ブラックアウト香港とは
1〜4人用アレクサンダー・プフィスター作
同作者の作品ですと以前に
オー・マイ・グーッズ!のレビューを投稿していました。
小箱ながらも要素多めで、さながら中量級作品のボリュームでした。
今回はプフィスターの重量級作品の1つである
ブラックアウト香港の紹介です。
例に漏れず要素盛り沢山でルール量も少なくないですが、同作者の中では比較的プレイしやすいゲーム。
香港で起きた大停電からの復興をテーマにしており、
ソロでもとっても楽しめます。
ゲームの流れ
セットアップ
ソロだとメインボードの向き的にかなり場所をとりますね。笑
復興すべき香港の都市。
停電中なので全体的に黒基調のクールなデザイン。
個人ボード。
カードが設置され、手札を持ちます。
本作品はデッキ(手札)構築要素があり、ゲーム中様々な効果を持ったカードが活躍します。
それぞれのラウンドは1〜8のフェイズで構成され、
順番に処理します。ダイジェストの中で実際に見ていきましょう。
個人ボードに表記があるので意外とわかりやすい。
対人プレイでは同時に処理するフェイズが多いため、
ダウンタイムが気になりにくいというメリットもあります。
ソロではキャンペーンモードに挑戦します。
チャプター1〜5からあり、それぞれに目標が設定されています。
今回はチャプター1。
緊急対策Aを全て達成するのが最低目標となります。
メインボードの地点1箇所に自身のキューブを置いてゲームスタート!
ソロプレイダイジェスト
資源ダイスを振り、出目に対応した箇所に配置。
今ラウンドで産み出される資源を表します。
ゲーム開始時には万能資源を1つ持っています。
カード計画も立てます。
今ラウンドで使用するカードを列の最前部に裏向きで配置します。
この後すぐに表にするので、ソロなら最初から表にしてもいいでしょう。
フェイズ2。
先程裏向きに置いたカード表にして、
そのカードの効果を任意の順で処理します。
左から
青の資源1つ
赤の資源1つ
指定の資源を香港ドルに変換+3香港ドル
と言ったところ。
色の資源はダイスが置かれた箇所に自身のキューブを置いて得ます。
フェイズ3。
目標の達成。
今回は個人ボードにあるカードを対象にしました。
任意の資源を支払うと手札に加えることができます。
初期手札は資源を1つずつしか得られないカードばかりでしたが、これは2つ。
このように自分の手札を強化していくわけですね。
フェイズ4。偵察。
メインボードに伏せられているタイルを公開し、獲得にトライすることができます。
今はちょっとできないので、また後ほど…。
フェイズ5新たな目的を獲得します。
メインボード横に並んでいるカードを購入すると、
個人ボードに配置できます。
このままでは使用できません。
フェイズ3で目的として達成しないと手札に加わりません。
2段階かかるわけですね。
フェイズ6
事後処理。
カードのディスプレイの1番右端のカードを捨てます。
なくなった列があれば補充。
山札が切れたらゲーム終了トリガーです。
また、一定の資源はここで廃棄しないといけません。
フェイズ7の区域の復旧はまだできません…
なのでフェイズ8手札の補充です。
手札が4枚以下なら個人ボード下、最も多い列にある全てのカードを手札に加えます。
これで1ラウンドですね。
複雑そうですが、何度かまわすと理解できますよ。
先程出来なかった偵察。ブレブレ…
必要なだけの偵察アイコンがあれば、公開されたタイルを獲得できます。
上が初級、下が上級目標。
どちらを達成しても大丈夫。
偵察に使ったカードはランダムに1枚病院送りになります。
後に医師のカードを使用しないと手札に戻せません。
獲得したカードは初級手札より強いため、
どんどん使っていきましょう!
…しかし、後のカード回収も考えないといけません。
うーん、悩ましい。
1区画の周り全てにコマが置かれると復旧ができます。先程飛ばしたフェイズ7ですね。
置いてあるコマの数に応じて即座に勝利点を得ます。
大きいほど高得点になるわけです。
また、個人ボード上のアクションが解放されます。
フェイズ8の手札回収時に追加アクションが出来るようになりました。
こんな感じでやれる事が増えていくのが楽しいですね。
目標の中には指定されたカードを配置すると達成できるものがあります。
追加で同一の4資源支払い、
今回達成したのは手札回収時に6枚以下で良くなる改良。
即座に10点も入ります。
手札が潤沢になるとそれだけ行動の選択肢を増やす事ができます!
バリバリ復旧していきましょう!
あ、ようやく医師を使う事ができました。病院から1枚手札に回収できます。
いつの間にか入院していた政治家を回収。
回収時に右上の数字だけ勝利点を得ます!
