王と道化 [2人プレイボードゲームレビュー:評価8/10]





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王と道化とは

2人用 カードゲーム
イラストは日本仕様で我々にとっても馴染みやすいデザイン。
元となる作品はなんとライナー・クニツィア作!わたしのカードゲーム購入基準でもある、クニツィアの2人用作品という条件を余裕で満たしちゃってます。
こんなの面白いに決まってますね。
はい、もちろん面白かったです。( ´ー`)←
今回は王と道化を紹介していきますよ!



ゲームの流れ

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セットアップ
メインボードを設置し、
王、近衛兵、司教、道化を配置します。

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それぞれに対応したカードがあり、
本ゲームの本質は綱引きです。
プレイしたカード左上の数字の分だけ、
対応のカードを動かします。

一手番に1種類のカードを好きなだけ
手札から使用できます。

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例えば近衛兵カードを4枚プレイしました。
左上の数字の合計は6です。

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6マス分を2人の近衛兵に割り振って移動できます。

宮廷ルール
近衛兵はそれぞれ同じマスに存在することができず、
近衛兵-王-近衛兵
の位置関係を守らないといけません。

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道化ルール
自身の城(自分側の黄色の領域)の道化がいる場合、道化カードの移動を他のコマに適用させることができます。

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召喚
手札を使わずにパスすると司祭と同じマスに任意のコマを移動できます。

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自身の手番の終わりに
手札を8枚まで補充し、
自身のにあるコマの数だけ王冠コマを自分側に引き寄せます。
この例だと2マス、王冠コマが動きますね。

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自身の城にもしくは王冠コマを引き寄せた瞬間、
そのプレイヤーは勝利です。

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別の勝利条件もあります。
1度山札が切れたら、王冠コマを裏返します。
2度山札が切れた瞬間、
をより引き寄せている方の勝利です。
※王冠コマではないので注意。

1度プレイしてみるとルールは簡単に理解できます。

それでは実際に遊んでいきましょう!





夫婦2人でプレイ

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初期手札はこんな感じ。
司教コマがある側が先攻なのでわたしからですね。

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とりあえず道化ルールを駆使して、
司教、近衛兵を引き寄せます。

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しかし、すぐに近衛兵は戻されてしまいました。
しかも1つあちらのに入ってしまったので、
王冠が動きます。
放って置くと即負けに繋がるのでなんとかせねば。

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とりあえず司教を引き寄せます。
いざというときは召喚を使いましょう。

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あちらに使われた近衛兵カード。
それぞれの位置に関係なく、
現在、のある位置の両脇に近衛兵を引き寄せます。
瞬時に大幅な移動ができるので強力だと思います。

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今のところ互角でしょうか。

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あっという間に1度目の山札切れ。
後半戦に突入です!

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お互いの配置はほぼ対象的。笑
司教道化
それぞれの動きが鍵になりそうです。

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あちらが大量の道化をプレイしたせいで、
大きく動いてしまいました。
これはまずい。(^^;)
手札に温存しといて爆発させる使い方は有効ですね。

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みるみる動いていく王冠…。
ちょっと待ってくれ〜。

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は引き寄せられそうですが、
王冠を動かすには足らず。

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結局王冠をとられてしまい、ゲーム終了!
ぐぬぬ、悔しい!

所要時間15分ほど

この後2連戦しましたが、
1-2で負け越しました。笑






感想

コンパクトサイズにシンプルでわかりやすいルール。
かと言って物足りないわけではなく、熱い駆け引きをしっかりと楽しむことができます。
1戦も短いので繰り返しプレイしたくなりますね。

マニュアルを読んだだけでは正直なところ、面白みがわかりませんでした。笑
しかし、実際に遊んでみると個性豊かなコマたちを綱引きしていく感覚がなんとも面白いです。

カードを大量に使えば簡単に勝利できそうに見えますが、そこはクニツィア先生、そう簡単にはいきません。
メインボードを見ればお互いにどのコマを引き寄せたいかバレバレなので、どの場面でどのカードを切っていくかしっかり考えていく必要があります。

パスすることによる召喚ルールも上手く効いてますね。
一気にコマを動かすチャンスになるけど、手札は循環しない、と言ったクニツィアジレンマがにくいです。笑

2人用カードゲームとして、完成度の高い作品です。
ぜひお試しを!






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