枯山水とは
2〜4人用 タイル配置ボードゲームその名の通り、美しい枯山水を作ることを目的とした国産ゲームです。
英語でStone Gardenって言うんか。そのまま。笑
今回、夫婦でプレイする機会があったので紹介していきますよ!
ゲームの流れ
セットアップ
メインボード、個人ボードを用意
今回は2人用ルールを選択しているので、カードの枚数はこんな感じ。
プレイ人数によって使用する石の数が決まります。
見てください、この超ハイクオリティ。
石には以下の種類があります。奥から
横石、立石(小)、臥石、立石(大)、舟石
個人ボードに場から獲得したタイルを配置します。
名庭園カードは達成しているとゲーム終了時にボーナスを得られます。
2人プレイでは3枚公開され、共通目標となります。
ボーナスを得られるのは1枚だけからなので注意。
手札として、作庭家カードを受け取ります。
2人プレイなら3枚。
手番中に1枚まで使えます。
メインボードには徳ポイントトラックが設定されています。これにより、プレイヤーは様々なアクションを行うことができます。
手番は以下の手順1,2の流れで進行します。
手順1
メインボードからタイルを1枚引きます。
以下の選択肢があります。
・個人ボードにそのまま配置する。
最初の場合、庭園の左上か左下のみで、禅僧コマを置く。今後、タイルは既にあるタイルに隣接させて置かなければなりません。
☆他プレイヤーは配置を宣言したプレイヤーに対し、強奪をすることができる。2徳ポイントを失ってそのタイルを強奪し、自分の個人ボードに即座に配置する。
・双方合意の上、相手プレイヤーに譲渡する。
譲渡した場合、1徳ポイント獲得。
受け取ったプレイヤーは即座に個人ボードに配置しなければなりません。
・徳ポイントを1失う代わりに廃棄。
徳ポイントが0の時は実行できません。
・保管。1枚に限る。
後の手番で通常アクションに加えて個人ボードに配置できます。
手順2
以下の4つのアクションから1つを実行する。
①座禅
何もせずに、徳ポイントトラックを1進める。
②禅僧コマの移動
上下左右いずれか1マス、配置済みタイル上を移動する。
③石の獲得、設置
メインボード上の表を参照。
徳ポイントを全て失って、獲得可能な石を個人ボードに配置します。必要以上のポイントを持っていても石の獲得後は必ずポイント0になるので注意。
獲得した石は禅僧コマのある縦1列いずれか、まだ石が置かれていないタイルに配置します。
④作庭家カードの使用
手札から1枚使用して捨て札にします。
いずれかのプレイヤーが個人ボードを埋めたらゲーム終了に向かいます。
埋まっていないプレイヤーは今後、手順1で配置もしくは保管のみ行えます。
埋まったプレイヤーは手順2のみを実行。
全プレイヤーが埋まったら得点計算です。
本作の得点計算方法は実際の枯山水の出来に準じていることもあり、かなりパターンが多いです。笑
円の構成や、
左右対称性、
特定の石の配置などにより点を得られます。
全てを紹介するのは中々大変なので、ダイジェストの中で登場したものを紹介しますよ!
配られた作庭家カードはこんな感じ。
渋すぎ。笑
下から埋めていきましょうか。
半円でも形成できれば点になります。
千利休
禅僧コマを実質アクションなしで移動できます。
まずは臥石を獲得。
妻は苔のタイルを獲得してますね。
苔タイルはそれだけで1枚2点になります。
さらに、ボード上部の苔タイルに特定の配置で石を置けば追加勝利点になりますよ。
わたしも上部に着手していきます。
立石(小)を配置。
さらに立石(大)を配置。
苔タイルも繋がっていい感じ。
もう1つ立石(小)を置けば三尊石ボーナスを得ることができます。
しかし、ここでタイルを置き切ってしまいました。もう1つ石を置きたかったなぁ。
砂紋を形成する最大の長方形
苔タイル
円もしくは半円
桂馬置きの石
中心列の臥石
から得点。
名庭園は達成できず。
禅僧コマで見えないですが、この位置と合わせて2箇所途切れてしまってるとこが減点。
結果は35点。
一方妻の枯山水。
石の配置こそわたしと同様に平凡ですが、
途切れている箇所がありません。
失点はおろかこれでもボーナスとなるので
47点。
明らかに見た目で負けてますね。(^^;)
所要時間30分ほど
感想
本作が愛されるのは、やはり作り手の愛が感じられるこだわり満載のコンポーネントからでしょう。
はっきり言ってボードゲームでこの石コマのクオリティは良い意味で異常です。笑
造形や塗装はもちろん、重量感もしっかりあり、ついつい触れたくなってしまうこと間違いなし。
こんなハイクオリティな石を自分の枯山水に綺麗に配置できれば満足感たっぷりです。
現に妻は砂紋の途切れない美しい庭を作り出して、ご満悦の様子でした。笑
こだわりの石コマにはぜひ実際に触れて体験して欲しいですね。