物ディスクを置けなくなるデメリットもあるので、先を見据えて獲得を見極めましょう!

各地形のランドマークは、1プレイヤーにつき1つまでしか獲得できません。

(5地形なので最大5つですね!)

プレイ&感想


セットアップの様子

情報量が増えるので、ゲーム開始時に確認する時間が少し増えます。

拡張の動物カードも中々クセがある印象・・・

これはカスカディア魂が燃えます!


ランドマークの獲得はそこまで難しくはありません。

最終得点計算の都合上、地形はある程度繋げた方が良いのは基本ゲームから同じなので、自ずとランドマーク獲得条件を達成していきます。

動物の配置箇所が無くなるジレンマこそありますが、基本的には通常プレイの「ついでに」入手できることが多い印象です。

そのため、ランドマークの効果自体は割とマイルドです。


と言いつつも、複数のランドマークを獲得していくと、大きな得点に積み重ねってきます。

では、勝つために必須かと言うと・・・

やはり動物の配置制限がかかるため、素直に動物点を伸ばす戦法も全然アリです。


それぞれのランドマークは取り合いです。

欲しいランドマークがあれば、目を光らせておくと良いでしょう。

動物ディスク&地形タイルの組み合わせを獲得する際に、特定の条件であれば動物ディスクの方をリセットすることはできますが、地形タイルは欲しいものを待つしかありません。

ゲーム中に様々な方針を立てていくと、より有利に立ち回れそうです。



ちなみに今回私はジグザグサケに拘りました。笑


ちょっと先が飛びてた不思議な自然環境になりましたね。笑

100点越えでしたが、2/3位でした。

ランドマークは追加得点要素なので、合計点は伸びる傾向にありそうです。

各種動物の得点条件を考えながら、ランドマークや地形からも得点を伸ばしていくことになります。

拡張を入れることによって思考量は少し増えますが、苦しくはない程度に感じました。

必須とまでは思いませんが、基本ゲームの楽しさを損なうことなく、良い味付けになる拡張ではないでしょうか。

コンポーネントを全て混ぜておいても、拡張要素の区別が容易なので気軽に導入できる良拡張と言えそうです。

特に基本ゲームが気に入った方には、ぜひ1度試していただきたいですね!