テラミスティカとは

2〜5人用 重量級陣取りゲーム
ファンタジーの世界でプレイヤーは一勢力となり、自身の繁栄を目指します。

世界のボードゲーム情報サイトBGGでも長年上位に君臨している傑作。
BGG含めて、様々なレビュー内で多人数プレイが推奨されていますが、昨今の世間の情勢からするとそんなに人数を集めるのは中々難しい…。

でも興味はある!少人数でもやってみたい!
と言う方に声を大にしてお伝えします。

テラミスティカは2人プレイでもとーっても面白いです!

我が家では既に10戦以上していますが、毎回とても楽しんでおります。^ ^

今回はテラミスティカの2人プレイの様子とレビューをお届けしていきますよ! 


あ、前回予告を掲載したクランズ・オブ・カレドニアの記事もぜひ…!


ゲームの流れ

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セットアップ。
色鮮やかな美しいボード達。
もうこれだけで上質なボードゲームをしている感覚が味わえます。

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メインボード。
ここにそれぞれのプレイヤーは自身の勢力駒を配置していきます。
基本ゲームだと点数をそれぞれ20点持ってスタートします。

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個人ボード。
今回は青のスウォームリングを例としています。

基本セットだけでもなんと合計14勢力あります。それぞれの勢力は固有の能力を持っているので、違ったプレイ感を楽しめるというわけです。
もう素晴らしいの一言ですね。
ある程度強弱があるようですが、カジュアルプレイの我が家では毎回ランダムに選択しますよ。

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リソース達。
労働者駒であるキューブと各種地形タイル。
あ、メタルコインはマラカイボのものを使ってます。笑

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細長いボーナスタイル。
最初のラウンドの開始時とそれぞれのラウンドの終了時に1つ選択し、そのラウンドで使うことができます。
六角形の街タイル。
街については後述。
楕円形の恩恵タイル。
様々な効果をもたらしますが、こちらも後述。

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教団ボード。
4色それぞれでプレイヤーはマジョリティを競います。
先に言っちゃうと2人プレイでは少し意義が低い要素になります。笑

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ラウンドの開始時に収入を得ます。
個人ボード、獲得した各種タイルなどに記載されている手のアイコンがあるものを得ます。
この場合、労働者コマ3個ですね。

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ゲームは全6ラウンド
手番では8つのアクションから1つ選んで実行します。
パスしたらもうそのラウンドでは能動的なアクションできません。
1つずつ見ていきましょう。

①個人ボードからメインボードへ住居駒を1つ配置する。必要に応じて地形変換を行う。
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キャラクターのイラストが描かれている上部の地形は変換する必要がありません。
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住居駒のコストのみで配置できます。
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違う地形の場合、変換する必要があります。
目的とする地形が、キャラクター上部の地形からスコップ何本必要かに応じてコストが変わります。
黒い地形はスコップ1本分なので、初期だと労働者駒3個必要です。
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住居駒はすでに配置してある自身の駒に隣接させて置かなければなりません。
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駒を配置するほど貰える収入が増えます!

②船舶レベルを上げる。
IMG_0175司祭コマと4金払ってレベルアップします。
勝利点をもらうことができます。
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船舶レベルが上昇していれば、川を跨いで自エリアを展開できるようになります。



③スコップレベルを上げる。
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2労働者駒、5金、司祭コマでスコップレベルが1段階上昇します。
勝利点を得る他、今後スコップのコストが減ります。
正直、もとのレベルのままでスコップを使用するのはパフォーマンスが悪いためあまりオススメしません。


④メインボードにある自身の駒をアップグレードさせる。
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サマリーにチャートが描かれています。
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住居駒を…
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交易所駒に!さらにこの交易所駒は、
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砦や神殿にすることもできます。
それぞれには建設コストがかかりますが、地形変換する必要はありません。
アップグレードした前の駒は自身のボードに戻します。
これにより以前は得られた収入がなくなる場合があるので注意。
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砦を建設すると固有の能力の1つが解放されます。
キャラクターによってはこの砦を序盤に建てることが

、ゲームを有利に進める要素になり得るので最初に確認しておいた方が良いでしょう。
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神殿もしくは聖域を建てるごとに、恩恵タイルを1つ獲得できます。
恩恵タイルは収入やアクションを増やしたり、後述の教団トラックを進めたりすることができます。


⑤教団ボードに司祭駒を配置する。
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4色あるいずれかの空いている数字の箇所に配置します。数字の分、トラックが進みます。
4色それぞれで最もマーカーが進んでいるプレイヤーには終了時にボーナスが入ります。


