Sapporo 1876 とは
uchibacoya さんよりリリースされている2人用ボードゲーム作者はあのアマルフィと同じTakeo Yamadaさん。
同メーカーのkickstarter品であるOstiaのアドオンとして頼んでいた物ですが、こちらが先行して届きました。
ってなわけで早速紹介していきますよ!
ゲームの流れ
セットアップ
豪華なコンポーネント!
やはりuchibacoya さんはクオリティ高いっすね。個人ボードなんてダブルレイヤー仕様ですよ!
適当な方法でスタートプレイヤーを決めてゲーム開始。
手番プレイヤーは以下の7つの手順を順に実行します。
①アクションポーンの移動。
アクションポーンを今ある箇所から違うゾーンに移動させます。
紙幣があれば回収。
②隣接スペースへ紙幣を配置。
今後獲得できる紙幣が増えますね。
③収穫もしくは決算マーカーの移動。
左半分のアクションであれば収穫トラックを、
右半分のアクションであれば決算トラックをそれぞれ動かします。
④手番プレイヤーのアクションを実行。
選んだアクションに応じてそれぞれ効果を得ます。
- 使えるワーカーを増やす農学校。
- 収穫で得られる資源を増やす開拓使村。
- 有力者もしくは建物に投資する異人館。
- 決算もしくはゲーム終了時に名声点を得る中央市庁舎。
アクションはポイント制になっており、支払った資源の数に応じます。
※中央市庁舎、異人館は支払った資源に関係なく1度しか行えないので注意。
⑤非手番プレイヤーのアクションを実行。
なんと本作、ヴァリアブルフェイズオーダーを採用しています。ヴァリアブルフェイズオーダー
手番プレイヤーが選択したアクションを他のプレイヤーも実行するシステム。プエルトリコ、サンファン、レース・フォー・ザ・ギャラクシーなどで採用されている。
なので、手番プレイヤーが選んだアクションは相手も行います。
⑥収穫もしくは決算。
それぞれのマーカーが収穫、決算を迎えれば処理フェイズに入ります。
収穫では自分の開拓度に応じた資源を貰えます。
決算では中央市庁舎に派遣したワーカーの数に応じて名声点を得ます。
⑦手番の終了。
ゲーム終了条件が満たされていないかチェック。続くようであれば相手へと手番が移ります。
ゲーム終了条件
収穫もしくは決算が合わせて5回行われたら、その手番でゲーム終了。夫婦2人でプレイ!
最初の建物を後攻から購入してスタート。
ルール量はそこまで多くないのでも10分ほどのインストで開始できました。
初期資源はあっという間になくなってしまいます。
収穫が起こると開拓列に配置したワーカーの数によって収入を得ます。
4つの縦列それぞれについて、ワーカーがいる地点とその下にある資源を得ます。
ってなけわけであっという間に1度目の収穫。
建物は自分の手番中であれば、いつでもワーカーを配置して使用できます。
収穫のタイミングで1金支払えばワーカーをどかして再度使用できるようになります。
収穫により資源復活!
妻が中央市庁舎を実行したので便乗。
決算が起こると配置してあるワーカーの数によって名声点をもらえるので、無視できませんね。
建物を追加で購入、開拓列も進めていきます。
これで収穫の際に
1金、1稲穂、1俵、2羊、1牛が貰えるようになりました。
有力者タイルは少し高いですが、ゲーム終了時に名声点になります。
どシンプルに7点獲得!
収穫&決算合わせて3回起きました。
あと2回で終了です。
開拓列を3段目以上に進めればゲーム終了時に追加名声点を貰えますよ。
ここで有力者も追加!
妻が中央市庁舎にかなり力を入れてます。
1番右の列は終わった時に1つ9点貰えるんでしょ?
大きいじゃん。
大きいじゃん。
ちゃんと見てる。笑
さらに妻が狙い澄ましたように最後の決算を起こしました。
こちらの資源を観察していたようで、自分にだけ得が大きいタイミングを突かれましたね。
39-55で負け!
ぐ、やるなぁ。
やはり中央市庁舎で差をつけられてしまいました。
慣れれば1ゲーム30分切ってプレイできます。
ってなわけで早速リプレイ。
今度は49-45で勝利しました。
「青年よ、大志を抱け。」で有名なクラーク博士の登場です。
有力者と建物はゲームごとに変わるので、違った組み合わせが楽しめますね。
所要時間
1ゲーム30〜40分ほど(慣れれば20分くらいでも)
感想
実は手元に届くまでどんなシステムの作品かあまり知らなかったんですよね!あえて下調べをあまりしないというのもありましたが、2人用作品って理由だけで我が家では需要があると思い、アドオンにくっつけた感じでした。
マニュアルを読むまでワクワクした時間を過ごせるので、意外とアリだと思います。笑
そして肝心のゲーム内容はしっかりとボドゲを遊んだ感覚を味わえるちょうど良いボリュームの戦略的ゲームと言ったら良いでしょうか。
2人だと相手の盤面がよく見えるので、ヴァリアブルフェイズオーダーとの相性も良さそうです。
プエルトリコでも採用されていますが、選ばなかったアクションにお金が貯まっていくので、しっかりと後の選択肢として生きてきます。
貯まったお金を相手に取られるのも惜しいので、アクションのサイクルが若干同じように出来上がりがちなのが少し気になるかな?
有力者や建物によるパターンもいくつかあるので、これは何回か試してみたいですね。
購入情報
006 | Sapporo1876
006 | Sapporo1876
『Sapporo-1876-』は開拓時代の北海道を舞台とした二人用の中量級ゲームです。プレイヤーは藩士として札幌の市政に鍬を入れ、名声を集めていきます。手番で行えるアクションは四種類。選んだアクションは相手も実行出来るため、互いの状況と狙いをよく見極めて行動することが勝利の鍵です。選択した行動によって「収穫」と「決算」という二つのイベントが違う歩幅で近づいてくる点にも注意して下さい。自分だけ使えるアクション「建物」やボーナス得点をもたらす「有力者」など、ゲームごとに変化が生まれる要素も盛り込まれ、プレイす...