エスケープ・プラン 初回プレイ[2人プレイボードゲームレビュー:評価8/10] ※ルールミスあり




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エスケープ・プランとは

1〜5人用 
わたしの中では初めてのラセルダ作品です。




Twitterで少人数で楽しめるラセルダ作品を募集したところ、多くのご意見をいただきました!
本当にありがとうございます。





ちょうど再販のタイミングも被ったことからエスケープ・プランの購入に踏み切りました。
財布よ、寒い季節にすまない・・・。←

ということで今回は
エスケープ・プラン 初回プレイ
の様子をありのままにお届けします!
ルールミスありましたが、どうか大目に見てやってください。


ゲームの流れ

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セットアップ
巨大なメインボード。
ルール確認のため1人分だけコンポーネントを用意しています。
色鮮やかで美しいですね!

ゲームの目的は
多くの現金を持って、街の出口から脱出すること。

ゲームは全3ラウンド
ラウンドは各6フェイズあります。
それぞれ見ていきましょう。

①収入フェイズ
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個人ボードの収入表に従います。
最初は$9kですが…

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キューブをどかすと減る仕組みになっています。



②巡回フェイズ
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パトロールデッキからカードを2枚めくり、
ボード上の対応の箇所へ移動させます。

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同じカードが2枚出ると出口が封鎖されてしまいます。



③都市フェイズ
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公開されている都市タイルをボードに追加します。

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既存のタイル2枚に接するように、
かつ絵柄が最低限合うように置いていきます。
置いたタイルによって企業、セーフタイル、ギャングなどを配置します。


④順番フェイズ
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指名手配トラックの進み具合に応じて、
そのラウンドの手番順を決定します。


⑤行動フェイズ
本作のメインとなる部分でしょう。
各プレイヤー1度ずつ3〜5アクション実行します。

アクションは原則
休息移動

☆休息(1ラウンド1回のみ)
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個人ボード上の休息タイルを月の面にして、コンタクトカード、装備タイル、応急手当タイルを再び使用可能にします。
資産タイルのいずれかをアンロックすることも可能。

移動
トラベル→逃走→訪問
の順で実行します。

トラベル
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施設から施設へ移動します。
施設の出入りや違うフィールドへ移動する際は1移動ポイントを使用し、原則3ポイントまで移動できます。


逃走
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移動を始めたタイルと通過したタイルにいる警察1人ごとに負傷します。
負傷が限界を越えると手錠カードによるペナルティ。

訪問
移動先によって処理が異なります。
○企業セーフハウスに移動すれば、隠し金を回収。
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○ギャングのアジト
街のギャングを味方につけます。
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○ストア
装備を整えたり、ロッカーに隠した金を回収したり。

○クリニック教会、病院
回復、カードの獲得、指名手配レベルの操作などなど。
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○出口
封鎖の否で効果が変わります。
最終ラウンドで唯一開いている出口を目指すことになります。
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基本的に人が集まっている箇所に移動すると警察の目を引いて、指名手配レベルが上がります。
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指名手配レベルが上がると先攻になれたり、資産タイルやカードを獲得できたりするメリットもあります。
しかし、警察に追われやすくなったり、ゲーム終了時に失点になったりするデメリットもあるため悩ましいところです。


⑤終了フェイズ
休息タイルが月の面のプレイヤーは太陽の面に戻し、次のラウンドの準備をします。



以上を3ラウンド分繰り返して、
最も多くの金を所持しながら街から脱出できたプレイヤーの勝利です。

かなり細かいルールがあるので、ダイジェストの中で紹介しますよ!





夫婦2人でプレイ

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各プレイヤーにそれぞれ内容の異なる
 エスケープ・プランカード
が配られます。
非公開情報であり、ゲーム終了時の得点の指標になります。

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ラウンド毎にマップが更新されます。
ゲームが進むにつれ、街の全貌が明らかになっていく仕組みです。
わたし:紫
妻:黄色
NPC:橙

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助っ人のコンタクトカードを獲得してみます。
表記の金額を支払えば任意のタイミングで使用できます。

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2人プレイだとNPCとしてサンドラさんが参加します。

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専用デッキをめくって行動を決定するので処理はさほど難しくありません。
得点争いには参加せず、各スペースを封鎖したり、警察として機能したりします。

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都市タイル上を移動する際に、遭遇した警察から負傷を受けます。負傷しすぎるとカードを獲得できなくなるデメリットがあります。
このルールが移動に絶妙に制限をかけていて悩ましいです。

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マーカーを置くことで、自分がまわった箇所を示します。
エスケープ・プランカードを参照してゲーム終了時の得点になりますよ。