⑥メインボード上のパワーアクションを行う。
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いずれかのプレイヤーが使用すると封鎖マーカーを置きます。
次のラウンドになるまで使うことができなくなります。
パワーについては後述。


⑦固有のアクションを行う。
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個人ボード、ボーナスタイル、恩恵タイル上のアクションを行います。
それぞれはラウンドに1回しか使えません。


⑧パスをして他のボーナスタイルを受け取る。
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受け取ったボーナスタイルは裏返してパスしたことを表します。
そのラウンドではもうアクションすることはできません。

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ラウンド毎にもボーナスが設定されています。
左側がそのラウンド中に発生するボーナス、
右側がそのラウンドの終わりに発生するボーナスです。
勝利点を効率良く稼ぐには無視できない要素です。


また、ゲーム終了時には船舶レベルも考慮しながら、最も多く自身の駒を繋げたプレイヤーにボーナス点が入ります。


本ゲームはパワーという概念があります。
独特な動きをするので、少し見てみましょう。
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パワートラックはⅠ〜Ⅲまであります。
大原則として、種々の支払いに充てることができるのはⅢにあるパワーのみです。
この状態だと支払えませんね。

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4パワーを得たとしましょう。
この場合、まずⅠのエリアを見ます。
Ⅰにパワーがあったら、そこからⅡへ動かします。
Ⅰにパワーがなくなったら、ⅡからⅢへ動かします。

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そうするとⅢに1パワー溜まりましたね。
この1パワーをボードに記載のフリーアクションである、1コインを得ることに充てたとしましょう。

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支払ったパワーはⅠに戻ります。
このパワーの動きはちゃんと頭に入れておく必要があるので、注意です。
よく見ると、
パワーを得るアクションは白矢印が、
パワーを支払うアクションは黒矢印が描かれています。
ボードにも対応する矢印があるので、確認すると良いでしょう。

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Ⅱにあるパワーを任意の数、ゲームから除外するとその分Ⅲに移すことができます。
これはフリーアクションとしていつでもできます。
パワーを放棄するのは一見もったいないように思えますが、実はパワーの循環を良くするためにとても有効なアクションです。


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自身の駒に隣接して他プレイヤーが住居駒を置いたり、隣接した駒がアップグレードしたりすると、受動的にパワーを獲得することができます。(パス後も可能)
得られるパワーは自分の建物に由来しますよ。
パワーを得た場合、得たパワー数-1の勝利点を失うので注意。このため、勝利点は最初20あるのです。
陣取り要素が強い本ゲームですが、これによりそれぞれのプレイヤーは嫌でも他プレイヤー近くにエリアを展開しないとなりません。パワー欲しいので。
いやー、絶妙ですね。

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自身の建物が4軒以上(聖域を含む場合3軒以上)かつ、
建物の総パワー数が7以上の場合、街を建設することができます。
残っている街タイルから1つを獲得し、効果を即座に適用させ、メインボードの街を形成したエリアに配置します。
街タイルには鍵マークがあります。
これは教団トラックの最上段に入る際に必要になります。


重量級ゲームなのでやはりルールは多いです。
細かい点についてはマニュアルをご参照ください。
それでは実際にプレイしていきましょう!
※拡張のコンポーネントをルール変更が大きくない範囲で混ぜています。一部は基本セットのものでない場合がありますのでご了承ください。



夫婦2人でプレイ

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わたしの勢力はジャイアント。
地形変換する時のスコップ数が全ての地形で2個になります。
砦を建設すると毎ラウンド、スコップ2の固有アクションが行えるようになるので、まずは砦の建設が優先ですね。

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妻の勢力はダークリング。
1スコップは司祭駒1つで支払います。
そうするたびに2勝利点をもらえます。
砦を建設すると、即座に3つまでの労働者駒を司祭駒に変換することができます。
司祭駒でスコップを支払うことは見た目の割にコスパが良いので、強勢力だと思います。

適当に選んだらどちらも癖のある種族でしたね。許してください。笑

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住居駒の初期配置はこんな感じ。
お互いボードの東側に寄せてますね。
どう展開していくでしょうか。
それではゲーム開始!