カードが減っていきます。
なくなった次のターンにゲーム終了。
そろそろ終わりも近いでしょう。
カード列の4列目を解放しました。
単純に入る10点が美味しいです。
目標達成していくとアクション選択肢や偵察アイコンなども増えます。
報酬としてもらえる勝利点、メインボードにコマを置くアクションがかなり重要。
大きい区域だとそれだけ頑張ってコマを置かないといけません。
効率的に目標達成する必要がありますね。
7つのコマがある区域なので大きな勝利点になります。
カードの山が尽きました!
もう1ラウンドで終了です。
最終的に
達成したの偵察タイル数、
手札とカード列のカード、
余った資源を変換したお金
から勝利点を追加で得ます。
結果は104点。
チャプター1の目標を最高クラスで達成しました。チャプター5までを連続でプレイし、
稼いだ⭐︎?の数が成績となります。
1プレイにはそこそこ時間がかかるので、
日を跨いでプレイしても良いでしょう。
所要時間50分ほど
要素は多く、マニュアルもそこそこ分量があるので、とっつきやすい作品では決してありません。
しかし、アレクサンダー・プフィスターの重量級作品の導入としては最もおすすめできる1つだと思います。
チャートが個人ボードにわかりやすく表記されており、ソロルールにオートマを導入しないためです。
1ラウンドで行う処理は8つと多く見えますが、1つ1つはそこまで複雑でなく、全プレイヤー同時処理のため確認しながら進めやすいです。
また、オートマルールを別に把握する必要がないため、ソロで回せればほとんどフルにルールを理解できちゃいます。インストにとても役に立ちますよ。
肝心のゲーム内容はよくぞここまで多くの要素を見事にまとめあげた、と思うほど素晴らしい出来です。
ダイスロールや偵察タイル、カードのめくれなど少しばかりの運要素を含みつつも、カードの獲得や区域の復旧には計画性を求められる点、ゲーマー受けする内容でしょう。
特に後半はアクション強化により、拡大再生産的にやれる事が派手になっていきます。点数もみるみる伸びていくため、爽快感がありますね!
ソロだとインタラクションがなくなり、物足りないように思えますが、とにかく思考量が多いゲームなので黙々と自らの手に没頭する事ができます。
脳汁出る感じが堪んないですね。
キャンペーンモードの目標は決して易しくないので、やり甲斐がありますよ。
暗い雰囲気は少し好みが分かれそうですが、気になる方はぜひチェックしてみてください!
Amazon
単純に入る10点が美味しいです。
目標達成していくとアクション選択肢や偵察アイコンなども増えます。
報酬としてもらえる勝利点、メインボードにコマを置くアクションがかなり重要。
大きい区域だとそれだけ頑張ってコマを置かないといけません。
効率的に目標達成する必要がありますね。
7つのコマがある区域なので大きな勝利点になります。
カードの山が尽きました!
もう1ラウンドで終了です。
最終的に
達成したの偵察タイル数、
手札とカード列のカード、
余った資源を変換したお金
から勝利点を追加で得ます。
結果は104点。
チャプター1の目標を最高クラスで達成しました。チャプター5までを連続でプレイし、
稼いだ⭐︎?の数が成績となります。
1プレイにはそこそこ時間がかかるので、
日を跨いでプレイしても良いでしょう。
所要時間50分ほど
感想
要素は多く、マニュアルもそこそこ分量があるので、とっつきやすい作品では決してありません。しかし、アレクサンダー・プフィスターの重量級作品の導入としては最もおすすめできる1つだと思います。
チャートが個人ボードにわかりやすく表記されており、ソロルールにオートマを導入しないためです。
1ラウンドで行う処理は8つと多く見えますが、1つ1つはそこまで複雑でなく、全プレイヤー同時処理のため確認しながら進めやすいです。
また、オートマルールを別に把握する必要がないため、ソロで回せればほとんどフルにルールを理解できちゃいます。インストにとても役に立ちますよ。
肝心のゲーム内容はよくぞここまで多くの要素を見事にまとめあげた、と思うほど素晴らしい出来です。
ダイスロールや偵察タイル、カードのめくれなど少しばかりの運要素を含みつつも、カードの獲得や区域の復旧には計画性を求められる点、ゲーマー受けする内容でしょう。
特に後半はアクション強化により、拡大再生産的にやれる事が派手になっていきます。点数もみるみる伸びていくため、爽快感がありますね!
ソロだとインタラクションがなくなり、物足りないように思えますが、とにかく思考量が多いゲームなので黙々と自らの手に没頭する事ができます。
脳汁出る感じが堪んないですね。
キャンペーンモードの目標は決して易しくないので、やり甲斐がありますよ。
暗い雰囲気は少し好みが分かれそうですが、気になる方はぜひチェックしてみてください!