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アクション自体はシンプルなので、慣れればサクサク進みそう。
第2ラウンドです。
巡回、都市フェイズで街が更新されつつ、出口が封鎖されました。
出口は3つあるうちの1つだけが残る仕組みです。

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隠れ家であるセーフハウスに行ってみましょう。

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セーフハウスでは装備となるフィクサータイルを購入したり、

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を手に入れたりすることができます。
この鍵は何に使うのかと言うと…

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ストアにあるロッカーを開けるのに役立ちます。
これがちょっとしたガチャガチャ要素で、大金を手に入れるチャンスがありますよ。


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妻もわたしを真似してロッカーを開けているようです。笑

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エスケープ・プランカードや所持金はこのように衝立で隠してあるので、ゲーム終了時まで誰が勝っているのかわかりにくいのも面白いです。最後に公開するのが楽しみですね。
※ここ、獲得したロッカータイル置いちゃってますけどルールミスです。個人ボード上に裏向きで置くのが正しいです。

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人が多くいる箇所を訪れたり、コンタクトカードを使用しすぎたりするといわゆる悪目立ちして、指名手配トラックが上がってきてしまいます。
先攻や資産タイルを獲得できるメリットもありますが、警察コマが自分に近寄ってくるデメリットも。上手くコントロールしたいですね。

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獲得した資産タイル(小型の八角形)は個人ボード右側から左側へ移します。これで使用可能になりますよ。
タイル下の金額を支払えば、発動して裏返しになります。
ゲーム終了時に裏返しの資産タイルは得点になるので、余裕を見て使用したいですね。

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1番価値の高い、茶色のロッカーを開けます。
このガチャガチャ要素、ほんと好き。

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最終ラウンド。
全ての都市タイルが公開されました。
出口は左上の2ですね。
妻が既に立っています。笑

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初めて休息を行います。
負傷がそろそろキツくなってきたので。
使用済みカードやタイル、応急手当てタイルを裏返し、新たに資産タイルを使用可能にします。
それ以上のことはないので、あまり多く使わない方が良さそう。

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休息してもう一稼ぎしようと思ったのですが…
どう考えても所持金と手番数が足りない。
悩んだ末、そのまま脱出を選びました。笑

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脱出は後になるほど手数料がかかる仕組みです。どんなに稼いでいても脱出できないとゲームに勝利する条件を剥奪されてしまうので、見極めが大事ですね。


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わたしの方が1箇所多くまわっていますね。
果たして勝敗に影響はあるでしょうか。

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妻がこの手番で脱出してゲーム終了!
お互いの結果を公開します。

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金額の高いスポットを中心にまわっていたので、わたしの結果は$470でした!


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妻の結果は$410でした。
一応、わたしの勝ち!
…だけど、獲得したロッカータイルの配置ルールを間違えているので、勝敗は保留ですかね。
ルール確認を兼ねた練習って事で。笑

所要時間
インスト30分ほど
1ゲーム80分ほど



感想

というわけでデビューを果たしました、
ラセルダ作品!
さすがに面白いですね。
高評判は納得です。

まず目を引くのは質の良いコンポーネント。
各種ボード、タイルの発色がとても良く、木コマにも印刷されているこだわりっぷり。
さらには複層式の個人ボードなど。
開封段階ですでに所有欲がモリモリ満たされていきました。笑

肝心のゲームシステムですが、事前に調べていた通り、やることは簡単だけど細かいルールや処理が少々煩雑と感じました。
手番でできるのは極端に言うと休むか動くかです。妻へのインストには若干苦労しましたが、基本アクションがシンプルなおかげで何度か手番こなせば自ずと理解できてきました。
ゲームの目的とアクションをあらかじめ伝えておいて、細かい処理は都度確認するとし、初回は練習と割り切った方が良いかもしれませんね。現にルールミスがあったので、改善に繋げたいです。

そしてわたしが1番に気になっていた
1人や2人の少人数プレイで楽しめるか
と言う点ですが、結論から言うと全然楽しめそうです。
と言うのも、1〜2人プレイでは簡単な処理のオートマが必ずプレイ人数が3人になるように導入されます。これによりスペースや手番順の取り合いが自動的に発生し、動きに制限がかかるので2人でも良い意味で窮屈なプレイが楽しめますね。ソロはまだ経験していませんが、これはとっても画期的なアイデアだと思いました。
同じ心配で本作の購入を渋っているみなさん、安心してください、2人でも全然楽しいです。^ ^

今回は初回プレイの様子をお届けしました。
リプレイレビューも投稿予定ですのでどうか楽しみにお待ちください。^ ^





購入情報

ふるりん本舗さんで購入しましたが、投稿時点品切れのようです。

再販があると良いですね。




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