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ジャイアンはとにかく砦が最優先だと思います。
スコップ2個をいちいち支払ってたらあっという間に資源が枯渇してしまいます。
パワーサークルも循環を良くするために圧縮しちゃいます。

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というわけで砦!
デカくて存在感がありますよね。笑

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2スコップアクションを得るほかに、今後収入で4パワーが入ってくるようになりました。

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下準備が済んだところで第1ラウンド終了。
第2ラウンドは交易所を置くとボーナス点が入るのでどんどん狙っていきます。

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交易所は相手のコマに隣接させて置くと値引きして建てることができます。交易所なので。
お金に乏しい本ゲームでこれは無視できません。
あちらは神殿を建ててきましたね。

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恩恵タイルを獲得した様子。
あれは住居駒を置くたびに2勝利点得られるようになるもの。
展開力の高いダークリングには鬼に金棒です。

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あ、言い忘れました。
ラウンド毎に余ったボーナスタイルには1金置かれます。
これは累積するので人気のないタイルも後半には取る意味が出てくるんですよ。常にお金ないゲームなんで。


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わたしも恩恵タイル獲得です!
2人プレイでお互いに展開力の高い勢力の場合、はっきり言って片方だけがこのタイルを持っていると勝負になりません。笑


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東側はもういっぱいになりつつあります。
西から南にかけて展開する糸口を見つけたいところ。
お互いに様子を探り合っています。

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街を建設してきましたね。
勝利点と資源がもらえるので言うまでもなく強力。

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こちらも対抗!
街の数1つの差で勝敗が付きかねないので、食らいついていかねば。

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メインボード上のパワーアクションは2人プレイだと取り合いが緩いです。
ただ、お互いの盤面は全て公開情報なのである程度欲しいアクションの見当は付きます。
お金がなかったので4パワーを7金のアクションを使いたかったのですが、1手番差で取られました(^^;)

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ええい!そしたら街タイルからお金を得ます!

勝利点が5なので少ししょっぱい。

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勝利点を得るためにスコップレベルを上げるのも割と有効です。
6勝利点は決して小さくないですからね。

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終盤になるとここまで展開してきました。お互いに街2つです。
あちらは西側まで到達しましたね。
3つ目の街を建てられるでしょうか…?

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労働者が潤ってきましたね。
出来ることがどんどん派手になっていくのは、言うまでもなく楽しいです。

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恩恵タイルを追加獲得。
パスした時に配置してある交易所の数に応じて勝利点が貰えます。

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教団トラックはこんな感じ。
進んでいる数に関係なく、より進んでいる方にボーナス点が入ります。
我が家の2人プレイだと半々くらいに持ち込めるよう、ほどほどに進めます。笑

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いよいよ、最終ラウンド!神殿を置くとボーナスが入ります。

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これだけの資源を持って臨みます!どこまで展開できるでしょうか。

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お互いの船舶レベルは1なので、連結数なら勝てそうです。あちらは西側に伸ばしてますね。
もしかして…

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3つ目の街を建設してきました!
さすがうちの妻…強い。笑
終盤なので11勝利点のものを持っていかれました。

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こちらもパワーアクションでスコップを使います。
住居駒を置いておげば、恩恵タイルで点を稼げるので少しでも伸ばしていきます。

果たして勝負の行方は…?



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121-132で負け…!(^^;)
いやー、惜しい、良い勝負でしたね。
やはり最後の街の建設で差がついてしまいました。
2人プレイでもこれだけ盤面が埋まります。
負けてしまいましたけど、大満足の充実した時間でした^ ^

所要時間70分ほど



感想

要素も少なくなく、何よりゲーム開始から終了まで全てが公開情報なので運が絡む余地がありません。

決してハードルは低くないですが、それを乗り越えたら至福の体験が待っています。
わたしの中で重量級ボードゲームを購入する上で、テラミスティカと同等に面白いかどうかという指標となってしまったくらいです。笑

多人数プレイの激しい陣取りももちろん良いですが、2人でのびのびプレイするのも充分に楽しめます。
お互いにやりたいことがある程度できるので、行動を縛られ続けるより遥かに快適ですね。点数も伸びやすいので目に見えて達成感があります。
14の種族により毎回違った展開があるのも最高。
種族の相性について考察するのも興味深いです。

愛好家の多い作品なので、様々な戦術が研究されています。大事なのは、自分が仕入れた戦術や攻略情報を一緒にプレイする相手と共有することだと思います。
我が家のように同じメンツでプレイすることが多い場合は、特に必要です。
片方がリードして一方的に勝っても面白くないです。

一般的に強いとされる動きを一緒に試しながら、さらに高得点を目指して研鑽するのも長くゲームを楽しむ秘訣ではないでしょうか。

大好きな作品なのでつい熱が入ってしまいました(^^;)
少人数プレイが面白くないのではと不安に思っているボードゲーマーの皆さん、安心してください!笑
テラミスティカはきっと期待に応えてくれる素敵な作品ですよ。



購入情報

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売り切れてしまうと再販まで時間がかかるかもしれません。手に入る内がチャンスですよ!

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