エンパイア・オブ・ザ・ノース 北方の開拓者たち [2人プレイボードゲームレビュー:評価7/10]


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エンパイア・オブ・ザ・ノースとは

1~4人用 
北方への開拓をテーマにした 文明発展系ボードゲーム

インペリアル・セトラーズという作品の派生。

プレイヤーは北方のとある氏族となり、他の氏族よりも繁栄することを目指します。

BGGでも2人プレイが評価されていますが、日本ではあまり人気がないのでしょうか?
定価よりだいぶ安価で手に入りますよね。

結論から言います。
安く手に入る内に購入しましょう
なんでこんなに値崩れしてるのかわからないくらい、全然面白い作品でした。

今回はエンパイア・オブ・ザ・ノースの紹介ですよ!

ゲームの流れ

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セットアップ
色鮮やかなコンポーネントが並びます。
プレイヤーはそれぞれ氏族デッキを受け取ります。
本ゲームには6つ氏族デッキが含まれており、ゲーム開始時にランダムに1つ選択しますよ。
今回は難易度の低いウーラヴ氏族(わたし)とグレン氏族(妻)でプレイします。

ゲームは4つのフェイズで進行します。

①発見フェイズ
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自身の山札から4枚めくって欲しい枚数だけ労働者を使用します。
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労働者は消費した労働者置き場に移動します。
選んだカードは手札に加えますよ。
このフェイズは全プレイヤー同時に行うことが可能です。


②アクションフェイズ
このフェイズは親プレイヤーから順に1つずつアクションを行なっていきます。
パスしたらそのラウンドではもうアクションできません。全員がパスしたら次のフェイズに移行します。
アクションは以下のものがあります。

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・コストを支払ってカードをプレイする。

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・自身の氏族コマをアクションスペースに配置して対応したアクションを実行する。

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食料を支払うと既に配置した氏族コマを隣のスペースに動かして対応のアクションを行うこともできます。
プレイヤーはそれぞれ氏族コマを2つ持っているので、基本的に各ラウンド最大4回までアクションが実行できますね。
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カードによっては特定のアクション実行時にプレイできるものもあります。

各アクションは書いてある通りです。
ダイジェストの中で一部詳細を紹介しますよ!

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・カードのアクションを使用する。
基本的にはコストが発生します。
使用したカードは横に傾けてそのラウンドではもう使用できないことを表します。

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部下トークンを1つ支払うと相手の場のカードを効果を適用させることなく、強制的に使用済みにさせることができます。


③遠征フェイズ
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遠征ボード上に船を配置しているプレイヤーは矢印アイコンの方向から順に島カードに1枚対して略奪もしくは征服を選べます。

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略奪したらカード左側にある報酬を獲得して、その島カードは捨て札にします。
征服するには武器1つ支払う必要があります。そのカードを自分の手元に獲得して、右側に表記されている効果を得ます。
右側の山である遠洋の島を略奪もしくは征服するには魚1つ支払う必要があります。

④終了フェイズ
労働者コマ、氏族コマを回収し、使用済みカードを未使用状態に戻します。
遠征ボード上の島カードはリセットされます。
親プレイヤーを左隣に交代し、新たなラウンドをスタートします。

いずれかのプレイヤーが25点以上を獲得したらそのラウンドでゲーム終了です。

プレイしたカード枚数、残った資源により追加勝利点を獲得し、最も多いプレイヤーの勝利です。

夫婦2人でプレイ

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それではゲームスタート!
初回なので難易度の低い氏族を選択。
わたしはウーラヴ氏族です。

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カードをプレイ!
それぞれの氏族毎にどうやら得意なアクションがある様子。

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武器を手に入れて…

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航海からの急襲


わたしの氏族は略奪征服向けみたいですね!
方針がわかると戦略を立てやすいです。
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あちらのグレン氏族の特徴はなんでしょう。
正直、相手の盤面まで把握できるようになるにはある程度経験が必要そう。笑

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再度急襲を行います。今回はジュラシック・アイランド征服しますよ!
征服した島は獲得して今後使用できるようになります。

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お互いにカードが並んできて賑やかになってきましたね!どんどん出来ることが増えていく拡大再生産的要素があります。

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序盤は緩やかに点が入りますね。
25点はまだまだのように思えます。

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というわけで勝利点獲得できるカードをプレイします。
トールの司祭
アクションで武器を勝利点もしくは金貨を獲得できます。

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あちらも勝利点獲得カードをプレイしてきましたね。王位決定戦
労働者と任意の資源を変換します。
どうやら労働者を多く活用する氏族なのかな?

ちなみにこのプレイされた王位決定戦
わたしが使用不能にしました。笑

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さらに海上偵察員
こちらも武器を勝利点に変換できます。
脳筋氏族ですね。笑

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カードがたくさんプレイできるとコンボにもなりそうです。

組み合わせを考えるのが楽しいですね。

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新たに供物狩猟の戦利品をプレイ!
ここまでくると…

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勝利点がモリモリ入るようになります!
後半一気に点が動きますね。
気持ち良いです!

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あちらは早くもカードを使いこなしている様子。

このカードで得られた資源を使って、
こっちのカードを起動して、
これで点獲得!

エンジン構築が上手くいっているようです。笑

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一気に稼がれてしまい、ゲーム終了トリガーを引かれてしまいました。
勝利点計算に入ります。

この段階で23-25で負けています。
逆転できるでしょうか。

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プレイしたカードは1枚1点

残った資材は2つで1点
武器と金貨は1つ1点


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なんと結果は45-45で同点!

この場合…カードを多くプレイしている方の勝ち?


わたしが2枚多くプレイしていたので勝利!
接戦でしたね!

所要時間50分ほど



感想

とにかくカードを多くプレイして、エンジン構築、コンボ、拡大再生産を楽しむ爽快感満載の作品ですね!

特にゲーム後半になると目に見えて獲得勝利点が大きくなるので、爆発的に稼ぐことができると気持ち良いです。TCG的雰囲気が強いイメージかな?

ルールはさほど複雑ではないですが、カードテキスト量は若干あるので最初は確認しながらのプレイになりそう。ある程度用語を押さえておけばそこまでわかりづらいものではないので、慣れれば快適に遊べますよ。最初は相手の盤面を気にする余裕もないですし、より戦略的な駆け引きを楽しみたいなら2人プレイベストとされるのも納得ですね。
わかりやすいサマリーも付属しているのが最近のゲームらしくて親切ですね!


今回は比較的難易度の低い氏族デッキ2つを使用しましたが、この他にまだ4つの氏族が控えています。
どれも特徴がありそうなので、ぜひ試してみたくなりますね。
ソロモードもしっかりとしたものが用意されていますし、長く楽しめそうです。




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