ラインダイス [2人プレイボードゲームレビュー:評価8/10]

スマートでドラマチックなボードゲーム、ラインダイス!

今回紹介するのは2/4人用ボードゲームであるラインダイスです。

りょうたろ
以前から気になっていたのを、セールで安く入手する機会ができたのでポチっといきました!

外箱、コンポーネントが素敵なだけでなく、ゲームとしてもかなり完成度の高い良作でしたよ。

それでは見ていきましょう!

 

ラインダイスってどんなゲーム?


ダイスとボードを使った双六系ゲームです。

各プレイヤーは手番になったらダイスを振って、自陣営のダイスを相手に向けて進めていきます。

先に相手側に全てのダイスをゴールさせれば、勝利!

ラインダイスのここが面白い!

洗練されたゲームシステム

先にも書いたように基本は双六ゲーム。

手番になったらダイスを振って、自身のダイスを相手方向に進めていきます。


ダイスは1~6の出目があり、手番で振るのはカップに入った小さいマスターダイス。

マスターダイスの出目に応じてボード上のダイスを操作していきます。

ボードのダイスをマスターダイスの出目に変更させるか、既にボードにあるダイスとマスターダイスが同じであればその出目だけ前進できます。スタートやゴールについてはまた別の条件があるので後述。

複雑なコンポーネントもないので、ルール説明に10分もあれば足りるでしょう。

「ライン」、「ワイルド」が大事!


同じ出目のダイスが同列に並んでいる場合は、それを1つのラインとすることができます。

通常、マスターダイスで指定できるダイスは1つですが、ラインになっていればまとめて選ぶことができちゃうんです!

りょうたろ
これにより1アクションで複数のダイスを一気に移動できたりするのが、めちゃくちゃ気持ち良いんですよ。

また、1の出目はワイルドとして扱うことができます。

ワイルド
マスターダイスのどの出目でも指定できる。

ラインに絡めることで、かなり柔軟に動くこともできます。

良い意味で嫌らしい!スタート&ゴール


まずはスタート。コース手前のスタート準備マスから、スタート地点に立つところから始まります。

この時、アクションとしてマスターダイスの出目1つを使い、スタート地点に立たないといけません。

どんな出目でも必ず最初は1歩からスタートです。


そしてゴール。ゴールも2段階になっており、ゴール準備マスに入るにはぴったりの歩数でないと入れません。

なので、写真左側の6の出目のままではゴールすることができないのです!

この場合、一旦2に変えれば左右のワイルドダイスと一緒にゴールできるチャンスがあります。

さらにゴール準備マスからゴールに入るには、同じ出目のダイスを指定しないといけません。

写真右側の5のダイスは、5の出目のマスターダイスを使うことでゴールに入れることができます。

あと少しに見えて、絶妙に届かない!このプレイ感がなんとも悩ましく、相手が追い上げてくるのでは・・・と言う良い緊張感を生んでいると思います。

直接的すぎない絶妙なインタラクション


コースにはところどころに矢印が描かれたマスが存在します。

このマスにぴったり止まることができると、相手へちょっとした妨害を働くことができます。

それは、相手のコースにあるダイス1つを任意の出目に変えるというもの。


相手がラインを作っているなら崩すことができたり、ゴールしそうな相手のダイスをちょっと妨害したりすることができます。

やられたら、また出目を修正できると良いんですけど地味に効きますね。笑

りょうたろ
ぴったり止まらないといけない都合上、ゲーム中に必ず発生するわけではないものの、程よいインタラクションとしてしっかりと効いていると思います。

一発逆転要素あり!

基本的には4ラウンド行い、3回勝利すれば無条件で勝利します。

また、2-2でもつれた場合は得点勝負。

1ラウンドごとに、先にゴールしたプレイヤーに得点が入り、ゴールできなかったプレイヤーは減点になります。


ゴールしたプレイヤーはゴールにある出目の合計だけ得点を獲得します。

この時、ワイルドの出目は1つ1点として数えるので、オレンジプレイヤーの得点は6点ですね。

素直に計算すれば、最大でも6が6つで36点になります。

しかし、後述のボーナスを考慮すると・・・?!


ちなみにゴールできなかったプレイヤーは、ゴールできずに残ったダイスの出目だけ減点です。

この時にワイルドダイスは1つ10点減点になってしまいます!


ここで本作の痺れるポイントが役によるボーナス得点!

ゴールした時の状態によって追加得点が貰えるシステムになっています。

役は以下の通り。

1ターンですべてのダイスをゴールさせる:60点

相手のダイスが1つもゴールしていない内に自分ダイス全てをゴールさせる:60点

ゴールしたダイスの出目が全て異なる:30点

ゴールしたダイスの出目が全て同じ(ワイルド以外):120点

1ラウンドで大量得点のチャンスがあるんですね。

これによりどんなに得点で負けていても一発逆転の可能性があります!

さらにさらに、このボーナスで稼いでも3勝されてしまうと負けます!

多少の運要素はあれど、最後までゲームを盛り上げれくれる超良要素だと思います。

2人用ボードゲームとして新しい定番になるかも!?

ってなわけで今回はラインダイスを紹介してみましたが・・・これ、めっちゃ面白いっすね!

ままならないダイスをコントロールする面白さに加え、シンプルなルールからは考えられないくらいに深い駆け引きを楽しむことができます。

一応、4人で遊ぶとチーム戦ができるようですが、1-1でバチバチとやりあうのが個人的に好みです。

セール価格で入手できて本当にラッキーでしたね・・・!

ぜひ気になる方はチェックしてみてください!

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