ワイアームスパン [2人プレイボードゲームレビュー評価:8.5/10]

今回紹介するのはワイアームスパン

以前に当ブログでも紹介した大人気エンジンビルド構築ゲームであるウイングスパンのマイナーチェンジバージョンです。

ウイングスパン [2人プレイボードゲームレビュー:評価8/10]


ウイングスパン 東洋の翼 つがいモード [2人プレイボードゲームレビュー:評価8.5/10]

ワイアームスパンってどんなボードゲーム?


1~5人用

元となるウインスパンは鳥類がテーマでしたが、なんと今回のお相手はドラゴン

数多く存在するドラゴンたちを手なずけて、洞窟に定住させていきましょう。

ワイアームスパンのここが面白い!

え?ドラゴンってこんなにいるの?


まずはコンポーネントに触れていきましょう!

ウイングスパンの時もそうでしたが、カードは全て異なる種類のドラゴンが描かれているユニーク仕様。

200種類を超えるドラゴンたちがプレイヤーを出迎えてくれます。


ドラゴン効果は似通ったものこそありますが、独自のデザインとなるとやはりテンションが上がるもの。

ルールブックとは別に、各ドラゴンの解説集まで付属している気合の入りっぷりです。

ウイングスパンからお馴染みの卵も色とりどりです。

コンポーネントが豪華な分、お値段がかなり張るのがネックでしょうか。笑

洞窟を掘削してドラゴンを住まわせよう!


手番で行うことは掘削・手懐け・探索のいずれか。

個人ボードには3列の洞窟が用意されており、ドラゴンをプレイするには掘削によって洞窟を掘り進める必要があります。

洞窟カードをプレイする事で即時報酬を得つつ、ドラゴンの定住地を用意します。


ゲーム開始時には各列の初期段階の洞窟まで掘削されいます。

2列目以降にドラゴンをプレイする場合に、洞窟の掘削が必要となります。

各アクションには原則コインが必要となり、ラウンドの開始時に一定数のコインが支給される仕組みです。


掘削を進めていき、手懐けアクションを行うとドラゴンを手札からプレイすることができます。

即時効果、後述の探索時に起動する効果、ラウンド終了時効果、ゲーム終了効果など個性豊かなドラゴン達は、並んでいくだけでも楽しいですね!

探索でエンジン起動!


3種類目のアクションとして、探索があります。

1列の洞窟を選び、自分の探検家駒を左から歩かせていきます。

探検家駒アイコンの箇所、カードの効果を順に作動させていくことができます。

ウイングスパンでは右側のカードから起動させていくため、あちらでは逆算的にエンジンを組む必要がありました。

左から起動となるとカード効果を後付けしていく事になるため、エンジン構築がやりやすくなっている印象です。

個人的にはこちらの方が好感触でした。


ドラゴンをプレイしていくとエンジンが強力になるだけでなく、得られる報酬も大きくなっていきます。

プレイしていると楽しいのですが、他プレイヤーはただ眺めて待っているだけになってしまう点が少し気になるでしょうか。

ウイングスパンの時もそうでしたが、エンジンビルドと言うゲームシステムはどうしてもソロ感が強くなってしまうのはありますね。

プレイヤー間のインタラクションを求めたい方にはもしかしたら不向きかもしれません。

ただ、自分のエンジン起動中はあれもこれも発動して、かなり楽しいです。笑

ギルドで報酬を得よう!


ウイングスパンにはなかった要素として、ギルドボードが追加されました。

ギルドアイコンを得ることで、自身のマーカーを時計周りに進めていきます。

通過したもしくは進んだ先の効果を得られるのはもちろん、トラックの上下部には中央のボードに自身のマーカーを追加する権利が用意されています。

ギルドパターンは数種類用意されており、報酬も異なってくるため、違った展開を楽しめる要素になっています。

各プレイヤー間の早取り要素でもあるので、本作では数少ないインタラクションを感じる部分になりますね。


ラウンド毎の目標はウイングスパンより健在です。

ゲーム中何をしたらか分からない場合の指針となりますね。

感想


と言うわけでワイアームスパンをプレイした感想ですが、割と早い段階でウイングスパンよりも好みのプレイ感だと思いましたね。

カードをプレイした順でエンジンを起動できるのは、気持ち良いエンジンを組みやすいです。

ボードゲームに多少慣れている方であれば、初回プレイでもかなり高得点を目指せるような気もします。


先述の通り、プレイヤー間の絡みは薄めで個人ボードをいかに上手く発展させるかを競うゲームなのでその辺りの好みははっきりと分かれそうです。

かく言う自分も、自ターンは気持ちよくプレイしていましたが、それがあまりに心地良いため相手のターンになると早く終わらないかなーと思う始末でした。笑

1~5人対応ですが、おそらく3人以下で遊ぶのが良さそうですね。


ウイングスパンファンもそうでない方も、このレビューを読んで本作が気になる!と言う方はぜひチェックしてみていただくことをおすすめします!

大人気作品なだけに、今現在はかなり入手難なのが残念ですが・・・

時間がたてば再販もなされる可能性も高いので転売価格などで購入するのは控えた方が良いと思います。