オルレアン 拡張「侵略」〜決闘〜とは
1〜5人用 バックビルディングゲームの傑作であるオルレアンの第1拡張。
全6モジュールの内の1つ。
今回は2人専用ゲームモジュールである決闘をご紹介していきます。
過去のレビューでルールや戦術などに触れているのでよろしければ先にご覧ください。
基本初回プレイレビュー
基本リプレイレビュー・戦術考察
拡張「侵略」ソロプレイレビュー
2人プレイが多い我が家では特に楽しみなモジュールです!
ルール変更点
決闘用コンポーネント
基本の公共事業ボードに代わるシートと
小型のアクションボードがあります。
勝利点争いではなく、目標達成型に変わります。
先に4つの目標を達成したプレイヤーが勝利します。
また、ラウンドごとのイベントも固定になりました。
ソロプレイと同様ですね!
前もって公開されているので計画的に動く必要があります。
☆重要なポイント
支払いのイベントで対象の資源を払えなかった場合、即座にそのプレイヤーは敗北します!
必ず描かれているものを払わなくてはならず、他のもので代用はできません。
2人用の新たなアクションスペースとして
資本家の家が加わります。
任意のチップをストックに戻しつつ、市民を支払うことでアクション1つを実行できます。
あとのルールは基本に準じます。
それでは実際にプレイしていきましょう!
夫婦2人でプレイ
目標の中では指定の都市に必要な物品を届ける、
というものがあるので達成しやすい位置を見極めたいところ。
わたし:緑
妻:黄色
1ラウンド目のイベントにより、
3金支払うと市民が手に入ります。
せっかくなのでもらっておきましょう。
交易所を3つ建てる目標もあります。
妻は早速1軒目。抜け目ないですな。
便利なハーブ園を建設。
思えばこれがあまり良くなかった。笑
必要な資源を揃えることができなかったので、
泣く泣く修道士を資本家の家へ。
これはもったいない。(^^;)
妻「これいいじゃん。なんでこっちにしなかったの?」
ん?ブドウ園?
拡張の新規建物ですね。
効果は…
水路に接した箇所に交易所を建てると1金支払えば、
ワインが手に入る!?
達成する目標の中には3つのワインを指定の都市に持っていく、
というものがあります。
ブドウ園はその目標達成に大きく貢献するでしょう。
よく見てなかった…。笑
支払いが意外と厳しい…。
特に13ラウンドからの連続支払いが既に恐怖です。
交易所が増えてきました。3軒建てる目標はそう難しくないです。
よし、このギルドホールアクションをすれば!
交易所が3軒です!
達成した目標は白いマーカーで表します。
妻はこのラウンドで発展トラック3も同時に達成してきました。
ぐぬぬ、負けてはいれない。
今更ながら馬車を改良。
目的地に資源を届けなくてはいけないので、
動きやすくするのが狙いですが…遅かった?笑
目標の一つ、
オルレアンに生地を3つ届けるを
達成!
発展トラックもクリアしましたが、
あちら別の目標である
シャテルローにワインを3つ届ける
を達成した様子。
3-3で良い勝負!
決着の時は近いですね。
マップ左下にわたしが行きたいシャテルローがあります。
1度近くまで行ったのですが、資源が足りず通り過ぎてしまったんですよね。
間に合うでしょうか?
あちらは必要な商品を揃えた様子。
わたしはワインが揃わない…!
最後のイベントは帰還。
お互いの商人駒をオルレアンに移動させるというもの。
ん?ってことは?
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2人がオルレアンに集結。
妻は商品を持っているので…
そのまま達成!
やられたー!
惜しくも負けてしまいました。(^^;)
所要時間50分ほど
感想
ソロプレイモードと同様に2人用作品として完成度が高いです。勝利点争いではなく、目標達成型というのが面白いですね。
設定されている目標はどれも易しすぎず、難しすぎない絶妙な難易度です。経験者同士なら自ずと良い勝負ができます。
基本ゲームだと目に見えて大差をつけられてしまうとなかなか逆転が厳しいように思えるので、システムとしてうまく効いていると思います。
特に工夫されていると感じたのが、ラウンド数が通常ゲームより2ラウンド短いことですね。
2人で長時間遊ぶのももちろん良いですが、コンパクトにオルレアンの世界観を楽しむことができます。