今回紹介するのはアルデバランデュエル
個人的に激押しボードゲームデザイナーであるウラジミール・スヒィの手掛ける2人用作品です!
アルデバラン デュエルってどんなボードゲーム?
1~2人用
プレイヤーは宇宙艦隊の司令官となって、相手よりも多くの惑星に入植し、宇宙開発に貢献することを目指します。
ゲームの流れ
セットアップ
箱に表記されているプレイ時間は60~90分と重量級ですが、コンポーネントは意外とすっきりしています。
共通のボードを用意し、カードを並べます。
カードは1~3エポックのデッキで構成されています。
最初は1エポックのカードを準備し、ラウンドが進むごとに新しいエポックのカードが登場する仕組みです。
手番でできること
カードの獲得
場に並んでいるカードを獲得できます。
デッキに最も近い2枚のカードの価値を3とすると、次に近い2枚の価値が2、最も遠いカード2枚が価値1となります。
手番では価値の合計が3になるように獲得することができます。
手札の上限は7枚。
7枚を超えてカードを獲得することはできません。
カードのプレイ
左上のコストを支払うと、カードをプレイすることができます。
カードのコストはトークンや、手札カードの左下のアイコンから賄うことができます。
カードをプレイした報酬として、共通ボード上でパラメータを上昇することができます。
上部4つのパラメータはプレイヤーの各資源における生産力を表しています。
カードをプレイする際に、各生産力だけコストを減らすことができます。
惑星カードは大きな勝利点要素の1つです。
惑星カード単体ではまだ不完全ですが…
入植カードをプレイしていくと、どんどん報酬を獲得できる仕組みです。
入植が完了した惑星は大きな報酬をもたらし、ゲーム終了時の得点にもなります。
いかに多くの惑星に入植する事が、本作の鍵となるでしょう。
パス
カードの獲得、カードのプレイいずれもできないあるいはしたくない場合はパスすることができます。先にパスしたプレイヤーが次エポックの先攻となります。
ラウンド終了
ラウンド終了時にのタイミングに限り、科学カードをプレイする事ができます。
永続効果や即時効果など、プレイしておいて損のない性能ですよ。
共通ボードのパラメータに応じて、宇宙における優劣を決めます。
優勢であるトラックがあるほど、ラウンド終了の得点収入が大きくなる仕組みです。
綱引き的にマーカーを移動させるので、どのトラックで優勢を取るか試行錯誤するのも面白いですね。
ゲーム終了
3エポックが終了すると最終得点計算です。
持っているトークンや、入植が完了した惑星、共通目標から得点計算を行い競います。
感想
スヒィの重量級作品はどれも要素が多く、本作も正にそうなのだろうと身構えていましたが・・・
あら、これは意外と軽いプレイ感。
手番で行うのはカードの獲得orプレイのみなので、膨大な選択肢に振り回されることは多くありません。
自分の資源生産力とプレイしたいカードに応じて、その時の最善手を模索していくプレイ感になります。
ゲーム後半になるほど、カードのプレイコストが上がっていきます。
初見プレイでは面食らう可能性があるので、予め把握しておくか、2戦目以降を本番とするのも良いかもしれませんね。
ルール説明込みでも1時間前後で終わるので、私が今までプレイしたスヒィ作品の中では比較的遊びやすい部類かと思われます。
2人用作品にしては、プレイヤー間でのインタラクションがそこまで強くないのが気になるかな・・・。
感動するほどの斬新さはないですが、つまらないかと言われると・・・意外と面白い不思議なプレイ感。笑
もう少しリプレイを重ねて再レビューしてみたいですね。