アーク・ノヴァをプレイ!重量級入門におすすめのポイントをまとめてみました。

 

1~4人用動物園経営ボードゲームであるアーク・ノヴァ。

今やBGGでも超高順位につけている名作ですね。

改めて遊んでみると、確かに要素は少なくないけども重量級作品の入門的位置づけとしても優れた作品ではないかと感じたので、今回はそれを文章にまとめてみたいです!

ちなみに当ブログでは本作のレビューを数回投稿していますので、ゲームの概要についてはそちらをご覧ください。


オススメポイント

私は重量級入門作品に求められる要素として以下の点を重視しています。
  • 直接攻撃要素控えめ
  • プレイ感がシンプル
  • ルール確認がしやすい
  • リソース種類少な目
  • わかりやすい勝利条件
  • 長時間プレイしても飽きさせないデザイン、アートワーク
  • テーマとシステムの合致性
こんなところでしょうか。

あくまでも個人的な意見ですので、「こういったところも大事だと思うよ!」という事があれば遠慮なくコメントください。

それではアーク・ノヴァについて見ていきましょう。

妨害要素ほとんどなし!


本作にはいわゆる直接的な攻撃要素やインタラクションがほとんどありません。

一部、共通目標の達成や場のカードの獲得といった早取り要素、特殊な動物をプレイすることによる一時的な妨害効果もありますが、プレイヤーは比較的のびのびと動物園発展を楽しむことができます。

相手プレイヤーに対して、直接的に干渉する要素はつまり、相手の状況を把握しながらのプレイングが求められます。

プレイが数時間にも及ぶ重量級作品では、初心者がいきなり相手の盤面まで把握してプレイするにはかなりハードルが高いように思えます。

アーク・ノヴァは自分の目の前にある動物園をせっせと作りこんでいけば、それなりに戦っていける懐の深さがありますね。

少人数でも楽しい!


我が家は夫婦でボードゲームをプレイする機会が多いので、必然的に2人プレイが多くなります。

ボードゲームにはプレイ可能人数に対し、適切なプレイ人数というのがある程度存在します。

例えばトランプのババ抜きは2人で遊べますが、もっと人数がいた方がカードの循環が頻繁に起こって、楽しいですよね。

BGGではベスト人数の表記がされているので、とても参考になるんですよ。


(2023/4時点の投票結果です)

その点においてアーク・ノヴァは2人ベストの表記がありまして、もう圧倒的です。

これは本作が人数によってプレイ感が変わらない点に由来すると思われます。

逆に人数が増えるとそれだけプレイ時間が長くなる傾向があるので、「同じくらいに楽しめるなら、人数少な目で時間が短い方が良いよね。」ってことになりますね。

ソロでもこの水準であれば、十分に楽しめる領域だと思います。

手番ではカードを1枚選んで実行するだけ!


これは要素が決して少なくない本作において、プレイ感をシンプルにしている良ポイントだと思います。

プレイヤーは手番になったら目の前に並んでいるアクションカードを1枚選んで、その効果を適用し、最も左に移すだけです。

もちろん実行したアクションによっては、カードやボードの様々な要素から追加アクションを誘発することもありますが、順番にこなしていけば問題なし!

5枚のカードを把握したらもうほとんどプレイできます!→こう言ったら少々乱暴かも?w

管理する資源はお金だけ!


本作で登場するリソース(資源)は潔くお金だけ。

ボードゲームでよく見る木、石、鉄、レンガ、粘土、羊、牛、ワーカー、食糧・・・・ありません!

動物を飼育するにも、建物を建設するにも必要なのはお金だけ!シンプル!

これ、特に重量級作品初心者に大事なことな気がして、マネジメントする要素が多すぎるとゲーム本来の楽しさに気づきにくいことがあると思っています。

収入も原則お金のみで入ってくるし、資金調達はやろうと思えば簡単にできるのでプレイ感もそこまで苦しくありません。

動物園経営に没頭しやすいデザインではないでしょうか。

飽きない!ユニークカードによる豪華なゲームデザイン


本作には100枚を超える大量のカードが収録されていますが、それぞれは全て異なる仕様になっているいわばオールユニーク。

プレイ人数によってはカードを全て使い切ることなく1プレイが終了することもあるので、毎回新鮮な出会いがあること間違いなしです。

共通目標や個人目標によって、ある程度プレイの指針は示されますが、この動物をプレイしてみたい!と思わせてくれるような素敵な出会いが待っていますよ。

後半は加速度的に展開していく爽快なプレイ感


本作のゲーム終了条件は少々特殊でして、それぞれ反対からスタートする訴求点トラックと保全点トラックを交差させることです。

交差させたプレイヤーの中で、それぞれのトラックの差が最も大きいプレイヤーが勝利します。

訴求点は動物のプレイや特定の建設によって比較的簡単に上げることができますが、保全点の1歩がとにかく重い!

カードを複数枚プレイしたり、進歩要素をある程度進めたりすることでようやく稼ぐことができます。

運良く保全点獲得がついたカードがプレイできればラッキー!

ゲームによっては開始40~50分くらいまで0保全点のままということもザラです。笑


中盤くらいまでは、これ本当に終わるんか?と不安に思うこともあるかもしれません。

でも大丈夫。

後半は収入アップによる生産力強化や、保全カードの目的達成により一気に点を稼ぐことができます。

それこそ1手番で10点以上の保全点を獲得することも。

序盤にしっかり生産基盤を築き上げ、後半に向かって爆発させていくのはとても気分が良いです。

ゲーム終了時得点要素もあるので、ある程度の接戦であれば最後まで勝負がわからずにドキドキした展開が楽しめるでしょう。

わかりやすいルールブック&サマリー


本作はルールブックがわかりやすいと定評のテンデイズゲームズより出版されています。

先ほども書いたプレイ感のシンプルさも相まって、かなり導入しやすい部類かと思われますね。

また、アイコンの効果が一目でわかるサマリーも付属しており、迷った時に参照しやすいのも優秀です!

はっきり言って初回プレイでは間違う点もあると思いますが、次直せば良いや!の気持ちで緩くプレイすることも大切でしょう。

アーク・ノヴァ 気になっているならぜひ遊んでみてください!

ってなわけで今回はこんな感じでアーク・ノヴァのおすすめポイントをまとめてみました。


正直、相当な名作だと思います。オススメした中で少しでも気になる点があったら、ぜひプレイしてみてください!

極上のボードゲーム体験になること間違いなしです!